特別展「深海2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」はあとわずかで終わっちゃいますよ~!
『フルデプスミニランダー』
水深6,000mは到達できる潜水艇や探査機はほとんど存在せず、ほとんど未知の領域といわれる超深海の世界。
近年では、船上から投入しておもりを切り離して浮上・回収を行う「ランダー」と呼ばれる装置を用いて研究がすすめられています。
このフルデプスミニランダーは従来のものよりコンパクトながらも、浮力材やガラス球・ライトなどに高圧に耐えられる特殊品が使用されていて、水深10,000mを超える過酷な環境でも撮影や観測を行うことができます。
これ、水深200~2000mに生息する『ライギョダマシ』っていう深海魚です。
ふ~ん・・・ぐらいに感じるかもしれませんが、この魚、実は水産資源としては非常に重要な魚なんです。
スーパーで『メロ』っていう魚の切り身を見たことはありませんか?
あれがこのライギョダマシです。
以前は『ギンムツ』っていう名前で流通してました。
体長は2mぐらい、体重135キロにもなる巨大魚です。
近縁種の『マジェランアイナメ』も同じ名称で流通しています。
深海の海底にある熱水噴出口の模型です。
多くのミネラル分が噴出することと、水温が高いことから微生物が集まりやすい場所なので・・・それをエサにする甲殻類がこんなふうに群がります。
これも探査機ですよ。
『無人深海探査機 江戸っ子1号』。
構造は非常にシンプルで、おもりをつけて海中を降下させ、プラスチックのカバーで覆われた3個のガラス球(日本製)の浮力で浮き上がらせる仕組みです。
ただし、尋常ではない圧力がかかる深海でも砕けないガラス球を作ることは簡単ではありません。
現在、東京都と千葉県の町工場が中心となって「江戸っ子1号プロジェクト」を立ち上げ、実用化が期待されています。
凄いな、町工場・・・。
有人潜水調査船『しんかい6500』。
現在運航中の有人潜水調査船で6,000mを超える大深度まで潜ることのできる船は世界に7隻しかありません。
世界の海で海底の地形や地質・深海生物などの調査を行っており、2017年6月には通算1500回目(28年掛ったそうですよ)の潜航を達成しました。
深海研究には欠かせない存在なんですね~。
有人潜水調査船『しんかい6500』の全容。
読めるといいんだけどな。
同じく、しんかい6500のコクピット。
深海でこれを間違いなく操縦できるって凄い技術と精神力ですよね~。
間違えたら終わりだもんね・・・。
『地球深部探査船 ちきゅう』。
人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする世界初のライザー式科学掘削船です。
『地球深部探査船 ちきゅう』の操縦席。
ちきゅうは国際深海科学掘削計画(IODP)の主力船として地球探査を行っています。
こんなヤツをたくさん繋げて、深海の地層を調査します。
で、これが引き揚げられた深海の地層。
これは深海から引き揚げられた(らしい)軽石。
これほどの大きさで重量は70キロぐらい。
同じ大きさの花崗岩(まあ、一般的な石)だと200キロぐらいあります。
半分以下・・・確かに軽石だ。
さあ、ここで問題です。
ある人が池に石を投げ込みました。
すると、その石はしばらくの間、沈んだりもぐったりしていました・・・。
さあ、その石は軽石かな?普通の石かな?
深海にはたくさんのレアアース元素(希少金属)が眠っていると言われています。
これはそのレアアース元素を使って作ったメダルです。
スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム・・・の以上17元素がレアアース(希土類元素)で~す。
テストに出るかもしれないぞ~(笑)。
さあ、最後はショップだ!!
ミュージアムショップは珍しいものがたくさんあるので、とっても楽しいです♪
140万円のティラノサウルスの爪(本物)もありましたよ!
そしてビックリ価格のぬいぐるみ。
ダイオウイカ・・・162,000円
ダイオウグソクムシ・・・260,000円
買えるかっ!!
あ、もちろん普通の価格帯のぬいぐるみもたくさんありますよ。
国立科学博物館、とっても楽しいですよ!
カップルも多かったので、デートなどにも是非!!
※探査機についてはウィキってます