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カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

カヌーの日記  鸛(こうのとり) 弐

牧田川に思いを残す・・・

2017-05-06 06:23:00 | 歴史関連

 関ヶ原を出て南東へ進みようやく牧田川沿いまでやってきた。
その牧田川を見て思ったのがこんなに広い川なのかという事。
ちょうどすぐ上で藤古川と合流したところとはいえ、水量もそれなりにある。
冬に下った高屋川や須知川とはえらい違いだ。
そしてさらに杭瀬川と合流後、揖斐川に注ぎこむ。海に出るころにはさらに長良川とも合流。
木曽川水系とも合わせて、本当に川だらけのエリアだ。

 とにかく広瀬橋からはずっと川沿いを歩いて行く。
両側に山々が見えその中を川が流れていく。
当たり前のことだが、水は下から上には流れない。
うまく山の切れ目を進んで海にたどり着く。
こうやって歩いているとそこ事を実感する。
実際の道路は上がったり下がったりするのでつい忘れてしまいがちなんですけどね。

 そして関ヶ原から歩く事11kmちょい、今回のゴールの高田橋が見えて来た。
橋の横の案内板に牧田川の改修の事が書いてある。
そらこれだけ川の密集エリアだから、水害は凄かっただろう。
岩盤があり川が曲がってたら、大水の度に溢れたり川筋が変わったりする。
関西でも宇治川や淀川も昔はよく溢れたと聞いている。

 今回、この高田橋まで歩いたのは鉄道があるから。

<今回の行程>

この高田橋から養老鉄道の美濃高田駅までは約700m、ようするに回送に鉄道が使えるのです。

 ここから下流も全て養老鉄道で回送する予定。
ちなみに次が美濃高田駅~駒野駅、最後が駒野駅~桑名駅だ。

 電車が来たので乗っていると美濃高田の次の駅の烏江で川と交差する。
ちょうど杭瀬川と流れる区間、そこで電車が川の上にさしかかる。
多分これが牧田川かな?
かなり川幅が狭くなって運河のような趣き。
次はここか!
思わず川を眺める。
こういうのがまた嬉しいんです。

 ところで、電車の中に自転車ごと入ってくる人がいてる。
普通、自転車は袋にいれないと入れないはず。
妙だなと思って駅で見ると、なんとサイクルトレイン?

 自転車ごと乗れる車両が時刻表に表示してある。
これは便利ですね。
牧田川沿いに道路もあったので、川沿いのサイクリングもありですね。
いろいろと考えるもんです。

 養老鉄道で大垣まで来て、そこからはJR。
帰りは乗り継ぎが良く3時間ほどで帰宅。
とにかく関ヶ原から東を先にいってしまおう。
西の琵琶湖へはその後の予定。
次はパックラフトかエアリス、最後はアルピナかな?
楽しみです。



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ここが古戦場・関ヶ原

2017-05-04 09:07:00 | 歴史関連

 久々の新しいルートの始まりなので気持ちが逸りながらも起床。
今回は徒歩のみなので電車で出発、京阪電車、近鉄電車と乗り継ぎ、京都からJR、米原経由で関ヶ原までやってきた。
ここがちょうど滋賀県から岐阜県に入った所、近畿と東海の境界線だ。
 成程、関ヶ原の戦いは近畿から中国、四国、九州の西軍と、東海、関東などの東軍がたたかった。
その境界線となるとここになるわけか。

(線路の向こうが関ヶ原の古戦場)
 関ヶ原の駅について周りを眺める。
線路の少し北側が関ヶ原の古戦場、ここで戦いがあったんですね。
今回はこの関ヶ原から揖斐川水系の牧田川にむけて歩く。
まずは国道365線を南東へと進む。
 ところでこの関ヶ原は揖斐川水系、一つ西の駅である柏原は琵琶湖水系になる。
関ヶ原で降った雨は伊勢湾、柏原で降った雨は琵琶湖を経て大阪湾へ。
いつも思う事だが、このほんのちょっとの差で、海に流れ込む場所が大きく変わる。
まさに分水界だ。

(国道365号線です)
 歩くのはいいのだが、流石は3桁国道、歩道がないところが多い。
上の写真のように車が通るとただ橋によってプルプル震えているだけ。
まあ分水嶺(分水界)越えはいつもこんなんですけどね。

 歩いていると上の写真の石碑がでてきた。
これは木曽義仲か!
昔から京の都に行くのに、東海からはこのルートを通る事が多かったんやな。
確かにこの関ヶ原を西に行くと琵琶湖から京都の文化圏、東は伊勢や美濃の文化圏か。
東西の文化や経済の分岐点であり合流点でもあるんですね。
正直このあたりは私には地縁がない。
いろいろ本で知ってる知識なんかが歩く事で身体に入ってくる感じ。
まさにフィールドワークです。

 そして歩き続けると広瀬橋に出た。
ここが牧田川だ。
実はこのすぐ上流で牧田川と藤古川が合流している。
関ヶ原に近いのは藤古川で、関ヶ原ICのすぐ横を通っている。
初めはこのあたりから漕ごうかとも思ったのだが、どうも思い入れのない所なのでまあほどほどでいいかと妥協してしまった。
こういう事もあるんです。

(広瀬橋の上から牧田川を眺める)
 この広瀬橋から漕ぐのかというともう少し歩く。
この先で駅のちかくまでは歩きステージ!
さあもう少し川沿いに行ってみよう!



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琵琶湖から伊勢湾へ

2017-05-02 02:25:00 | 歴史関連
 私のカヤックLifeで競技と並んで、いやそれ以上に比重が大きいのが大阪中心に東西南北に繋げていく一筆書きの旅。
海で繋げていくのは日本一周を始め数多くの人がやっているが、海と川というのは珍しい方だと思う。

(2017年4月末の時点での繋げてるMAP)

一筆書きツアーの基本形ルール
1.川や海は漕いで繋げる。
2.漕げない堰堤やダムや山は必ず横を歩く。(車や自転車は駄目、トンネルだけは例外的に徒歩でならOK)

(現在進行形でつながっている都道府県 大阪ー滋賀-京都-奈良ー和歌山-兵庫-岡山ー広島-香川-徳島-愛媛ー高知-三重-愛知-静岡-福井-石川の17府県 南北に320km、東西に410km 全てカヤックと徒歩の人力だけで繋がっている。よくまあここまで繋いだもんだ。
 
 今年は由良川から園部川、桂川経由での日本海~大阪湾が3月に完了。
しまなみ海道渡航があと二日、愛媛県の西側の今治までがあと3日、兵庫県の日本海側が竹野から鳥取県まであと2~3日というところだ。
 そしてずっと考えていた新しいルート、それが琵琶湖から伊勢湾へ抜けるルートだ。

 これは関ヶ原が分水界に近く、そこから西に天野川を通って琵琶湖へ、そして東には牧田川から揖斐川を通って伊勢湾へと抜ける。
これによって岐阜県も一筆書きツアーの中に繋がってくる。
現在は岐阜県自体は漕いだ事はあるものの、まだ繋がっていない。
ちなみに去年のゴールデンウィークに鈴鹿川から四日市港を越えて揖斐川に入っている。

 いままでカヤックで内陸部を繋いで行くと、当時の主要な街道筋を通る事が多い。
それだけ水が確保しやすい川沿いは、海道になりやすかったということか。
今回、琵琶湖から伊勢湾にははじめは姉川から伊吹山を越えて行こうかと思っていた。
ただかなり繋ぎにくく諦めていたのだが、そんな時に目に入ったのが関ヶ原のルート。
なるほど、東海から近江へ大軍で越えようとしたらこのルートになるんだ。
不破の関もこのあたり。
歴史好きな私としても、この機会に関ヶ原を歩いてみるのも面白い。

 予定では関ヶ原から揖斐川の桑名まで3~4日、琵琶湖までもそれぐらい。
今年中にいけるかな?
最低でも伊勢湾までは繋げたい。
それで岐阜県も繋がります。
ではまずは起点の関ヶ原へ出発です!



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摂河泉 摂津・河内・和泉の国

2016-02-15 06:03:00 | 歴史関連
昔の郡政です。参考にしてください。


(やっぱりここは大阪城!)
 そもそもなぜ私が大阪にこだわるか。それはなんといっても私が大阪生まれの大阪育ちだからです!
 うちの河野はそもそも元々は伊予(愛媛)の出身。それが祖父が大阪に出て三代、父はまだ本籍は愛媛だが、私は大阪に変えたのでもうすっかり大阪の人間になっている。祖父まではちゃんと家系図もあり、一応代で言うと七十一代になるはず。河野家の墓所が松山自動車道で買い上げた時、父親が相続放棄しており(というか税務署はちゃんと追いかけてきた)私自身はいちども新居浜にいったことがない。ちなみに西のカヤックのゴールは新居浜で既に大阪から200km漕いで香川県の多度津までたどりついている。あと70kmほど、2~3日というとこだ。

(もう時効かな)
 そんなわけで大阪にはかなり愛着がある。しかも私はずっと一か所にくらしてるわけではなく、生活、仕事でかなりあちこち変わっている。
 まず住所、守口市平代町→寝屋川市国松町→堺市南区三原台→守口市藤田町→寝屋川市香里西之町→寝屋川市三井ケ丘→寝屋川市国松町→阪南市鳥取→大阪市天王寺区堂ヶ芝→寝屋川市→現在は病院住まい・大阪市東成区 大阪ばっかりでかなり引っ越してます。ちゃんと住民票も移動してました。
 つづいて学校、勤務地 守口市→寝屋川市→東大阪市→藤井寺市→門真市→寝屋川市→茨木市→藤井寺市→尼崎市(唯一の他府県)→大阪市都島区→大阪市東淀川区→貝塚市→枚方市→大阪市住之江区だ。

 大阪は元々摂津、河内、和泉の国にわかれており、摂津は兵庫県の西側がかなり入る。この摂津、河内、和泉、それに政令指定都市の大阪市、堺市。特に河内は北河内、中河内、南河内と全てのエリアになんらかの関わりがある。
 普通、淀川より北側では泉州の人はいないし、泉州では摂津や北河内の人は働いてない。やはり同じ大阪とはいえエリアが違うんだ。
 まあおかげである程度は最低限の土地勘があるし、島本町と高槻市はどちらが北側?とか交野市と四条畷市、田尻町と熊取町、太子町と河南町、泉南市と阪南市の位置的な違いもわかる。(全部わかる人凄いと思います)それがあったから全部漕いでみようと思ったんですね。
 ではまず次では北側から、豊能郡、箕面市、池田市の北摂エリアで淀川と接してないところから。私にとって一番地縁の薄いエリアです。



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竜田揚げプロジェクト&緩流部編

2015-12-24 20:40:00 | 歴史関連

(竜田揚げ・・・でなくから揚げがメニュー名、残念)
 実はカヤックのBlogで何が多いといって食事ネタ。漕いでるより食べてる写真のほうが多いのをよく見るので、このBlogではお食事ネタはあまり使わないようにしようというのが私のこだわり。でも今回は竜田川&竜田揚げ(から揚げ)がセットなのでこういう写真が。

 ハイ、今回、竜田揚げプロジェクトを教えてくれた人です。味は・・・まあ普通でした。私もずっとお店やってたからわかるけど、何かイベントとかはやらないと盛り上がらないんですね。でもどうしても熱心な店とそうでもない店がでるもんです。今回もこの店はリンク張ってくれてなにかのプラスになればいいかという感じ。店内のどこにも竜田揚げの表示のないもしくはわからないとこにしか張ってない。
 店の立場はよくわかるので特に失望もなし。自分が楽しめたからそれなりに満足!ただこれで終わりではないです。

(どこでも出艇可、竜田川まほろば遊歩道沿い)
 今回、参加したのは4人。うち二人は急流部の横で浮かべたけれど、残る二人はまだ竜田川を漕いでいない!これはいけない。やはり全員漕がなくては!
 そこで先ほどのところより更に下流にやってきました。そこは予想通り穏やかな水面。ではここで第2ラウンドと行きましょうか。

(入るなら大人と一緒にと書いてある!)
 まあ沈することもないだろうと服もそのまま。(でもさりげなく下着はファイントラック)ライフジャケットだけはちゃんと装着はカヤッカーの基本です!

(うーん、違和感ありまくりの服装だ)
 ここではなんと10mほどのダウンリバー。さっきは30cmぐらいだからかなりのロングツーリングだ!

 これで無事竜田川カヤック&お食事プロジェクトは終了。家からも近いし、たまにはこういうお遊びもいいもんですね。
 この竜田川のゴールの大和川合流点は漕いでるので、ここも徒歩&カヤックで行ってみようかな。最近繋げる旅がどんどん遠くなるので、近場も開拓しないと。このすぐ近くの富雄川もいったしね。その時はちゃんと竜田揚げというメニューで食べたいです!



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