
大阪を中心に東西南北に一筆書きノツアーをする私の北のゴールは実は東尋坊を越えて石川県までたどり着く事。日帰りでしかツアーに行けない私にとってもうこれ以上は移動がきつい。そんな意味で先日いった三国港から石川県の県境の大聖寺川までわずか18km・・北陸の旅の最終章といえる!

(艇はいわずと知れたアルピナ450ハイブリッド!)
今回は東尋坊は数人でのツアーとなったのでまずその先の塩屋海水浴場から浜地海水浴場までの10km区間を先に漕いでおこうというもの。今回はドラパパさんの車に同乗してきたので塩屋で下してもらう。
加賀ICを降りて石川県を走る。加賀の国なんだなあ。今日うまくいけば大阪からはるばるここまで漕いで来た事になる。さすがに最終章という事でかなりナーバスになっている。でもこのドキドキがたまらない。全ての区間を漕いできたからこその思いの深さよ!

(すぐ前に見えるテトラは県境の大聖寺川の河口だ!)
そして準備を終えて5:20 いよいよ出発だ。
はじめて漕ぐ加賀の国はゾッとするぐらい綺麗だ。それもなんともいえない黒い透明な水。うまく表現できないのだが海面はあくまで黒い。しかしはるか底の岩が見えていて不思議な透明感を醸し出す。いいねえ。これぞ日本海だねえ。

(ちょうど福井県にはいったぐらいで朝日が差し込む)
大聖寺川を越えていよいよ福井県に入る。海上では少しづつ風が強くなってきて沖に流される。知らない間に岸から500mほどはなされている。いいですねえ。いい雰囲気です!

(海岸にはズラッと巨大な風車が並ぶ)
この塩屋~浜地間はちょうど北潟湖の裏でずっと砂浜が続く。景色も割合単調な区間。目立つのは風力発電の大きな風車。そして前方に東尋坊の手前の岬が見える。こうやって1人で海を漕いでる時が一番いろんな事を考える。前回の越前岬から三國港まで漕いだ時もそうだったがこのあたりは東尋坊以外は特に目立つ岬がない。あの岬を絵図面にして北前航路は進んだのだろうか?自分がふと江戸時代の船頭さんの気分になったりする。やはり最後なのでちょっと感傷的になってますね。

(浜地海水浴場にて。今漕いで来た所を振り返る)
そして7時過ぎに浜地海水浴場到着。距離は10.1kmだった。
さあここからは仕切り直しで最後の難関の東尋坊だ。果たして無事に行けるのか?(続く)


大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori