海軍大将コルシンカの航海日誌

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフについてあれこれ

盗賊の歌《昇れ赤い太陽》(その2)

2021年11月28日 | R=コルサコフ
盗賊の歌《昇れ赤い太陽》は民謡の編曲ということで、いつものごとく元ネタ探しをしてみました。
題名で検索してみると結構たくさん出てくるのですが、例によって、民謡にありがちな「同じ題名だけど曲が違う問題」がこの曲でも発生。

《昇れ赤い太陽》は有名な民謡で、かのシャリャーピンの愛唱歌にもなっていたようですが、リムスキー=コルサコフの編曲したものとは明らかに違う。
なかなかたどり着けませんでしたが、ロシア語で検索してみてようやく発見しました。

Государственный Академический Сибирский русский народный хор Ты взойди, солнце красное(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=tgqCwNIJmgk
(曲が始まるのは1:05あたりから)

歌詞は手元の楽譜とは異なる部分もありますが、メロディーはリムスキー=コルサコフの編曲したものと同じ。
改めて人の声で聴いてみると、私たちのイメージするロシア民謡とは違って、温かみのある、南の国の歌という感じです。

《昇れ赤い太陽》はステンカ・ラージンを唄った民謡のようなので、彼の活躍した(暴れた?)カスピ海沿岸の雰囲気を漂わせているのでしょうか。

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