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受験を制すものは自己肯定感が高い 参考用

2019-07-01 07:34:22 | 日記
先週末、我が子の通学する私立中高一貫校で、
先生による講演会と難関大学合格者保護者座談会がありました。
今回は、先生の講演会について話します。

最近よく聞く言葉「自己肯定」。
ネットでも、学校でもよく見聞きします。
でも、この言葉、実は誤解をしている人も多い言葉です。

言葉だけ聞くと、自分第一、他人なんかどうでもいい。
そういう風に感じている人も多いと思います。
実際私も、職場でゆとり世代の男性(もう30代半ばの3人の子どもあり)がいますが、
すぐ仕事が回らなくなると、「手伝ってください」。
手伝っていけば、次第にそれが私の仕事になり、当たり前にどんどん回してくる。
そうなると、もうお礼を言うどころか、催促までします。
ゆとり世代がみんなというわけではなく、感覚的には、こういう人は、
3割ぐらい、あとの7割は、業務上注意すれば、次からは改善する人が多い。
前者は、ひどい人になると、人のせいにさえします。
「〇〇だからできない」
「korokoroさんが気を利かせてくれればよかったのに」
など、言われ、疲労困憊です。
気持ちよく働くどころではありません。

話は戻ると、
「自己肯定感」というのは、
「自分ならできるという自分を信じられる力」
のことを言います。
先日、MBAのドラフト指名された八村塁選手は、
中学時代の恩師が、必ずなれるということを支えにずっと努力を重ね、
夢をかなえました。
これが自己肯定感が高いということです。

講演された先生は、リーマンショックで会社が倒産。
家賃も払えなくなってしまったので、やむを得ず帰郷。
そこで待っていたのは、親の毎日の小言でした。
「みっともない」
「努力が足りない」
10社受けても落ち、両親から毎日言われることで、半分鬱になってしまったようです。
それを救ってくれたのは、先生のおばあちゃんです。
おばあちゃんは、両親にテストで悪い点を取って説教されたり、いたずらをして説教されたりしたとき、
「もうそれでいい。反省している」
と、頃合いを見て呼び出され、自室でお菓子を食べさせてくれた。
「頑張っているのは、ばあちゃんはよく知っている。いい子だから、絶対次は大丈夫」
と、ずーっと言われていました。
そして、失業して、就職が決まらないときも、
「11社目受けたらいい。またそれがだめなら次を受け。ばあちゃんは、お前が生きてさえいてくれたら幸せだよ」
と、励まされ、塾の講師の就職が決まり、そこから数年後私立校の教員になられたのこと。
おっしゃったのは、「絶対自分だけは味方だ。あなたならできる」
そういう風に言われて育った生徒は、運も引き寄せるということ。
実際難関校に合格する生徒は、圧倒的な学力より、自分なら合格できるから、
と思い、努力し続けて合格しているようです。
本当にいい講演会でした。