昨晩門真市のホテルに投宿したのは、安いのもあったのだけれども、一番の目的は此処へ行くためである。夜が明けてすぐ、朝飯も食わずに徒歩15分位。目当ての場所に到着。
古びたカマボコ型の建物が並ぶ謎の施設。此処こそがかの有名な「西郷コミカ温泉」であります。凄いのは見た目だけでなく、なんと営業時間が平日午後3時から翌日午前9時まで。土日祝は24時間営業となっております。当然年中無休。
入口は大通側と商店街側の2つ、どうやら3つのカマボコ型建物の内、1つがロビー、1つが脱衣所で、一番奥の大きな建物が浴室になっている様子。
入ると古めでゴチャッとしたロビー、少々暗い印象の脱衣所。サウナは休止中。ということで、浴室はどうなのかというと、これがここだけ改修したらしく白いタイルがピカピカ。他に例を見ない浴槽とカラン配置だが、洗い場に段差があるのはどうなのかと思う。露天の設備もあるがこれまた休止中。駐車場に何台か車が止まっていたものの相客は1人だけ。ジェット系がボタン式の為、広い浴室に響く音は体を流す音ぐらいで、意外な静けさの中、朝から電気風呂に浸かっておりました。
帰りは駅に向かう通勤客に交じって西三荘駅へ。
コンビニで朝飯を調達して、京阪電車で一駅の門真市に戻ります。
さて、本来本日は東海道を東に向かい帰るだけなのですが、十分時間があるので途中下車をしてゆきます。まずは京都に向かいます。
京阪を惨状で降りてから、プラプラと堀端をあるき、インクライン跡を登ります。
登り切った所では、船頭多くして船山に上っておりました。
数年前から復活した「びわ湖疏水船」というヤツです。人気で予約が取れないと聞いておりましたが、コロナの影響か数日前に空きがあったとので、話のネタとして乗ってみることにしました。但し片道8,000円でしたが。
乗り場で琵琶湖疏水の説明を受けた後、早速出発です。いきなりトンネルに入ってゆきます。
蹴上から大津に向かう船は流れの影響で、スピードを上げて進むということで、狭い疏水の水路をそこそこのスピードで進んでゆきます。
途中には「琵琶湖の水止めたろか」が実際に行える緊急遮断ゲートというものがあるのを初めて知りました。
30分ほどの船旅で大津に到着です。
京阪とJRを乗り継いで東に向かいます。
昼ごはんは米原駅で鱒ずしを購入。大垣行きの車中で頂きます。
米原で乗り継いだ後、豊橋で途中下車。チンチン電車に乗ります。
市役所前で降りて徒歩3分。市役所と反対側の住宅地の中に石巻湯があります。
簡素な造りの建物ですが、地方銭湯らしい風情があります。
男女別の入り口を入ると、地方銭湯らしく三和土の横に番台で、遮るものなく脱衣所が続いています。お代を払い服を脱いで浴室に入ると、アラ、備え付けの桶がありません。キョロキョロしていると、先客のお父さんに入口手前の脱衣所側に積んであると教えてもらいました。
浴室には、中でいくつか区分けされた浴槽が一つと水風呂がありした。サウナは休止中です。表の看板の「クールバス」は水風呂に薬が入っていて文字通りです。
平日ながら夕方はそこそこのお客さんが出入りしていて繁盛している様子でした。交互浴で気合を入れなおし、駅に戻ってさらに東へ向かいます。
浜松から乗ったホームライナーで軽い夕食。あとは静岡と沼津で乗り換え、旅は終了となります。