東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

世田谷へ

2011年08月03日 | バッタ
日曜日は1日中分厚い雲に覆われ雨が降ったり止んだりの天気だった為フィールドへは出ず、お休み。

翌日の月曜日はガン検診日にて有給休暇をとり、午前中に検診を済ませ午後から世田谷区のフィールドに訪れた。世田谷区といえば場所によって水田や畑もあるが、やはり庭付き一戸建ての建ち並ぶ高級住宅街のイメージが強い。そんな住宅街を通り抜け多摩川河川敷へと向かった。ウェーダーを着込んで入水するも台風一過後のすっきりとしない天気による局地的豪雨などの影響もあってか水量も多く、水際に生える植物は無残にもなぎ倒され荒れ模様の状態。ワンドに群れるハグロトンボやイトトンボを想像していたのだが全く姿がなく台風一過の爪痕に佇むばかり。仕方無く川から上がりどんよりとした空を見上げながら帰宅しようかと思ったがせっかく足を運んだのでこのだだっ広い河川敷一面を支配しているクズ群落の中へと入った。

D80+Sigma 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

群落の中に入った途端、数多く飛び出してきたのはヒメギスの幼虫 (雌)

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
湿地帯で多く目撃している個体の体色は黒色が殆ど。しかし、ここで見た個体は全てグレーに近い体色であった。同じヒメギスでも生息地により体色の違った個体が出現しているのは面白い。乾燥加減によるものなのか?

ショウリョウバッタ 雄

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
こちらも一歩踏み出す毎にキチキチと鳴きながら多数飛び出した。

トノサマバッタ 雌

D80+Sigma 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro...17mmにて

クズ群落の手前にある芝生から飛び出したのはバッタ界の大様であるトノサマバッタ。
土手の上を走る大型トラックを写し込みたかったのだがトラックが通過する前に逃げられてしまった。。。

バッタの数は尋常でないくらいたくさんいる!新たに楽しめる場所を見つけてしまった。

撮影日:8月1日

撮影地:東京都世田谷区多摩川河川敷


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