今日は、2週間ぶりにマッサージに行って、ああ、やっぱり良いなア…と思った。
このところ職場で緊張することが多かった。
施術の方も、「モトイさん、お久しぶりですね。だいぶ凝ってますね…」といってくれた。
心配してくれる…というだけで人間は勇気付けられるものだが、そこに「揉み」が加わるのだから、これは止められません。
今日は出来るだけキラクに過ごそう…と決めて、You Tubeでお笑い系をずっと見ていた。
初めは最近のお笑いから入って、テキトーに流しているうちに、タモリをしばらく見ていた。
やはりタモリはスゴイ。
私が高校一、二年生の頃、東京12チャンネルで、『モンティパイソン』を流し始めた。
その最後のコーナーで、サングラスを掛けた無名の芸人がひとりコントを受け持っていた。
それまで見たこともないタイプの、ちょっと気持ち悪い感じの芸人だったが、「あいつは面白い!」とクラスメートと話し合ったものである。
それから三十数年、まさかこんなに大家になるとは思わなかったが…。
舌を巻いたのが、赤塚不二夫の弔辞を読んでいる姿であった。
白紙の紙に目を落としがら七、八分ほど「読み」続けている…ということであとで知られた、あの弔辞である。
白紙であるから、完全な即興ではないにしても、むろんその場で頭に浮かんだことを話しているのに、見事に完璧な文章語になっている。
しかも、師を慕い、思う内容も素晴らしい。
一流の芸人とはとてつもない能力があるんだな…と、改めて思い入った。
弔辞つながりで、上岡龍太郎の横山ノックへの弔辞を見ると、これもまた素晴らしい。
鍛えこまれた芸の力が、よけいに深い哀しみをつたえてくる。
上岡龍太郎つながりで見ていると、やがて、桂枝雀に行き着いた。
鋭い批評眼と舌鋒で知られる上岡龍太郎が、枝雀と共演しているときは、全くひとりのファンの顔になっているのが、興味深かった。
枝雀の七回忌追悼番組の映像をまた見てしまったのだが、その中で、弟子たちはもちろんだが、仁鶴も三枝も文珍も小朝も、枝雀を心から畏敬しているのが伝わってくる。
枝雀が存命だったら、昨年七十歳になっていたのだ。
この苦しい時代に生きて、噺を聴かせてもらいたかったナ…。
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このところ職場で緊張することが多かった。
施術の方も、「モトイさん、お久しぶりですね。だいぶ凝ってますね…」といってくれた。
心配してくれる…というだけで人間は勇気付けられるものだが、そこに「揉み」が加わるのだから、これは止められません。
今日は出来るだけキラクに過ごそう…と決めて、You Tubeでお笑い系をずっと見ていた。
初めは最近のお笑いから入って、テキトーに流しているうちに、タモリをしばらく見ていた。
やはりタモリはスゴイ。
私が高校一、二年生の頃、東京12チャンネルで、『モンティパイソン』を流し始めた。
その最後のコーナーで、サングラスを掛けた無名の芸人がひとりコントを受け持っていた。
それまで見たこともないタイプの、ちょっと気持ち悪い感じの芸人だったが、「あいつは面白い!」とクラスメートと話し合ったものである。
それから三十数年、まさかこんなに大家になるとは思わなかったが…。
舌を巻いたのが、赤塚不二夫の弔辞を読んでいる姿であった。
白紙の紙に目を落としがら七、八分ほど「読み」続けている…ということであとで知られた、あの弔辞である。
白紙であるから、完全な即興ではないにしても、むろんその場で頭に浮かんだことを話しているのに、見事に完璧な文章語になっている。
しかも、師を慕い、思う内容も素晴らしい。
一流の芸人とはとてつもない能力があるんだな…と、改めて思い入った。
弔辞つながりで、上岡龍太郎の横山ノックへの弔辞を見ると、これもまた素晴らしい。
鍛えこまれた芸の力が、よけいに深い哀しみをつたえてくる。
上岡龍太郎つながりで見ていると、やがて、桂枝雀に行き着いた。
鋭い批評眼と舌鋒で知られる上岡龍太郎が、枝雀と共演しているときは、全くひとりのファンの顔になっているのが、興味深かった。
枝雀の七回忌追悼番組の映像をまた見てしまったのだが、その中で、弟子たちはもちろんだが、仁鶴も三枝も文珍も小朝も、枝雀を心から畏敬しているのが伝わってくる。
枝雀が存命だったら、昨年七十歳になっていたのだ。
この苦しい時代に生きて、噺を聴かせてもらいたかったナ…。
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