北西の風 気ままな野鳥詩

行く先々で出会った野鳥を中心に自然の画像や映画鑑賞の感想などアップします

映画「オマージュ」を観る

2023-03-16 16:44:49 | 映画

 韓国映画「オマージュ」を観ました。オマージュの意味は尊敬・敬意。

ジワン(イ・ジョンウン/パラサイトの家政婦役)は韓国の女性映画監督です。3作目の

作品「幽霊人間」は人気がなく劇場には数人しか観客はなく、行き詰まりの状態である。

そんななか60年代に韓国初の女性映画監督の作品「女判事」の欠落した音性を吹き込む

事となる。作業を進めるとモノクロのフィルムが一部欠落している事に気付く、映画「女

判事」の少ない関係者を尋ねこの作品の作成経緯が判る。検閲に掛かりフィルムが切られ

たとの事だ。閉館となる映画館にそのフィルムがあるかも知れないと尋ねるが見当たらな

い、しばらくしてそこで貰った帽子のつばにそのフィルムが付いていた。編集をしていた

高齢のオッキという女性とフィルムを繋ぎその部分を小さい映写機で観るシーンが良い。

 この映画の背景には映画創世記の女性が映画を撮る事に女性差別や困難さがあると判る、

過去の難しい映画作成を知る事でジワン自身も映画に対する考えも変わって来る。

オッキの家での洗濯物のシーツを付けるシーンではシーツ越しの映像が映画的で良い。

住んでいる駐車場での謎の女性の影のシーンも映像美がとても良かった。

 日本の女性監督はというと河瀨直美くらいしか出で来ない、どの業界でも日本の女性の

進出は遅れていると言われています。以前より改善はされていると思いますが・・・。

映画好きの方には観るべき作品と思います。

 

左がパンフレット、右はチラシです。


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 映画「オットーという男」を観る

2023-03-10 15:31:04 | 映画

 今日から公開のトム・ハンクス主演の映画「オットーという男」を観ました。

何かと文句が多く街の人達から嫌われているオットー、ストーリが進み彼の辛い生き様が

見えて来る。若く結婚し妊娠していた妻が事故で子を亡くし後に愛する妻も亡くした。

最愛の妻を亡くしその傷は癒えず歳を重ねても乗り越えられない、自殺願望があり天井に

ロープを取り付け・・・。

決して悪い男ではないのだが、ルールを守れない事が許せない性格なのだ。

そんなオットーの家の前にメキシコから来た夫婦と二人の娘のマリソル一家が越して来た。

この一家との交流がオットーに変化をもたらす、次第に彼本来の優しい性格へと変わる。

マリソル一家との交流が見ていて微笑ましい。

やはりこの映画の良さは名優トム・ハンクスの魅力だろう。良い作品は脇役の演技者も良い。

マリソル役のマリアナ・トレビーニョがとても魅力的だ、メキシコでは人気があるとの事だ。

 映画を観て何を感じ何を想うかは人それぞれだ、大きな感動もあれば観なければ良かった

という事もある、観なければそれは判らない。

どう生きれば良いのか模索しながらの人生です、多くの作品を観る事でそのヒントを得る

事が出来ると思います。「オットーという男」この作品はその一つになるでしょう。

 

「オットーという男」のパンフとチラシ。

 


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 映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観る

2023-03-08 14:31:26 | 映画

 映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観ました、タイトルが長

すぎて覚えられません。意味を調べると「あらゆるものが、あらゆる場所に、一斉に」だそう

です。どーいうことなのか・・・。

第95回アカデミー賞の10部門11ノミネートとなります、一番評価の高い作品のようです。

 難解な作品でした、映像の表現は自由ですがここまで制限なく次々と変化展開する映像とス

トーリーに就いていけない。観ていて混乱しまくりです、この様な映画が高く評価される時代

になったのか。古い私の脳ではもう受け入れられないのか。暴力表現のない静かな映像とスト

ーリーを観たい者としては疲れるばかりです、そんな作品を是非造って頂きたい。

 

パンフレットとチラシ。


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 印旛沼の野鳥 チュウヒの出は少ない

2023-03-07 16:48:26 | 野鳥

 オオヒシクイの観察を終え今日は2ヶ月振りの印旛沼へ出掛けた。

チュウヒを待ちいつもの場所でスタンバイとする、天気は良く風はややあるが鳥見日よりだ。

チュウヒは3個体だけで羽数と出は少なく待つ時間が長いが他の野鳥が出てくれた。

 

チュウヒ。羽数は少ないし出も少なかった。

3個体はいた。

オオバンが笹の柔らかい部分を食べていた様だ。

カワセミはテナガエビを食べた・・・?

コブハクチョウのペアが来た。


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 稲波干拓地のオオヒシクイ 最後の観察

2023-03-06 17:09:43 | オオヒシクイ

 昨日の稲波干拓地はオオヒシクイの姿はありませんでした。

4日にいた最後の1羽が北へ帰ったと思います、越冬日数は92日でした。

私の観察日数は昨日で94日です、何とか無事に乗り切れて良かったです。

無事に全数が北へ旅立ちホットした気持ちと寂しい気持ちが交じり暫くは

気の抜けた感じが続くのでしょうか。

オオヒシクイの画像は最後の4日のものとなります。

 

干拓地に残る最後の1羽。5日間1羽が残りました無事に帰るのかと心配でした。

田にポツリと残る。

二番稲のある田へ移動する。

最後の飛翔姿。

最後の1羽は北へ向かい残る羽とオオイヌノフグリを最後に撮る。


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