画寫庵Progressive

松平惟光の写真日言己巾占。

気になる映画の数々(未見)

2005年01月15日 | 西洋鏡・紙魚手帖
「ULTRAMAN」
ハムの人がウルトラマンに!というか、ウルトラマン第一話「ウルトラ作戦第一号」を映画のスケールに、そして現代的にリメイクという発想が素敵。まあ、スパイダーマンとかのヒーローリアル化大真面目製作大成功路線を狙ってるんだろうと思いますが。そして他の出演に大澄賢也。なにするんだケンヤ。踊るのか。つかいままでなにしてたんだ。

「エイリアンVSプレデター」
なんかイマイチな風味が漂っていますが、でもやっぱり観たい。どっちが勝つか、というか、やっぱ味方につけるのはプレデターの方でしょう、というかエイリアン、味方にはつきそうにありません。無理です。プレデターは「2」であったように、戦士には敬意をはらうようなので、その辺につけいる隙がありそうです。「グッバイ・ソルジャー」とか言ってくれそうです(違う映画)

「ネバーランド」
これ、撮影中から気になっていました。ようは「恋に落ちたJ・M・バリ」なのかな。ダスティン・ホフマン出てます。そいつはフックだ!気をつけろ!
他に「恋に落ちたルイス・キャロル」というのも作れそうですが、いくらなんでもヤバ過ぎです。「ドリームチャイルド」ってのもあったなあ。

「ターミナル」
「キャッチミーイフユーキャン」路線かな、楽しみ。しかしこの映画、制作途中は「戦争映画」と報じられ、最初の予告編はコメディ、本予告は感動路線になっとる…。とりあえず戦争映画ではなさそうだ。

「タクシーNY」
主人公の運ちゃんを女性(「シカゴ」の女看守の人だよ!)に代えて、キャラやストーリーはまんまのもよう。予告編観るとラストのジャーンプもちゃんとあるみたい。

「マイ・ボディーガード」
邦題ひどすぎ。トニー・スコットの新作だよ!観なきゃ!(だんだん文章がいいかげんに…)

「カンフーハッスル」
邦題バカで大いに結構!チャウ・シンチーの新作だよ!CGは使います!ワイヤーも吊します!スタントだって使います!史上最強のエンターテイメント格闘技・カンフーで闘います!

インディアナ・ジョーンズと妄想の神殿

2005年01月15日 | 西洋鏡・紙魚手帖
スターウォーズが完結したら本格的に制作が始まるという「インディ4」、難航していた脚本もようやく完成したらしい。(フランク・ダラボンもM・ナイトシャマラン版も没)
インディはハリソン・フォードだけれど、やっぱり年齢が年齢なので、皮膚に加工をしようとも少々痛々しい感が出てしまう気がする。なにより観客が、フォードが若々しいイメージのアクションスターではないと知ってしまっているのが心配。
そこで考えたのだけれど、いっそ激しい冒険アクション部分は他の人に任せてみるのはどうだろう。
そこを担当するのは「魔宮の伝説」で大活躍したショート・ラウンドだ!
成人して、顔もジェット・リーに!
これだったらかなりメリハリの利いたアクションを映画に加えることが出来るのではないか。
オチは、悪人相手に大暴れしたショート・ラウンドのせいで貴重な遺跡が滅茶苦茶になってしまい、インディに怒られてテヘヘ、という感じで。どうでしょう!<何が

アナタ好みの女になるわ

2005年01月15日 | 西洋鏡・紙魚手帖
「シモーヌ」は,落ち目の映画監督アル・パチーノが、どんな演技スタイルもプログラミングによって可能にするバーチャル女優”シモーヌ”により得た成功と彼女の存在を隠さなければならないと言うドタバタとしっぺ返しの内に自分を取り戻す映画だ。
この後半の展開が上手くて思わず拍手だけど、ラストシーンはちょっと…。

さてこのシモーヌ、どんな名演技もどんなアピールも思いのまま、たとえばメリル・ストリープの演技力とオードリー・ヘップバーンの可憐さを同時に持つコトが出来る、というコトなのだけれど、このモニターにしかその姿を現すことが出来ない女優さんを演じているのはモデル出身のレイチェル・ロバーツというひと。(映画のクレジットではシモーヌ=シモーヌになっているけど)
外見はともかく、演技は出来そうにない。出来たとしても、観る者を納得させる芝居はできそうにない。この点が観る前に気になっていたのだが、なんとこの監督、素晴らしい反則ワザで見せてきた。

シモーヌの演技が始まる、始まった途端に、なんと画面はそれをみつめるアル・パチーノのアップに!
アル・パチーノの表情、シモーヌの素晴らしい演技に驚嘆感動している!
そう、なんとシモーヌの素晴らしい演技は、アル・パチーノの素晴らしい演技によって表現されるのである。
思わず喝采しましたね。やるな、アンドリュー・ニコル。そう来たか!


まあ、考えようによってはSF映画の、巨大なUFOや怪物を見て驚愕している人の表情をはさんで効果を上げるのと似てるかも知れない。それの、UFOや怪物を写さない奴だと考えたらいかに反則かおわかりいただけると思う。
つか、すげー低予算の映画っぽい…

※そういう意味でシモーヌ=アル・パチーノとするべきかも知れない。「ポーラー・エクスプレス」方式をとれば現実に可能?

まず、腰に手を当てまして…

2005年01月15日 | 西洋鏡・紙魚手帖
「ロッキー・ホラー・ショー」は正直、映画としてはけっこうダメダメだ。
なんともへタな演出に、行きあたりバッタリな脚本。映画として参考にするのはあまりに危険だ。
しかしこの映画を愛する人は多い。かくいう私もそう。
二枚組DVDまで持っている。(期間限定2980円だけど)
記念2枚組レアトラック入りサントラもある。レイカーズバンドの「タイムワープ」やメキシコ・キャスト版「SF怪奇映画・二本立て」もある。
舞台は観たことがない。舞台監督と映画の監督は同じ人だ。舞台はイイノカも知れない。その演出をそのまま持ってきた結果かも知れない。

しかし映画だけでも充分魅力がある。完成していないからこその魅力かも知れない。
音楽とキャラクターは絶大な吸引力を持っている。もっともっと面白くできる底力と才能が見え隠れする。でも完成はしていない。観る者はそこに自分の入り込む隙を見つけて楽しむ。
参加型のエンターテイメントである。コスプレや映画の進行に合わせてライスシャワーをしたり新聞を広げたり、歌に合いの手を入れたりするのがこの映画上映の最大の特徴といわれているが、そういう表面的な「参加」ではない。それらは参加のひとつのやり方だが、本質に入り込むわけではない。

日本で、魅力ある設定やキャラクターを、不完全なままで供する「参加型」として意図的にヒットさせたのがエヴァなんだろうと思う。ロッキーホラーと同じなんだと思えば、何故エヴァがああいうものになったかの理解がようやく出来るようになった。もっともエヴァは個人的には参加しようとは思わなかったし、思わないけれど。

※ところでサントラには「プラネット、シュマネット、ジャネット」の後半部分(「ユーアーホットトドッグ♪」のとこね)が収録されてないけどなんで?
※日本でローリー寺西によって舞台公演が行われたけど、キャストがなあ…。なぜリフ・ラフ=オーケンじゃないのだ。

※気になる人もいると思うので、私の文章では「エンターテイメント」と表記。綴りはentertainmentなので最近は「エンターテインメント」と表記するのが一般化しているけれど、じつはこの"N"は実際の発声では聞こえない。