起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

日興コーディアルグループの利益水増し事件

2006年12月22日 19時14分28秒 | エトセトラ
 年の瀬になってあきれ返るような事件が発覚した。
 読売新聞の18日の記事を転載します。
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【日興利益水増し188億円、社長ら社内処分】
 証券大手「日興コーディアルグループ」(東京都中央区)が不正な会計処理をしていた問題で、証券取引等監視委員会は18日、同グループが2005年3月期の有価証券報告書に約188億円の利益を水増し計上していたとして、課徴金5億円の納付命令を出すよう金融庁に勧告した。

 一方、同グループは同日、報告書を自主的に訂正するとともに、担当役員の辞任と有村純一社長ら6人が来年1月から半年間、役員報酬の50%を返上するなどの社内処分を公表した。

 東京証券取引所は同日、東証1部上場の同グループ株式について、投資家に上場廃止の可能性を知らせる監理ポストに割り当てた。

 監視委の調べでは、同グループは05年3月期の報告書で、子会社「日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)」の100%子会社「NPIホールディングス(NPIH)」を連結決算から不当に除外。東証1部上場の電話代行大手「ベルシステム24」(05年1月に上場廃止)の買収に絡み、NPIとNPIHで行ったデリバティブ(金融派生商品)付きの取引で、約188億円の利益を架空計上した。その結果、同期の報告書では、約589億円の経常利益が約777億円に、約352億円の税引き後利益が約469億円に水増しされた。
[読売新聞 2006年12月18日22時24分 ]
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 なによりもあきれるのは、当の日興は、今回の不正は「1人の社員による書類改ざん」と説明していることです。アンビリーバボー
 したがって、経営トップの引責辞任とかは考えてないとか。

 今は「被告」という肩書きで呼ばれているライブドアの堀江前社長が気の毒に思えてきます。

 塩野七生『ローマ世界の終焉―ローマ人の物語XV―』
付録Ⅰ ローマ人が自分たちにとっての「基本道徳」としていたことの一覧からの抜粋(406頁)
〔道徳〕 いかなる時代もいかなる個人も個々では与えることのできない、長い歳月を経た知恵の集積。ゆえに、尊重の価値ある伝統。
〔厳格〕 他者に対してよりも、自分自身に対してこそ課されるべき規律。
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12月21日~22日

2006年12月22日 18時12分56秒 | エトセトラ
【12月21日の市場概況】日経平均終値:17,047円(+36円
 日経平均株価は小幅ながら続伸。5月9日以来、約7カ月半ぶりの高値水準で引けた。海外投資家の買い観測が相場を押し上げた。市場では国際優良株や企業再編が期待される銘柄などを物色する動きが強まり、武田やトヨタ、ホンダ、新日鉄、JFEなど約60銘柄が新高値を付けた。

【12月22日の市場概況】日経平均終値:17,104円(+57円
 日経平均株価は3日続伸。日経平均が1万7100円台に乗せるのは、5月9日以来。高値警戒感を背景にした売りが先行、後場寄り直後には1万7000円を割り込む場面もあったが、最近の良好な地合いを背景にした主力株買いの勢いが上回った。


【株式投資の記録:12月21日~22日】
 取引しませんでした。
 
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