海軍大将コルシンカの航海日誌

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフについてあれこれ

モスクワ街角点描~大祖国戦争戦勝記念

2021年12月20日 | モスクワ巡り
赤の広場、ワシリー寺院の前に鎮座するは、第二次大戦におけるヨーロッパ戦線での勝利を祝う「大祖国戦勝記念日」の巨大なオブジェ。
「5月9日」と書いてあります。



そういえば、モスクワ滞在中にしばしば耳にしたのが空から降り注ぐ爆音。
どうやらこれは戦勝記念日のプレイベント的にモスクワ上空を様々な軍用機が飛行していたからなのですね。
ミグかスホーイか、遠目にもしっぽ(尾翼)が二つあるとわかる戦闘機の編隊飛行も見られ、ミリオタなら感涙ものだったことでしょう。


よくは知りませんが、MIG31でしょうか

そしてこちら。



この状態になる前のまだ空が明るい夕刻、劇場に向かう道すがら、とある大通り周辺に大勢の警官がいて、なんだか物々しい雰囲気。
重大事件でも起きたのか、不審者に間違えられてタイホされないように足早に立ち去ったのですが(笑)、劇場からの帰り道、この有様を見てすべてを理解できました。

警官が多数いたのは、パレードをするために大通り上に多数の軍用車を待機させる必要があり、その交通整理のためだったのですね。
市民も多数見物にやってきていて、なんだか夜祭りのような状態に。



ミニスカートの軍服(?)をまとったおねいさんが何人かいて、人混みの中をあちこち歩き回り、バッチか何かを売って寄付を募っているようでした。


左下のサンダーバードのような帽子を被ったおねいさん二人。戦果の報告中?

さてこの光景、わが日本ではあり得ませんが、あえて例えるならば、皇居外苑での軍事パレードに備えて、内堀通のはずれに自衛隊車両が待機しているようなものでしようか。

海外に行くとカルチャーショックを受けることが多々ありますが、その一つに戦争に対する国民の考え方の違いがありますね。
それを目の当たりにしたモスクワの夜でした。

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