友達と子どもの将来について
お互い話した時、
一致していることがあります。
子どもをニートにしないこと!!
もうこれが最前提です。
よく世間は、
「母親ならどんな子どもでも受け入れて
愛せるはず」
みたいな押しつけをされますが、
よほどの聖人君子でもない限り
無理です!!
よほどの資産や精神力でもない限り、
ニートの子どもを心から愛し、
養えないのが
一般的でしょう。
子どもが医師や弁護士になれ
とは言いません。
少なくとも、自分の食い扶持は
稼いで、生活力を身に着け、
社会人として生活して欲しい。
ニートでなければ、
それで良し。
みたいなことを話していました。
彼女の子どもは、
とても優秀で、
進学校の特進クラスで
部活も全国大会出場。
国立大も現役で合格し、
授業料免除の中
大学生活を送っています。
もうこれだけで、
私はかなり羨ましい!
のですが、彼女は、
「うちはふたりとも協調性はないから
就職出来るかどうか…
しても周囲とうまくいけるか
かなり心配。
ふたりともニートになったら
どうしよう?」
と、話していました。
学力は大したことはなくても、
社会人になれば
さして問題ない
場合があります。
もちろんある程度なくては、
社会人生活は無理ですが、
入社試験合格をしていれば、
そのレベルに到達しているということで
大抵の人は、
「よくこんなレベルで合格出来たな」
はいません。
むしろ社会人になれば、
マナーや協調性などが
大事となります。
彼女は、私と同様
メーカー出身なので
この辺りがわかっています。
若い時には、
「自分の道は自分で行く」
みたいな多少身勝手な人が
格好良く見えますが、
そういう人は会社生活ではうまくいきません。
彼女は、それがわかっているので、
就職試験までは何とかなっても、
社会人生活はどうなのだろうか?
と、心配しているわけです。
わが子も人の助言など耳を貸さないので
かなり心配です。
一見見た目は、
明るくてハキハキしているので、
大抵の友人が褒めますが、
親としては本質を知っているので、
将来どうなるのだろうか?
ちゃんと働くことが出来るのだろうか?
と思うのです。
ここでよく出てくるお得意さん。
職業だけでなく、人格も
とてもとてもすばらしい方です。
お子さんは医師と誰もが知っている
民間企業勤務です。
さすが親の子だと思いきや、
子育てはかなり苦労されています。
医師の方は、学生時代
友達がいないし、
そんなに成績も良くはなかった。
国立は無理だろうなと思っていたら、
私立の医学部に行きたいと言い出し、
目を剥いた!
勤務医の自分だけの収入では
無理なので、
「この大学とこの大学以外は認めない」
と言ったところ、
猛勉強して合格したので、
銀行に借金して行かせた。
※お子さんが学費はお得意さんに
全額返済済
民間企業の方は、
大人しい長男とは違い、
学生時代は問題児で
何度も学校に呼び出された。
特殊企業なので、
学力的に合格はできないから
諦めるるように言ったところ
入社に有利な大学に進学し、
アルバイトで習い事や
留学をした。
これが良かったのか、
合格し、現在も勤務されています。
この企業は、途中倒産の憂き目にも遭いましたが、
苦労して入社した会社なので、
人員整理の時も退職を
選ばれなかったそうです。
それはそれで残っても大変で、
このときお子さんが鬱にならないのか?
とても心配されたそうです。
結果だけ見れば成功でも、
途中経過はかなり苦労
されていて、聞いたときは
驚きました!!
「人生と言うのは
中々計画通りには行かない。
特に子育ては自分を試されている気がする」
と言われ、健康でニートにならなければ、
それで良しと考えたら、
気楽になるよと、
助言されました。
特に医療界は、
かなり大人になってからでも
再挑戦される方もいるので
余計にそう思われるのかもしれません。
そういう方は、いばらの道を
自ら選び、切り開かれていきます。
本人がかなりの覚悟を持って
その道に進まれます。
話は前後しますが、
今は気楽に考え、
もしわが子が医療界に行きたいと
言い出したときは
その時は応援してやるように
と言われました。
将来はどうなるのか分かりませんが、
ニートにだけは
ならないように
応援していきたいです。
「絶対就職してやる」という強い信念があれば大丈夫です。
確かに、子供にニートにだけはならないでいてくれたら、と願う気持ちはもっともですよね。
おそらく私も仮に自分に子供が居たとしたらそう願いたくなる…というか、そう願いそうです。
また、ニートに関する陰性感情のようなものは私にもあります。
さてところで、引きこもり支援を主に行なっている精神科医の齋藤環先生は著書『中高年ひきこもり』の中でこのように書いています。
『ひきこもりが増加し続けているのは、ひきこもることが恥とされ、差別され、排除され続けたことが最大の要因です。』
『もしひきこもることが100%容認される社会が実現したら、長期間ひきこもってしまう人は激減するでしょう。予防という発想を捨てることが、最大の予防策になる。30年余りの実戦を通じて、私はいま、そのように確信しています。』
という風に。
この逆説的理論の意図は著書で説明されているのですが、私自身は直感的にはこれはそうなんだろうな、と思っていることです。
明らかな根拠をもって言えないところではありますが。
私事ですが、私はかつて色々問題を起こしており、社会でとてもやっていけない形になっていました。頑張りたくても人が言うような頑張りを出せない、そんな時が続きました。
そんな折、私の親がふと言った言葉で、
「もしお前が働けなかったとしても、お前はずっと俺の息子だからな。」
という言葉がありました。
この言葉で、逆にというべきなのかわかりませんが、なぜかもう一度頑張ってみよう、諦めないようにしよう、と思えたのです。
この体験は、受けいれてもらえることそのものの大切さを教えてくれたように思います。
もちろん、私の親の稼ぎが一般的には多い方であったということもこの裏には関係しているのでしょう。
ただ、仮にずっと親に働けない状態を否定され続けてしまったとしたら、それはとても苦しかったかもしれません。
何が言いたいやら分からなくなりましたが、ここで問題提起したいのはひきこもりやニートに対する否定的感情との「向き合い方」です。
難しいところで、答えは明確にある問題ではないと思います。
しかし、多くの人は明らかにひきこもりは悪いものと見ているという事実はある。そして、私自身も仮に自分が親なら子供にそうなって欲しいと思わない。
つまり、答えを出してしまっている。
しかしながら、本当はみんなで一緒に目を逸らさずに話し合うべき問題であって、安易に答えを出さないことが重要なのかな、と思っています。
長くなりましたが結論として、ニートにならないように願う気持ちは当然でありつつも、もしかしたら場合によっては子供を苦しめることがあるかもしれない、とは言えると思いました。
まあ、全てを受け入れるという必要もないので、否定的感情と向き合い方を社会全体で考えることが必要なのかもしれないです。
長文失礼しました。
確かに難しい問題ですね。
私の妹は、病気になったと同時に引きこもりのニートとなりました。
障害年金は受けていましたが、摂食障害なので、受け取った年金は小遣いや食べて吐いてしまい、それでも足りなくて、
親は早めに年金を受け取り、
ずっと働きながら、妹のその他費用や入院すれば、入院費用を負担していました。
※拘束するので、個室の必要がありました
妹のような病気は正式には、
ニートの集計には入りませんが、
家族から見ればニートでした。
一般家庭のサラリーマン夫婦で、
毎月手出し10万円負担は、
かなり大変でありました。
入院していなければ、
生活費で同じように使っていました。
妹だけが原因とは言いませんが、
私の両親は、この時期に
離婚をしました。
妹は成人もしていますから、
養育費などありません。
妹と一緒に暮らした母に
全てのしかかる形でした。
金銭的にも精神的にも
かなり生活は大変だったようです。
私は既に結婚し、別世帯でしたが、
家事育児仕事に追われ、
実家に顔を出したり、
病院に付き添うぐらいしか
出来ませんでした。
また、妹はかなりやせ細ったこともあり、
医師から、
「いつ死ぬかわからない」
と言われたことも、
妹がしたいようにさせることに
拍車をかけました。
実際、妹の危篤は年中で、
私はもちろん、母は
気持ちが休まる時はありませんでした。
以前ママスタセレクトの
4コママンガの事をブログに載せましたが、
母は同様の心境で、
妹に全財産を譲る手配をしていました。
一緒に暮らすことはかなりストレスで、
自分が先に死んでも
妹が不自由ないように
考えていました。
自分が先か?妹が先か?
常にそればかり考えていたそうです。
妹の闘病は結果的に
15年にも及びました。
まさか地元に帰った時には、
こんなに長くなるとは
思いもしませんでした。
また、母が死ねば、
私たち家族に妹のことは託され、
もしかしたらわが子にも
迷惑が掛かるかもという懸念もあったそうです。
まだあの当時は8050問題は
認知度は高くありませんが、
年中危篤で生き延びれば、
そんなに遠くなかった問題でした。
また、私の結婚後妹は疾患し、
実家にいましたが、
もし独身なら、わたしは結婚できなかった
可能性があります。
実際ニートの兄弟姉妹がいることで
結婚話が壊れる事は
そんなに珍しくありません。
投稿者さんを含め、
ニートで立ち直る人は
本当に素晴らしいことだと思います。
実際中々出来ることではありません。
ご家族の愛情や協力、
本人の強い意志があるからこそ、
成し得たのだと思います。
ただ親としては、
「ニートにならずに無難に
生活をして欲しい」
という思いがあります。
特に私は母が妹が亡くなったあと、
何度か死を願ったことも
知っています。
泣きながら、あの時救急車を
呼ばなければ良かったと言ったこともあります。
でも、数日後助かって良かったとも話していました。
ですから、気持ちの上では、
かなり複雑だったのでしょう。
実際に追い詰められて、手を掛ける親もいます。
そういう不幸の連鎖の
きっかけにならないためにも
やはりなって欲しく無いと
思うわけです。
長々となりましたが、
個人的な意見です。
投稿者さんを否定するつもりは
全くありません。
専門医のお話も、今まで知り得なかった
情報なので、とても勉強になりました。
最後まで読んで下さり、
ありがとうございます。
また、言いづらい話も話して下さりありがとうございました。
なって欲しくないと思う気持ちは当然でありその気持ちを持つことは駄目ではないけれど、ただそれだけで終わらせてしまうことに対する問題提起というところが一番私が伝えたいことです。
ニートに限らず、何らかの問題を一つの考え方だけで語ることに対しては何となく疑問があります。
すでに書きましたが、1人でもしっかりと考えることが重要であると思います。
ただ、こんなことを言っていられるのは私が恵まれているからかもしれませんが…。
子どもの心配をするのは親の仕事と割り切りながら、子どもを信頼することを忘れない。
ちなみに、大学出のニート率は男子1.5%、女子0.5%だそうです。
信頼できそうな数値でしょ。
お忙しい中、再度のコメントありがとうございます。
確かにいろいろな側面を見ていくことは、
大切なことですね。
今回の受験をきっかけに、自分の将来像を
自ら言うようになりました。
親はついつい心配で先回りしてしまいますが、
今後は見守っていきたいです。
コメントありがとうございます。
意外と少ない数字で、ホッとしました。
将来の道に向かって、毎日勉強しているので、
この心配が笑い話になることを願っています。