Aloha Days

2010年、ハワイ暮らしを始めます♪
今までありがとうございました

Before Sunset

2005-02-20 | 映画 ハ行


       はぁ~~~~~


この映画の感想を一言で表そうとしたら、もうこのため息しか出てきません。
やられました、久しぶりに映画館で泣きました。



これは9年前に公開された「Before Sunrise」の続編。
(邦題:恋人までの距離<ディスタンス>)
9年前に偶然出会い、14時間だけ一緒に過ごしたアメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌ。
前作のエンディングで<また半年後にウィーンで会おう>と約束して別れた2人。
その後2人は約束の地へ行ったのか、もしくはどちらか1人だけ、または2人共行かなかったのか。

その後どうなったのか、見ている側の想像に任せる終わり方で、すごく気になっちゃうんだけど、見終わった後はとても暖かい気持ちになれる、そんな素敵な映画で、もし好きな映画を10本選べと言われたら(笑)、間違いなくこの作品を入れる。

そして今作、「Before Sunset」
9年後にまた偶然(ではないんだけど)パリで出会った2人。

でも今回一緒にいられる時間は、ジェシーがアメリカ行きの飛行機に乗るまでの85分間。
映画はこの85分間の2人をリアルタイムで追っている。
だから見ている側は残された時間が気になって気になって・・・
「早くこの辺でなんとかしなよー」とか「もう!早く本音言っちゃいなさいよ」とか(笑)

でもそれが出来ない2人の気持ちが、痛いほど伝わってくるんだよね・・・
その心の葛藤と言うか、ある意味2人の意地のようなものがストレートに伝わってきて、さらに自分の過去の恋愛なんかも重ね合わせちゃったりして、さらに感情移入・・・

特に終盤、2人が車の中で交わす会話。
セリーヌの本音が徐々に現れる過程が、わかり過ぎるほど理解できて切なかったなぁ・・・
きっと一度でも恋をしたことがある人なら、心が痛くなる瞬間じゃないのかな、なんて思ってしまいました。
そしてめったに映画館で泣かない私が一番涙を流したシーンでもありました。
うー、今思い出してもウルウル・・・

話の進め方、会話の内容、風景、音、2人の仕草、2人の視線、2人の距離、全てにおいて絶妙なんですよ・・・

2人の間に流れる空気が、話が進むごとにどんどん変わってくるのもわかっちゃうんだよね。
もはや役者2人が演技をしているなんて言う枠を超えて、本物の感情で動いている、惹かれあった2人としか見えなかった。

ジュリー・デルピーとイーサン・ホーク、この映画はほぼこの2人しか出てこない。
2人の会話で進んでいくこの物語、随所に洒落っ気がちりばめられ(それは背景だったり、音楽だったり、すれ違った人達だったり)、会話のシーンは長いショットで撮られ、まるでドキュメンタリー映画のよう。
それが更に2人をリアルな存在に思わせる。

ジュリー・デルピー、素敵だったなぁ~
前作から9年という時間がしっかりと顔に表れてはいたけれど、その目じりのシワさえもこの役(セリーヌ)が過ごしてきた9年間を物語っているようでした。
そして、劇中で彼女の歌が何曲か入るんだけど、とても心地良い声でこの映画にピッタリでした。
調べてみたら彼女は実際にアルバムを1枚出しているんだね。
映画のサントラと合わせて買いです!

そしてそして、イーサン・ホーク、この役当たりだよ、当たりすぎ!
彼もまた9年間の時間の流れがしっかりと顔に表れていた。
で、こちらもまたこの役(ジェシー)の9年間を表しているかのようでした(良くも悪くも)

そして、今回のイーサン、ラストのセリフと表情が最高でした!
セリーヌが言ったことに対しての答え・・・

「I know・・・」

今でも忘れられないあの表情。
これから2人がどうなるのか、全てこの表情が物語っていたように感じました。
本当に演技を超えた自然さに思えました・・・イーサン、すごいよ☆


ハリウッド(インディペンデント系)は時にこんな素敵な作品を作ってくれるんだよね・・・
いやはや、参った参った!

で、こんな素敵な作品を作った首謀者はこの3人。
前作で意気投合し、今回は3人でとことん脚本を練り上げたそうです。
左からイーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、リチャード・リンクレイター(監督)

あなた達ににやられました。
泣かされました。
めちゃめちゃ恋がしたくなりました。

責任とってくれぇぇぇぇ


ボーン・スプレマシー

2005-01-13 | 映画 ハ行
昨日はお友達と「ボーン・スプレマシー」の試写会に行ってきた。
前作「ボーン・アイデンティティ」の続編。マット・デイモン主演。

いや~面白かった!
しっかりアクション映画なので、大画面で見るとよりいっそう楽しめる!


「あれ、なんで?」と考える隙を与えない程、話の展開が速いので、一生懸命見てしまった。
もちろん後になると色々と突っ込みたくなる疑問が出てくるんだけど、まぁそれは「映画」ってことで、笑って済まそう・・・

話の展開上、どうしても息詰まる場面が多いから、肩こっちゃったよ・・・
しかも、カーチェイスの場面でもカメラワークが近影過ぎるせいか、思いっ切り車酔い状態に・・・うー気持ち悪かったよぉ

この映画ってば肩こって酔うけど(笑)、楽しかった!!!

マットちゃん、がんばってたし(でもたま~に頭の中で「ジミーちゃん、がんばれ!」って思ってしまうのはご愛嬌♪)、敵役のカール・アーバン(ロード・オブ・ザ・リングスのエオメル役)も100%しっかり悪でなかなか良かった。

今作は1作目の2年後の設定なので、話や登場人物が繋がっているから、直前に1作目を見ておいたほうがより楽しめるかも。
レンタルが出たら1・2続けて見てみよっと。

ちなみに第3作目もすでに予定されているらしい・・・楽しみ♪


見終わった後、お友達とお茶(ケーキ付)をしながら色々と語り合ってきました。
趣味・趣向が似ているので、話が尽きることがないんだよね。
大変楽しゅうございました♪また一緒に見に行こうね~

で、紅茶カップをふと見たら、立ってましたよ、茶柱が!ラッキ~
(元は同じお茶だからいいんだよねぇ・・・!?笑)