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さなぎの中は?

2007-04-07 | Weblog
NHKラジオで朝11時15分から旭山動物園の園長さんの本の朗読があっている。
其の話の中でのこと。
ちょうちょの幼生であるいもむしとちょうちょは全然見た感じも違う生き物だ。
なぜ、いもむしがあんなきれいなちょうちょになるんだろう。
いもむしからさなぎになったときに体に劇的な変化があるんだろうか?と
園長は思った。そしてさなぎを切ってみた。驚いたことになかはどろどろだった。
オオサンショウウオを何匹も育ててみたが、なかなか冬を越せない。
オオサンショウウオは川の中で暮らしていると思っていたので、
環境を川のような感じにして育てたがだめだった。
かえるも同じように川の中で暮らしていると思った。そうではなくて、
かれらは産卵の時だけ水中にいて、普通はじめじめした陸地に住んでいる。
オオサンショウウオは冬は落ち葉の中に身を隠して生きているんだろう。
狼を死ぬまで動物園で展示した。最期の方はやせ細り、よぼよぼになり
朝起きて、よろよろと自分の檻を出て運動場でお昼寝をし、夕方に帰る。
それを死ぬまで見せ、死んだときには「狼は死にました」と掲示した。
お客さんから「なぜ、あんなよぼよぼな狼を見せるんだ!」という声もあった。
しかし、可愛い動物の赤ちゃんだけを見せることが「生」を見せることではない。
死を知らなければ生はない。などなど。
旭山動物園は、行動展示だけで評判の動物園ではなく
もっと大事な事を伝えようとしているんだなと思った。



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