東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

被害妄想

2024年05月29日 | トンボ
野鳥公園から次の水辺フィールドへ行くと、初めて会うアオヤンマ狙いの中学生達が訪問中。網を見せていると飛ばないから、この日のラストは彼らとトンボトーク。翌日は朝から訪れると...誰もいない。

アオヤンマ ♂

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D(トリミングあり)
ヤンマは飛んでいる姿が一番カッコイイ。網を持った人がいないと存分に飛んでくれる。特に成熟したオスは警戒心が強く網を見せたら出て来ない。そんなレベルまで個体数が減少してしまった。

アオモンイトトンボ(オス型メスの交尾と翅にダメージがある半成熟オス)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
外来種の増加や抽水植物の過剰繫茂等の経年変化、採集可能な場所が限定されそこに集中。
それらの要素が重なり減少の原因として考えられる。アオヤンマからすると肩身の狭い思い。

ショウジョウトンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
中学生なら採集したい盛り。でも、記録標本は専門家に任せて保護を目的とした一生色褪せない記録に切り替えて欲しい。トンボに近づく技とスマホで綺麗に撮るコツ、いつでも教える。
高木にチョウトンボの飛翔あり。そろそろ梅雨空のトンボシーズンだ。

撮影日:5月26日