東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

ぶり返す寒さの中で

2012年02月27日 | カエル
天気予報では晴れと出ていた日曜日。しかし、残念ながらその予報はハズレ生憎の曇り空で気温も低く再び冬に逆戻り。寒空のなか越冬から目覚めたアズマヒキガエルの包接と卵鬼を観察しに家族で水辺へと訪れた。先週末にいくつかのペアを確認していたので、そろそろあのダラダラと長いゼリー状の卵鬼が池中のあちこちで観察できる頃だろうと期待を胸に、畔を歩きながら池を覗き込み探索。すると畔に黒い物体が!

ウシガエル

D300s+AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-5.6G ED
息絶えているのかと思い、枝で突ついてみると反応あり。気温が低いので入水せず、この場でジッとしていたのだろうか?毎年必ずアズマヒキガエルの繁殖活動期に見られ過去には異種間包接も観察している。しかし、ウシガエルの活動期はもう少し先の5月頃だったはず。この事からウシガエルもアズマヒキガエルと同場所で越冬していると考えられ、先に越冬から目覚めるアズマヒキガエルの騒動にイヤイヤ起こされてしまっているのではないだろうかと思われる。越冬場所も見当がついているのだがカメラが入り込めない場所なので撮影に至らず、それを証明できないのが残念だ。このままでは乾いて死んでしまいそうなので水際に置いてやった。

場所を変えて先週に引き続き東京港野鳥公園へと訪れた。ボランティアガイドのmaedaさんに確認したところ多数のペアが包接しているとの事なので園長に許可をいただき水槽を用いて水中撮影を試みた。

水中にいるアズマヒキガエルのペア

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye

アズマヒキガエルの卵鬼

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
グリーンボランティアの方々とお話しをしたところ昨年よりも幾分遅く個体数も少ないとの事。
数週間後には黒い小さなオタマジャクシを沢山見られるのが楽しみだ。

撮影日:2月26日

撮影地:近所の公園、東京港野鳥公園


最新の画像もっと見る