ここどこすりぃ

流浪の銭湯ブログ

西郷コミカ温泉(守口市西郷通)~石巻湯(豊橋市八町通)

2021-04-06 09:09:34 | 日記

昨晩門真市のホテルに投宿したのは、安いのもあったのだけれども、一番の目的は此処へ行くためである。夜が明けてすぐ、朝飯も食わずに徒歩15分位。目当ての場所に到着。

古びたカマボコ型の建物が並ぶ謎の施設。此処こそがかの有名な「西郷コミカ温泉」であります。凄いのは見た目だけでなく、なんと営業時間が平日午後3時から翌日午前9時まで。土日祝は24時間営業となっております。当然年中無休。

入口は大通側と商店街側の2つ、どうやら3つのカマボコ型建物の内、1つがロビー、1つが脱衣所で、一番奥の大きな建物が浴室になっている様子。

入ると古めでゴチャッとしたロビー、少々暗い印象の脱衣所。サウナは休止中。ということで、浴室はどうなのかというと、これがここだけ改修したらしく白いタイルがピカピカ。他に例を見ない浴槽とカラン配置だが、洗い場に段差があるのはどうなのかと思う。露天の設備もあるがこれまた休止中。駐車場に何台か車が止まっていたものの相客は1人だけ。ジェット系がボタン式の為、広い浴室に響く音は体を流す音ぐらいで、意外な静けさの中、朝から電気風呂に浸かっておりました。

帰りは駅に向かう通勤客に交じって西三荘駅へ。

コンビニで朝飯を調達して、京阪電車で一駅の門真市に戻ります。

さて、本来本日は東海道を東に向かい帰るだけなのですが、十分時間があるので途中下車をしてゆきます。まずは京都に向かいます。

京阪を惨状で降りてから、プラプラと堀端をあるき、インクライン跡を登ります。

登り切った所では、船頭多くして船山に上っておりました。

数年前から復活した「びわ湖疏水船」というヤツです。人気で予約が取れないと聞いておりましたが、コロナの影響か数日前に空きがあったとので、話のネタとして乗ってみることにしました。但し片道8,000円でしたが。

乗り場で琵琶湖疏水の説明を受けた後、早速出発です。いきなりトンネルに入ってゆきます。

蹴上から大津に向かう船は流れの影響で、スピードを上げて進むということで、狭い疏水の水路をそこそこのスピードで進んでゆきます。

途中には「琵琶湖の水止めたろか」が実際に行える緊急遮断ゲートというものがあるのを初めて知りました。

30分ほどの船旅で大津に到着です。

京阪とJRを乗り継いで東に向かいます。

昼ごはんは米原駅で鱒ずしを購入。大垣行きの車中で頂きます。

米原で乗り継いだ後、豊橋で途中下車。チンチン電車に乗ります。

市役所前で降りて徒歩3分。市役所と反対側の住宅地の中に石巻湯があります。

簡素な造りの建物ですが、地方銭湯らしい風情があります。

男女別の入り口を入ると、地方銭湯らしく三和土の横に番台で、遮るものなく脱衣所が続いています。お代を払い服を脱いで浴室に入ると、アラ、備え付けの桶がありません。キョロキョロしていると、先客のお父さんに入口手前の脱衣所側に積んであると教えてもらいました。

浴室には、中でいくつか区分けされた浴槽が一つと水風呂がありした。サウナは休止中です。表の看板の「クールバス」は水風呂に薬が入っていて文字通りです。

平日ながら夕方はそこそこのお客さんが出入りしていて繁盛している様子でした。交互浴で気合を入れなおし、駅に戻ってさらに東へ向かいます。

浜松から乗ったホームライナーで軽い夕食。あとは静岡と沼津で乗り換え、旅は終了となります。


新町温泉(徳島市東大工町)~パレス温泉(生駒市)

2021-04-05 14:23:49 | 日記

徳島の朝は早い。

7時前にホテルをチェックアウトしてすぐ近くの「新町温泉」に向かいます。

この銭湯はなんと朝6時から営業。途中昼休みなしで午後10時閉店という、大都市圏の銭湯でもなかなか無い長時間営業をしています。

古いがそこそこ広め。各種浴槽を取り揃えているものの、ジェット・バイブラ系は非稼働となっており、打たせ湯の水音だけが響く浴室でした。

湯上りはロープウエイの始発を待って眉山に上がる。4月とはいえ寒い日で風もつよく、ゴンドラも揺れて少々怖い思いをしました。

駅まで戻り、港までのバスに乗ります。駅からはそこそこ混んでいたのに最終的にフェリーターミナルで降りる客は私1人。

南海フェリーとサザンを乗り継いで大阪に向かいます。

更になんば昼飯を食った後、近鉄に乗り換え奈良の生駒についたのは午後3時前。

時間調整にケーブルカーで生駒山上を往復した後、駅徒歩5分のパレス温泉へ。

噂にたがわぬ渋い銭湯でありました。

内外装や設備もともかく、番頭さんやお客さんの醸し出すこの雰囲気は、他の銭湯にない独特なものがあります。

まあ、行ってみれば判ります。甘ちゃんなレトロファンはぶっ飛ぶこと請け合いです。


扇湯(淡路市岩屋)~元町湯(徳島市佐古八番町)

2021-04-04 11:38:23 | 日記

東京を朝一に出て、18きっぷで午後3時前に明石に降り立つ。

昼行の東海道はきつめのように思えるけれど、途中静岡ライナーに乗り静岡で朝飯を食う時間を取ったり、

尾張一宮で途中下車して、駅ビルの成城石井で柿の葉寿司を買い込み、

後続の快速大垣行きの中で昼飯を食ったりして、意外とロスなく楽に移動できたりするわけであります。

さて、雨降りなので、魚の棚を突っ切って明石港へ。

昔来たときはたこフェリーに乗ったのだけど、今回は高速船にて岩屋へ向かう。

岩屋港で降りて、岩屋の商店街へ。

歩いて5~6分で、目指す扇湯に到着。

フロント式に改装直後とのことでしたが、フロントは旧番台の位置そのままで、旧脱衣所を半分に区切って、手前側ロビー奥が男女別脱衣所となっておりました。改装記念の石鹸をもらいましたが、これは後で使うことにします。

浴室は小さいながらも水風呂と円形浴槽、奥の角の浴槽の3つ。レトロ感はあるものの、タイルがきれいです。

女将さんに「アラもう出たの」と呆れられながら、わずか20分ほどの滞在。本当は立ち寄る予定ではなかったものの、昨晩思い立って無理やり行程に含めたのですみません。慌てて岩屋港に戻ります。

港で待つのは「あわ神あわ姫バス」。どうやら車内では両替できないようなので、港売店で札を崩して料金箱に500円を投入して乗る。次の淡路インター高速バス停前で降りるのだけど、雨の中坂を上るのは大変だからねえ。

乗継のバスは、淡路インター高速バス停でなく、淡路ハイウェイオアシス発。高架橋で取付道路を越して、裏のほうから徒歩5分程。「ばすここ」で2つ前のバス停走行表示だったので余裕をこいていたら、突然目的のバスが現れて大慌て。

何とか準備してバスに飛び乗る。まあ、次の高速舞子で降りるのですが。

高速舞子で降りたら、そのまま下り線のバス乗り場に移動。

15分ほどの待ち時間で、徳島行きに乗車。

徳島駅に着いたら、18きっぷを見せて改札を通り、ジーゼルカーに乗り込みます。

徳島線で2駅の蔵本駅で降り、徒歩5分で元町湯に到着します。

日曜夜で結構にぎわっている様子です。横の入り口を入ると、廊下に男女別の戸があります。

男湯の戸を開けると番台。そのまま脱衣所となっています。浴室は男女壁側に浴槽、外側にサウナと洗い場です。壁には赤富士の絵。改装してからまだそれほど経っておらず、明るくきれいです。

湯上りは再び駅に向かい、徳島駅に戻ります。宿に向かう途中のufotableCINEMAで映画を見て、日が変わる少し前にやっとチェックイン。長い一日でありました。