ここどこすりぃ

流浪の銭湯ブログ

浅草湯(高崎市成田町36-3)

2019-07-27 00:18:38 | お湯
高崎の銭湯「浅草湯」に行って参りました。

この日は、高崎駅で電車を降りると、
まず向かったのは駅前の駐輪場です。

実は高崎はレンタサイクルが充実していて、
一つは駅西口にいくつかある「高チャリ」というサイクルポートから
借りるシステムで、事前手続きなしの100円返却式で借りれるようです。
もう一つが、今回利用する市がやっているレンタサイクルで、こちらは
自転車置き場で身分証を見せて申し込みをする方式です。
どちらのレンタサイクルも無料です。

この市がやっている方は放置自転車を再利用したもので
ピカピカの新車ではありませんが、きちんと整備はされています。

さて、目指す浅草湯は高崎駅から北西に1.3km程の場所にあります。

歩くと20分位かかるようですが、自転車だと半分の時間で着きます。
表通りに面していないので少々わかりにくいのですが、
成田山を目標にするといいかもしれません。


銭湯自体は成田山から道路を挟んだ反対側の、
住宅地の中にあります。周辺にいくつか専用の
駐車スペースがあり、車での訪問も可能です。


建物は木造平屋で、裏の煙突には蔦が絡んでいます。


ホームページによると、建物は昭和4年建築の古いものだそうですが、
表玄関の屋号はなかなか洒落てます。


暖簾をくぐると男女別の入り口で、
戸を開けて入ると下足棚があり、
番台がある脱衣所となっています。


ご主人は番台には座らずに、男湯脱衣所にある
PCなどが置かれた机に座って店番をしています。
外壁側には年代物の木製ロッカーがありますが、
ほとんど利用されていないようで、脱衣所のそこここに
脱衣籠が置かれています。
外に張り出した部分には漫画などが並んだ書棚があります。

浴室は配置が少々変わっていて、境壁側に台形に張り出した
浴槽が有り、外壁から奥壁にかけてカランが並んでいます。
この銭湯の最大の特徴は、男女境壁が魚の泳ぐ巨大な水槽に
なっていることです。もちろん水槽の中に壁があり、きちんと
男女側は区切られています。



土曜日の午後4時ころ行きましたが、男湯のお客さんは
2~3人でした。古い銭湯ですが独特の情緒があるいい銭湯です。

http://www.gunmanet.or.jp/asakusau/


福乃湯(日立市平和町1丁目1−7)

2019-07-20 21:30:00 | お湯
日立の銭湯「福乃湯」に行って参りました。東京駅から高速バスで2時間半、茨城県の
日立駅前にある銭湯です。駅のロータリーに面して
北側にサーティーワンアイスクリームがありますが、
その隣にあります。高速バスのバス停からは50m位しか
離れていません。
建物はコンクリの箱型で、2階がアパートになっています。
2階の3部屋のアパートのうち、駅寄りの2室の下が銭湯に
なっています。玄関は暖簾などはなく、男女別に2つの扉はありますが、
入ると横につながった三和木があり、靴を脱ぎ左右の廊下に
面して脱衣所の入口があります。トイレはこの廊下の奥に
あります。
戸を開けて脱衣所にはいると、一瞬番台を
探してしまいます。というのも番台が大人の
首の高さほどの高い位置にあり、その下に
マッサージ椅子が置かれていて、入口を入って
内側を向くと、番台の女将さんより先に、
マッサージ機で寛ぐ湯上りのお客さんと
至近距離で目が合うことになります。
脱衣所は少々狭く、ロッカーは外壁側にあるものの
殆どのお客さんが脱衣籠を使っており、そこここに
おいてある使用中の脱衣籠で、若干足の踏み場に
困ることになります。外壁側にはコイン洗濯機の上
の棚に乾燥機が載っているセットが置いてあります。
洗濯機にはカバーが付いていますが
頼めば使わせてくれるのでしょう。
浴室は両壁と島一列の洗い場で、島カランには
シャワーはありません。浴槽は奥壁に1つだけですが、
中央部分から外側が浅湯、内側が深湯になっています。
浴槽に境壁はなく、浅湯と深湯の区切りには鉄パイプが
一本渡してあるだけです。壁には岩をあしらった
湯口が付いていて2~3条に別れてお湯が流れ落ちでいます。
土曜の午後6時過ぎに行きましたが、お客さんは
4~5人で地方の小銭湯としては賑わっているほうでは
ないでしょうか。料金は300円と格安で、裏に駐車場も
ありますので、スパ銭のぬる目の湯に飽き足らない御仁は
近くに来た際は寄って帰る事をお勧めします。
電車やバスの時間に間があれば、湯上りに駅前の
居酒屋で一杯というのもよろしいかと思います。
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国母温泉(甲府市国母1丁目3−4)

2019-07-14 20:22:00 | お湯
甲府の銭湯「国母温泉」に行って参りました。
場所は甲府駅から南に2.5㎞程の
住宅街の中にあります。
銭湯の前に「国母・下石田四つ角」というバス停が
あるので一軒便利そうですが、このバス停に
止まるのは平日であればよいのですが
土日は1日3本しかありません。
次の最寄のバス停は、「南西中学校」ですが
ここも1日6便(土日5便)しかありません。
そこそこ便数のある最寄のバス停は新宿行きの
高速バスも止まる「伊勢一丁目」となりますが、
ここからだと歩いて15分位かかります。
電車の場合は最寄は身延線の甲斐住吉駅ですが
歩いて20分となります。
車の場合は甲府昭和インターから10分弱です。
駐車場は店前、店横のほか、裏の少し離れた
月極駐車場の一部も駐車スペースとなっています。
建物自体はコンクリートの2階建てで、
周囲の住宅やオフィスと比べてそれ程
特徴のある建物ではありません。
通り沿いに街路樹が並び、看板が
少々見にくいので、特に甲府バイパス側から
国母通りを車で北上してくると、判り難いかも
しれません。
玄関を入るとすぐ三和木の左側が
ガラス窓の付いた受付のようなフロントに
なっていて、まず靴を脱ぐ前に湯銭を払います。
三和木の右側には飲料の冷蔵庫があります。
靴を脱いで上がると、右に伸びる廊下の道路側に
下足箱が並んでいます。左側には上階への階段があり
その裏がソファーのある小さなロビーとなっています。
左側奥は併設の鍼灸院の施術室のようです。
男湯の脱衣所は、玄関上がって正面の
ガラス戸を入ります。この脱衣所は
男女壁側と浴室側以外の2面の壁は
スリ硝子になっています。透けて見える
わけではありませんが、そのためか
脱衣所の照明は蛍光灯一本だけで
かなり暗めになっています。
ロッカーは男女壁側に低めの2段式が
並んでいます。別に中央に島として
これも低めの2段式スチールロッカーが
置いてありますが、これには鍵が付いていないので
常連さんの定期用のようです。
浴室は、脱衣所と違い天井が2階分あって
高めです。外壁側の半分はサンルームのように
張り出し屋根と外壁がスリ硝子になっています。
洗い場は手前側の両壁と島一列で、サンルーム部分の
張り出したところにもいくつかカランがあります。
浴槽は男女壁側と奥壁にかけて四角い浴槽がL字に
3つあります。奥角の浴槽に「源泉」の表示があり、
ここから手前と横の浴槽に湯が流れ込む掛け流しで
3槽それぞれ湯温が微妙に違うようです。
サンルーム部分には別の独立した水風呂があり、
その奥にサウナがあります。水風呂も別系統の
温泉のようで、20度程の温度があり冷たいと
いうほどではありません。
水風呂手前の外壁のガラス戸の奥が、露天風呂と
なっていて、ここには岩を配した外湯があります。
ここも源泉掛け流しです。
連休中日の午前中でしたが、雨天が幸いしたか
中央道は渋滞もなく高井戸から車で一時間半位で
到着できました。午前10時半頃の男湯は
お客さんは5~6人位でした。
全般的にぬる目のお湯で皆さん長湯のようでした。
私は30分くらいで上がりましたが、
その間先に入ったお客さんで私より
先に出た方は1人くらいしかいませんでした。
東京下町の銭湯の味とはまた違った、
源泉掛け流しの温泉銭湯の醍醐味を
十分味わえるなかなかよい銭湯です。
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金平浴場(香取市佐原イ622)

2019-07-13 23:27:00 | お湯
佐原の銭湯「金平浴場」に行って参りました。
佐原へは東京駅から高速バスが出ています。
一番便利なのは関鉄グリーンバスの「あそう号」で
最寄の「忠敬橋」バス停まで1時間20分です。
バス停からは徒歩3分です。
ただし今日は佐原の夏祭りで迂回運行のため、
「忠敬橋」は経由せず、最寄の停車バス停は
佐原駅となりました。所要時間も香取市役所前が
渋滞したため1時間40分掛かりました。
東京からの高速バスは別系統の銚子行きが
駅北口に発着します。所要は1時間30分です。
JRだと東京からは乗り継ぎで2時間ほど掛かります。
佐原駅からは徒歩10分ほどとなります。
場所は小野川に架かる忠敬橋から西に300m位、
造り酒屋の東薫酒造と馬場本店の間にあります。
表通りから少し路地を入った所にありますが、
油井型の煙突と東薫酒造のバス駐車場が目印です。
銭湯から少し離れたところに駐車場も有ります。
建物は古めの木造で、玄関の両脇にタイル絵が
あります。右が男湯でガラス戸を
開けた先の三和木の左右が番台と下足場に
なっています。
脱衣所は、外側に戸にガラスが
嵌め込まれた脱衣ロッカーがならんでいます。
床は板張りですが、外壁側に増築された部分は
クッションフロアが張ってあります。
増築部分は2面がガラス戸で開けると外から
涼しい風が入ります。トイレもこの増築部分にあり、
銭湯の規模の割には広く、男湯は大小の便器があります。
浴室は、洗い場は内壁側と島一列で、内壁側だけ
ハンドシャワーが付いています。
シャンプー・ボディソープの備え付けはありません。
浴槽は奥壁側に浅深2槽で、外壁側の小さな浅湯には
岩であしらわれた湯口があります。
2槽ともバイブラ、ジェットなどの設備はありません。
湯温は浅湯が42~3度位、深湯がそれよりちょっと高めです。
ちょうど本日は、「佐原の夏祭り」の中日となっていて、
訪問した時間も祭りのメーンイベント「のの字廻し」の
時間に重なっていたので、お客さんは私1人でした。
ただ、女将さん曰く、お祭りの日でも特段客入りが
多いわけではなく普段どおりとのことでした。
帰り掛けに川まで出てみると、ちょうど山車が通っており、
沢山の見物客で賑わっていました。小雨の振る蒸し暑い中で、
出店のビールが売れているようでしたが、せっかく歴史ある
町並みで、これまた歴史ある祭りを見たのであれば、追加わずか300円で
歴史ある銭湯でひとっ風呂浴びて帰るのもいいかとは思うのですが。
なお、佐原にあるもう一つの銭湯、柳湯さんにも
前まで行ってみましたが、夏祭りのさなかしっかりと
営業されているようでした。祭り期間中でなくても
佐原に観光に行ったら帰りに銭湯、おススメです。
[#PARTS|USER|119322#]