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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

2年前の思い出

2017-12-20 20:19:00 | 自己紹介
平成15年12月20日 大阪南港にあるKAYAK kono-toriの最終営業日から2年が経った。
元々大学を卒業して販売を仕事として、いつかは自分で店をやってみたかった。
当時はまさかカヤックで自分の店を持つとは思いもよらなかったがやはり自分で経営できてよかったと思う。
カヤックをやっていて思うのはどこかで話を聞ける場所をつくっていたいという事。
インターネットの発達で情報は取り易くなった。
でもちょっとなにか聞きたい時、やはりお店っていうのは比較的行きやすいと思う。
アウトフィッターさんなどはツアーのない時に気楽にいけない。
まあSNSの発達でそれもかなり変わったんですが・・・
大阪アウトドアフェスティバルなんかも、カヌーの普及という意味ではああいうところに出るのも大きな事だと思うし、プールの体験でも一度でも小さい時にカヌーに乗ったという経験はカヌーを少しでも身近なものとして記憶に残ればという想いもありました。
あとカヌーカヤックあれこれというBlogで情報発信、このカヌーの日記というBlog(まあこれは趣味ですが)でこんなこともできるんですというのを見てもらいたいと思い書き続けて来た。
特に店を独立して入院するまでは年に180回更新でほとんどカヌーの記事のみというのはちょっとないかなと思います。

まあそれも病気で長期入院で廃業したわけだが、意外に心残りはない。
自分で出来る範囲で精一杯やってきたし、事故や経営不振での廃業ではないというのは大きい。
癌になったのは仕方がない。
しかしその為に治療を続けながら普通の会社(それもまさかの上場企業)で働く事になるとは夢にも思わなかったが、納得して辞めて体力のあるうちに一人のカヤッカーとして漕げるのはいいもんだなとも思います。
たかが二年、されど二年、やはりいろいろ思い出す12月20日なんです。


PS:知ってる人は知ってるのだが、店名のKAYAKの部分には隠した意味があります。
それは開業届を出した日に関わっておりカタカナではなくアルファベット、しかも大文字でなければならなかったんです。(まあ私の中ではですが)

カヤックで涅槃?が見える!

2017-12-19 05:42:00 | 川でカヌー

(ジャクソンカヤックのニルヴァーナ
 今回、篠山川にカズヤくんが持ってきた艇はジャクソンカヤックのニルヴァーナ。
新しいカヤックですね。
クリークレースなどに使える艇ということでスピードも出るということ。
しかしジャクソンカヤックもネーミングの基準がどうなっているのか?
まずはZENは禅、カルマは魂だったかな?
そしてニルヴァーナは涅槃・・・いったいなにを目指しているんでしょう!

(発掘現場の横の瀬 上から)
 さて瀬をどんどんくだっていくと丹波竜の発掘現場に出た。
この横の瀬が段々になっているのでまずはスカウティング。
コースは3つ、メインルートが真ん中(T参照)、そして右岸寄りルート(K,Y参照)、へそ曲がりの私は一人左岸ルート(もろに岩の上に落ちました)。
ではここは縦横無尽メンバーの動画で!

(発掘現場の横の瀬 下から)

縦横無尽メンバーの動画です。
<動画 発掘現場横 K>

<動画 発掘現場横 Y>

<動画 発掘現場横 T>
 
 右はないな。
ようあんなとこ行くわ。

(ピンクは私には似合わないかなあ)
 そしてそろそろきつい瀬も減ったかなと思った私はニルヴァーナに乗せてもらう。
やっぱり乗りたいし・・・
そして最初の瀬、艇が滑るように走りだしコントロールできない。
バウが岩をはねてグルッと回され後ろ向きに落ちました。
その次の瀬もまたまたコントロールできなく後ろ向き、思わず涅槃は見えそうです。
これが名前の由来なのか!

 その後カズヤ先生に変な前傾でなく骨盤で乗る事。
瀬に入る前にしっかり漕ぐ。
瀬に入ったら出口への針路を考えバタバタ漕がない、バタバタ漕ぎすぎるからコントロール失って突っ込んでしまう等々。
そうして漕いだ4つめぐらいの瀬で自分でもいいラインで入りニルヴァーナのスピードを体感。
確かに船足が欲しい時にもいいカヤックですね。
私にはちょっと荷が重く、浮力にまかせて下るほうが楽かな。
 こんな感じで篠山川ツアーは無事修了。
少しテンション低めのスタートも終わってみれば大満足。
辰巳さん、ありがとうございました。

岩が多い川は怖くないですか?

2017-12-17 03:42:00 | 川でカヌー

(途中の吊り橋の上で。この橋の下も長い瀬がある)
 「篠山川に行きませんか?」
I&IPaddlsの辰巳さんから電話がはいる。
篠山川かあ・・・正直今の自分にはちょっと荷が重い。
なんでもそうなんだが、気分が乗らない時にやると怪我したりする事が多い。
電話の時はちょっと急流の気分ではなかった。
更に日程が寒波が来ると天気予報に出ていた日でその前日も漕ぎにいくつもり、うーんどうしようか・・・
ただ行ってみたい気もあった。
今年は川も行ってるのでまだ身体は動く。
前にいってもう2年、今の自分がどれくらい漕げるか見てみたい気もある。
ちょっと悩んだけど行く事に決定、まあいい機会かな!

(ズラッと並んだクリーク艇、今回はクリーク艇限定)
 篠山川と言えばかなり岩が多く瀬が連続している。
瀬もまっすぐな瀬ではなく、見通しのきかない所が多い。
加古川水系で黒田荘の上で加古川に合流する。
ここをずっと下り海まで繋いだのはもう2年前の事。
 今回は私と辰巳さんを入れて総勢6人、何故か縦横無尽のメンバーが3人・・・いったいどうなるんだろう。

(別に核心部でもない普通の瀬、こんなんばっかり)
 とにかく来たからには楽しんで漕ごう!
実はびびって担ごうと内心思っていたのだが、縦横無尽の一人カズヤくんに、笑顔でレスキューバッチリですよと言い切られてしまった。
これで担いでポーテージできないじゃないですか!

(なんだ、この顔は!)
 カズヤくんは今でこそフリースタイルのトップパドラーだが、昔は純朴?な小学生で、バンダイのたまごっちがはやった平成9年に手に入らなくて探していたのを、当時おもちゃ屋の店長だった私が買って送ったという縁です。(この話、ツアー後、ご飯を食べてて聞かれました。久々に思い出しましたね)
もう20年も前なのか!
今のカズヤがあの時の私の年齢にかなり近くなっている。
そらお互い年とりますね。

(1枚目の吊り橋の下)
 それはさておき、ツアーは順調にスタート。
先が見通せない瀬は基本的にスカウティング。
前に行った瀬でも倒木がある場合もあるのでこれは大事です!
それにチキンハートに私は、事前に行くコース考えれるのはありがたい。

 いくつも瀬を過ぎ、堰堤を越えて朝見た吊り橋の瀬に差し掛かる。
ここは一度くだってから撮影タイム!

<動画 吊り橋下 K>



 みんなうまいなあ。
私たちのコースではここでちょうど半分ぐらい。
まだこのあと発掘現場の瀬が待っている。
では先へ進みましょう!

練習は風のない日がいいですね・・・

2017-12-15 05:43:00 | 大阪でカヌー

 パドルを手に入れ、やはり練習しないとと思い今日もワイルド積んで淀川へ。
ただ珍しく気分を変えようといつもの太間公園ではなく、海老江公園にやってきた。
かなり風が強くちょっとしんどそう。
まあ来たからには行きますか。

 漕ぎだすとやはり風がきつい。そもそも後部が広がっているワイルドウォーター艇は非常に風に弱い。
細いシーカヤックでもフェザーコッキングで風上に切り上がるのに、太い後部で振られまくる。
やはり強風かで漕ぐ艇ではないな。
風がきついのでちょっと休憩がてら葦の群生の中に逃げ込む。
ちょっと一息いれよう。

 少し休んでまた漕ぎ出し。
空中庭園が見えて来た。
淀川から空中庭園のあるスカイビルまで1km離れていない。
梅田のすぐ近くに川があり漕いでるというのも不思議な感じです。

 そしていつものように十三の阪急電車まで。
ここの雰囲気は好きだが、風が強くてゆっくりしてられない。
ともかくこの橋を過ぎてUターン、行きは久々なので写真撮りながらきたけれど、帰りは一気に漕ぎます。

 そして帰路、かなり風でバウが曲げられる。
何度も何度も修正、とてもレースの練習ではない。
このあたり本当に力強く漕げるならいいのだが、風に力負けしている状態。
でも漕いでる方は必死なんです。

 もっと練習しないと駄目ですね。
風に負けてリバース入れてばかりだし、フォームも崩されリーンもうまくかけれてない。
でも十三の橋は良かったです。
たまには場所を変えるのもありかな・・・

夕陽射す琵琶湖に到着!

2017-12-13 07:15:00 | 海・湖でカヌー

(JRをくぐる)
 そうこうするうちに新幹線、JR北陸本線を通過、お約束のようにどちらも橋の横に堰堤がある。
JRを越えたところで残りはあと2km、逆風で進みは遅いがまだ15時20分、なんとか日暮れ前にいけそうだ!

 景色も河口付近らしい広々とした景色に変わる。
ただ風はきつい。
もう根性だして漕ぐしかない。

 そしてようやく琵琶湖が見えて来た!
上の写真で2つ向こうの橋を越えると琵琶湖だ。

 そして遂に琵琶湖に到着!
突堤の先まで行ってみる。
夕陽がきれいだ。
波がかなり高い。

 そして突堤の先端から見た波、これはあかんわ。
元々琵琶湖は14時を過ぎるころから風がきつくなる。
夕方は危険な時間帯、向かい風なのでパックラフトで根性漕ぎできてるけど、突堤から回り込んだら危険だ。
正直シーカヤックでも行けるかどうかわからない。
まあここまできたので上出来だ。

 漕ぐのをやめると風で勝手に戻っていく。
河口の左岸は朝妻緑地となっていてそこに上陸。
きつかった。
本当にきつかった。
やはりパックラフトとはいえ装備一式担いで10km以上歩き、そこから艇を組み立てて漕ぐも堰堤の連続。
かなり心が折れて途中中断も何度か考えた。
でも無事琵琶湖までたどり着いて本当に嬉しい。

 元気だったらここから米原まで約3km歩くつもりだったが、かなり疲れたのでタクシーを呼ぶ。
ちゃんと昨晩、メモリーに近隣のタクシー会社の電話番号いれておいた。

 タクシーが来て米原までの会話。
運転手さん・・・ハイクですか?
関ヶ原まで電車で行って、途中まで徒歩、残りはカヤックです!
カヤックですか?そんなお客さん始めてです。(まあそうだろうなあ)
トランクのザックの中に一式入ってます。
楽しそうですね・・・ハイ!
でも寒そうです。・・・それもハイです。

 米原でタクシーから降りて自分の車へ。
最初にあったコンビニであったかいもの買おうと思った私の琴線に触れたのが上のコーヒー。
まさにこういう気分でした!
とにかくこれで年内に琵琶湖~関ヶ原~伊勢湾が繋がった。
しかしもう当分堰堤はゴメンです!

総行程25.6km 徒歩10.5km カヤック15.3km
全体平均3.6km/h   所要時間7時間5分