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第371話.春の湖畔 不安定な天気と湖畔の新しい楽しみ

2020-04-13 00:01:28 | 花鳥風月
湖畔人です。

まだちょっと寒いですね。気候も暖かくなったり寒くなったりとまだまだ不安定ですね。人間社会の混乱と不安と暗さをよそに、自然界では強まる日差しと長くなる日照時間のせいか、植物達は繁茂し、百花繚乱の様相です。以前もこのブログで紹介したムスカリもかなり目立っている今日この頃ですね。

春の特徴は天気の不安定さと風の強さですが、昼間は強まる日差しでドライブ中は車内の温度は急上昇して冷房をつけたい位なのですが、その強い日差しは地表を温めるので、その結果、水蒸気が大量に発生して地表の気圧が下がり、その下がった所に気圧の高い寒いエリアからの強くて寒い風が流れ込んで来る為、朝晩はかなり冷え込み寒暖差が激しい日々が続いていますね。

鳥好きの私は、特に冬の渡り鳥のタゲリが大好きなので、そのタゲリが去ると毎年軽く落ち込むのが恒例なのですが、そのぽっかりと空いた心の隙間を埋める代わりをいつも探すのですが、今年は、そのタゲリの代役として、雉と、最近ではシジュウカラがそのぽっかりと空いた心の空白の一部を埋めてくれてはいます。まぁ不十分ですがね…。一部は埋まります。そのシジュウカラはNHKの動物の紹介番組によればその活動範囲が段々と都会に移って来ている野鳥のようで、人間社会の中にすっかり入り込んで来ているらしいのです。今では、都内のほぼ全域で見られるようでして、確かに去年靖国参拝した時にも境内で見掛けましたね。都内で見られる位ですから田舎の湖畔で見れないハズもありませんが、自宅の庭先であの愛らしい鳴き声が聞けるようになったのはつい最近の事だと思います。特に今、在宅勤務で鳥の鳴き声もよく聴こえてくるのですが、一番可愛らしい鳴き声はシジュウカラだと思います。この小鳥は鳴き声だけでなく見た目も可愛らしいのですから天はこの小鳥に二物を与えているようです。湖畔の楽しみがまた一つ増えて何かとっても嬉しい今日この頃なのです。

湖畔周辺の田畑は今はもう田植え準備万端です。土手には菜の花が咲き乱れ春爛漫の様相ですね。先日は土手の上のドライブコースをゆっくりと亀が歩いて渡って行きました。何か良い事が起こる吉兆ならいいのですがね…。

では、また。

湖畔人


第316話. ヒガンバナとシロガネヨシ~花鳥風月~

2019-10-06 23:22:47 | 花鳥風月
湖畔人です。

久々に花鳥風月の話です。
今回は、最近通勤路で見て気になっている二つの植物を紹介します。

一つ目は旬な花 ヒガンバナ、曼殊沙華とも呼ばれている鮮やかな赤い花ですね。お彼岸のタイミング、9月中旬から咲きはじめるのでそう呼ばれているようです。
スッと真っすぐに伸びた茎の上に菊の様にカールしたかなり東洋的なフォルムを持つ赤い花びらが特徴的な花ですね。毒性もあり地獄花とも呼ばれるようで、ちょっとした怖さ、少し不気味な感じもありますが、土手の緑色をバックに咲くその鮮やかな朱色の花の一群はかなり目を引きます。彼岸花を見るその一瞬は自分にとってはちょっとした非日常性を味わう瞬間なのです。

次にご紹介したい植物は、パンパスグラス、シロガネヨシと呼ばれる巨大なすすきの様な植物です。これも私の通勤路にあるのですが、初めて見た時はススキが突然変異でもして巨大化でもしてしまったのかと心配したのですが、どうも南米原産のイネ科の植物との事で、6~70cm位にもなる大きな羽毛のような花穂が特徴的な巨大な植物なのです。何か太古の昔、白亜紀の植物でも見ているかのようなそんな気分にさせられる非日常感があってとっても良いのです。その植物が生えている一角を通るたびに何かワクワクした気分になれます。

やっぱ、ちょっとした刺激、ちょっとだけハッとした気分を味わいたいんですよね。こうした特徴のある植物達は変わり映えしない日常に少しだけの刺激を与えてくれるスパイスのような存在なのです。私にとって、とってもありがたい存在なのです。

湖畔人

第274話. ヒルザキツキミソウと千鳥草~花鳥風月~

2019-06-09 13:28:09 | 花鳥風月
湖畔人です。

前回の花鳥風月の話の中でも言いました通り、今は、百花繚乱の状態であって、様々な花々がそれぞれに自己主張をしている訳でして、大変賑やかなのですが、そんな中でも特に目立つ花と言うのは幾つかあるもので、今気になっているのはヒルザキツキミソウと千鳥草です。

ヒルザキツキミソウは、その名の通り昼に咲く月見草でして、お椀のような形の淡いピンクの花が風にゆらゆらと揺れる様は何かとても品があって、見ていて優しい気持ちになる癒し系の花なのです。人気があるのか色んな所で見掛けます。強い色の花々が数多く咲き乱れる中で、その独特なユルーイ存在感は独特だし大変魅力的な花なのです。

次は、千鳥草ですが、縦に沢山の小さな千鳥のような形をした花が付いた背の高い花でして、ああ言うのを総状花序と言う花の付き方らしいのですが、畑の隅とか、ちょっとした空いたスペースに何処からか種として飛んで来て育ったのか、または意図的に植えられた物なのかちょっと分かり兼ねる微妙な場所で良く見掛けるのです。この花の色は白とかピンクとかもあるようなのですが、やはりイメージなのは紫の花でして、紫の千鳥草は背も高くて風に揺れる様はとっても目立っています。ここで取り上げる花には紫の花が多いのですが、やはり少し赤みを帯びた紫色は黄緑色の葉の色と反対の色、コントラストになるので、自然界においてはかなり目立つ存在ですし、涼し気な色なので見ていて心地がよい存在ですし、まぁどうしても紫の花に注目してしまうのです。種をまく時期は10月らしいので、秋が来たら、我が家にもどうかちょっと検討してみたいと思います。

湖畔人


第270話. バラとシランと赤いマツバギク ~花鳥風月~

2019-05-27 00:36:52 | 花鳥風月
湖畔人です。

前話でスポーツ界で若手がブルーミングしていると言いましたが、本家の花の方も5月は大ブルーミング中で、百花繚乱の様相です。

今年はこれまで関心が無かった様々な花々が視界に入り始めた、と以前申した事があるのですが、それは特定の花に対して、と言うより、どちらかと言うと、まぁ実は殆ど全ての花に対して目が行ってしまっている感じなのです。ですので、今は朝の通勤の時、裏路地を通ると民家の庭先の花々が皆我こそはと、その美しさと生命の輝きをアピールして来ており、かなり賑やかと言うか、目が忙しい感じで大変なのです。それそこあらゆる花がアピールして来ており、皆生き生きと輝いていて、皆それぞれに個性があって、皆とっもて良いのですが、その中でも特に目立っているのが、三つございまして、一つ目はシランの花、二つ目はバラ全般、三つ目は赤いマツバギクなのです。

一つ目のシランの花は紫色の花を付ける蘭の仲間の花でして、細長い葉を持ち、長い首先に品の良い紫の花を複数付けた清楚なイメージの花です。日陰でも咲くらしく、玄関が日陰になるお家の玄関周りにシランの花があると、そのシランの作る緑と紫のコントラストがとっても映えていてとっても綺麗です。シランの花の事は実は今年まで全く知りませんでした。

二つ目はバラの花全般です。バラと言うとイギリスのイメージですが、品が良くて知的で気位が高い強い女性と言った感じのイメージの花ですが、実は色の種類もかなりバリエーションがあって実はかなり多様な花なのです。定番の赤もあれば、ピンクもあるし、白や、白とピンクが混じった物、淡いオレンジカラーの物、他と、色々とございましてかなり楽しめるのです。バラを庭先に持つお家には品を感じます。何時かウチもチャレンジしていみたいと思っています。

最後に、赤いマツバギクです。マツバギクと言うと地べたをみっちりカバーする感じの花なので、土手とか玄関周りとかに使われているのを良く見るのですが、これまで見て来たマツバギクは殆どピンク色だったかと思うのですが、先日初めて赤いマツバギクをお見掛けしまして、輝く花自体の艶がとても魅力的です。群で咲いているとそのまとまりとしての迫力に圧倒されるのです。やはりまとまった数で来られるとスゴイインパクトが出て来るものなのですね。数は力なのです。

先日、ツツジが今年から目に入ると申したのですが、実は我が家の目の前のツツジには全く惹かれないのです。何故かと思いましたが、目に入って来るツツジは花がまとまって咲いている事に気付きました。複数の花がまとまって咲いて無いとアピールが足らなくなるみたいなんです。ですから、ただまとまっているだけで、それだけのインパクトが出るみたいなんですよね。不思議なものです。

湖畔人

第253話. ツツジとショウブ ~花鳥風月~

2019-04-28 16:28:30 | 花鳥風月
湖畔人です。

長いGWが始まりましたね。今回は仕事の宿題はあるにはあるにせよ、いつもの如く山積みではなく、少し気が楽な休みとなりそうです。昨日は土曜日、かんさい土曜ホットタイムが終わってからちょっと経ちましたが、まだ午後3時になるとラジオをつけそうになる慣性の法則からは抜け出せておらず、 “あ、もう終ってしまったんだった”と言う事を思い出しては、ちょっとまた少し虚しい気分にさせられています。また復活するといいのですがね。とても良い番組でしたし・・・。

さて、私は毎日通勤の為、自宅から最寄りの駅まで車で移動しているのですが、最近通勤路が渋滞が酷い時に、ショートカットとして裏路地を使う事があるのですが、その際、その裏路地にある民家の庭先に咲いている色鮮やかなピンク色のツツジ達に目を奪われてしまっているのです。その家のツツジ達は二種類の微妙に色合いと色の濃さの違った濃い目のピンク色のツツジ達が競うかのように乱れ咲いているのですが、通勤で急いでいると言うのに、かなりアピール力があると言うか、何か目を奪われてしまっているのです。(運転中に危ないですね…)でもそれらの花を見るとイラついていた心も一気に切り替わって何か華やいだ気分にさせていただいており、朝から得した気分にさせて頂いています。ツツジも至る所にありますし、以前から周りにいたはずなのですが、視界に入り始めたのはつい最近、今年からなのです。以前も申し上げた通り、かつて見えていなかったものが急に見えて来る現象は本当に不思議な現象で、年を重ねて心に余裕が生またせいなのか、何なのか正直言って判りませんが、美を感じたり、感心をする対象が増えて行くと言う事は、その分世界が豊かに見えて来ているはずで、それはとても喜ばしい事なんだろうな、なんて思っています。

ツツジと共に今年に入ってから視界に入り始めた花として他に菖蒲の花があります。この花も通勤路に咲いていて毎朝見掛けるのですが、菖蒲はアイリスとしてヴァンゴッホの絵画のモチーフにもなる位ですし、多くの人々に愛されている花なんでしょうけど、実は自分はちょっと苦手と言うか、白鳥が好きになれないのと同じ理由で余り好きになれなかったのです。白鳥も菖蒲もその大きさ故にまるでそこに人でもいるかのようなそんな圧迫感を受けてしまって、余り可愛いとか綺麗とか、そんな事を思える対象にはならなかったのです。でも、何故か今年に入ってからは、その紫色の鮮やかな色彩が目に入って来てしまって、見る度に何かポジティブなパワーを頂いているような、そんな感じなのです。この変わりようは自分自身が実は一番驚いています。何なんでしょうね?

花達はその姿を人間達に見せるだけで、人々に対し何かポジティブな力を与えてくれているような、そんな存在のようですね。これに香りの力も加わるのですからある意味最強ですよね。ありがたい存在です。

湖畔人