
(出艇準備、大きな石が多く歩きにくい)
和歌山で白崎海岸という所がある。有田から少し南の由良町で比較的混まずに行きやすいところだ。この白崎海岸は文字通り白い石灰岩でできた岬があり、和歌山県内でも得意な景観を醸し出している。
海からシーカヤックで見るとなんともいえない景色なんだが、ここがまた風の通り道になっていてよく荒れる。ツアーでも中止や途中コース変更はザラで、普通にいけるほうが珍しい。
この白崎海岸のツア-を開催、ファルト2艇、シーカヤック4艇+スタッフ用タンデム艇の総勢7艇が参加、では白崎のツアーへ。

(スタート地点のすぐ横の立厳岩、中はカヌーで潜れる)
スタートしてすぐ見えるのは巨大な石門となっている立厳岩(タテゴイワ)、真ん中が通り抜けられる石門になっており、カヌーならちょうど潜り抜けられる。ただ風が出てるときなどは波頭がくだけちょっと怖い。

今回は穏やかだったので順番に潜ってみる。一番狭いところはパドルがギリギリあたらないかというぐらい。なんとも雄大なもんです。

(石灰岩の岬、なんとも不思議なもんだ)
立厳岩うを越えるとすぐに白崎の岬。ほんとうにここだけが石灰岩でできており、無茶苦茶目立つ。ただこの岬こそが風の分かれ道。岬の北側と南側では風の吹き方が違う事が多く、ヘタに岬を回ると風がきつくて帰れなくなることもままある。岬を越えるのなら充分注意して、危ないと思ったらすぐに逃げ込めるようにいく。

(左側が白崎、右が普通の岩質 ちなみに白崎は上陸禁止)
今回は凪なので充分に石灰岩の景色を楽しみながら漕ぐ。すぐ前の小さな岩の島は石灰岩でなく、いかにこの白崎だけが白いかの対比も面白い。
さて白崎を越えると、次の島は十九島なんだが、それをとばして黒島を目指す。
この黒島にはこのあたりで一番大きな洞窟がある。角度があえばかなり遠くからでもこの洞窟が見える。

(黒島の洞窟が見えてくる)
ようやく黒島に近づくと洞窟がハッキリ見えてくる。やはりこういうのはシーカヤックの醍醐味の一つ。この洞窟はかなり大きくて、同時に10艇以上中に入れる。
洞窟の中は水もきれいでひんやりとした別世界。いいですねえ。

洞窟を抜けると釣り人が多い。このまわりがポイントなのか、渡船でみんな渡ってくる。この黒島はちょっと上陸できるような浜はなく私も上がったことがない。島の一番西側がロックガーデンになっており、岩の間をぬうようにして白崎側に戻る。
ここからすぐ前が十九島、そして小引の浜が見える。では小引の浜までいって昼食としましょう! 続く
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大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori
大阪からもこんなに近くてこういう景色が楽しめるのもカヌーならではかな。