感じたままに、気の向くままに

いつもの通り、適当な感じで・・・

金環日食

2012年05月21日 | 宇宙物

今日の朝は金環日食でした。

今回はこれまでの経過をまとめましょう。

 

まずは4月中旬に調達したフィルターをGWに加工してレンズに取り付けられるようにしていました。

その後、GWはキャンプツーに出かけてしまったのでフィルターのチェックや撮影時の設定、更に撮影場所をどうするか?等、全然準備ができていません。

準備はできなくても撮影の構想を練ったり、Webサーフィンして撮影条件や方法や場所等を調査しました。

その前に手持ちのカメラは一眼2台とコンデジ1台です。

この3台を駆使してどう撮影するか・・・

最初の構想では、コンデジにタイマー機能があるので、コンデジで金環日食の始まりから終わりまで撮影し続けて、一眼の1台は望遠レンズで太陽のアップを撮影、さらにもう一台の一眼は広角レンズで周囲の様子(可能なら木漏れ日にできる太陽の形)を撮影する、と考えました。

しかし、Webをサーフィンしていると、一眼にはPCを接続してタイマー撮影やピント調整をする機能があります。

これを使わない手は無い!!

という事で普段使っているタワー型のPCに一眼レフを接続して動作を確認します。

2台ともに問題無く操作できます♪

これは便利だ!!

これなら、コンデジじゃなくって一眼で金環日食の経過を撮影し、周囲の様子を撮影するのをコンデジにできるじゃん!!

 

じゃぁって事で、本番で使うNotePCで接続確認します。

古い方の一眼レフは問題無く動作しますが、もう一台は全く認識されません!!

あれこれ調べた結果、NotePCの性能が低く接続用のソフトが対応していないようです。

困った!!

古い方をPCでタイマー撮影し、もう一台はマニュアルで撮影するか!!

でもPCでピント調整ができるのは便利だったしなぁ~

そんな感じで悩んでいた時に目に入ったのが・・・

カメラ用タイマーです。

これを使えば、設定をしておけば任意の間隔で任意の枚数の写真を撮影できます♪

純正品はちょっとお高いのですが、この製品はその半額以下!! お買い得ですよ~

金環日食の為だけに手に入れるのは勿体無いのですが、コレを機会にちょっと写真撮影の別な趣味も出来ちゃうのでそれはそれでOKです。

幸い、去年のある仕事で思いがけない臨時収入があり家計にも迷惑をかけずに手に入れることができます♪

 

こんな感じで構想を練りましたが、まずは手持ち機材で確認をします。

最初に行ったのが、食の始まりから終わりまでを一連の写真に収めるパターンです。

これはどの程度の角度と範囲になるか、どの程度の画角で撮影できるかをチェックします。

5月12日の朝、本番と同じタイミングで撮影を開始し、終わるタイミングまで連続して撮影します。

ついでに写真を合成するソフトも使ってみました。

画角は何となく大丈夫かな?っと思った33mm(APS-Cなので実際は50mm位)です。

太陽の間隔は5分。

間隔は良い感じですが、最後の方が画面から見切れてしまいました。

スタート地点を底辺ギリギリにすれば、全体が何とか入りきりそうです。

太陽の大きさもまずまずですが、背景を入れることを考慮するとちょっと大きすぎるのかな?

 

この後、今度は太陽の撮影設定確認です。

Webで調べたシャッタースピードや絞りの値を中心に色々設定を変えて撮影してみます。

どうやら、この位に撮影できる設定が確認できました。

 

翌13日。

今度は食の時間いっぱいの撮影を17mm(手持ちレンズの最小値:実際は27.2mm)です。

これなら小さいですが形も判別できるし背景の収まりも良さそうですが上下左右の余白が勿体無いのでもうちょっとズームしても良さそうです。

本番では26mm位で行ってみようかな?

そうこうしている内にポチっておいたタイマーも届きこれで準備万端です。

気になるのは当日の天気です、1週間前の予報では雨でした・・・

その後、週末に近づくに従い徐々に予報は好転して行きましたが、最終的には殆どの地域が曇りになってしまう予報でした。

 

さて、撮影の準備&予習は完了したのですが、肝心な撮影場所を決めきれていません。

基本的には前日の天気予報を見て晴れそう&行けれそうな場所で撮影するつもりですが、ちゃんと晴れた場合にはどこにするか目星をつけなくては・・・

当初の撮影構想&構図では全体の様子を撮影する方に背景を入れようと考え、その背景には手前に水面が来るようにして水面に反射する太陽と本物を対比させるような構図を想定していました。

で、会社からの帰り道に通勤路上の撮影ポイントになりそうな場所を観察しました。

とりあえずココ?って場所の目星をつけることができました。

そしてもう一つ、御坂にある桃源郷公園の池が候補かな?

ただ、こっちは山が近いから太陽が隠れてしまう可能性が高い・・・

後は、本番前の週末に本番と同じ時間に太陽の位置や撮影条件を確認する事にします。

 

土曜日の朝、6時ちょっと前に桃源郷公園に行きカメラを置いて想定していた構図になるか確認します。

池の前まで行くと、太陽は山の上に上がっていたのでこれは問題なし!

しかし、池の反射と太陽を納めると画面の殆ど半分を占めてしまいます。

という事は金環日食の途中から画面を飛び出してしまいます!!

ちょっと駄目でしょう。

これだと帰宅時にチェックした場所も駄目そうです。

それならば反射面と太陽が近づく様に反射面の角度が前下がりになるような場所を探しましょう。

ちょっと歩くと池に引いている小川の水面が利用できそうな雰囲気です。

カメラのアングルを地面近くにして何とか太陽と反射面を近づける事に成功しました。

よし、良い感じだ♪

念のためフィルターをつけて撮影してみましょう・・・

ん?

反射面側が写っていない?

どうやら光量が足りないみたいです。

露出を変えて反射面に写りこむようにすると、今度は太陽が眩しすぎる感じです。

この構図は駄目っぽいな。

 

と、ここで気がつきました。

金環日食を撮影する場合、フィルターをつけて撮影する必要があり、フィルターをつけると太陽以外は露出が足りないので真っ暗になってしまいます。

周囲が真っ暗って事は、景色と一緒に撮影はできない!

で画面上どうするかっていうと、合成写真で風景と日食を合わせるんですね。

という事は、結局加工しちゃうんで何処で撮影したかは別にどうでもよいことになってしまう。

しかも本番日は曇りor雨の可能性もあるし・・・

せっかく遠くに行っても確実に見られるという事でなければ自宅で良いって事です。

自宅で撮影すれば万が一なにかトラブッても対処できるし、PCの電源も気にしなくって良いし。

よし、撮影場所は自宅だ!

事前確認もしてあるからそういった意味でも準備万端です。

 

こんな按配で準備が完了し、いよいよ明日本番日となる日曜日の夜。

天気予報の最終確認をしますが、山梨・静岡は曇りっぽい!

長野は晴れみたいですが、食の範囲からずれてしまうのでパス。

名古屋や浜松も曇り、関東も曇りっぽい。

これじゃ見ることができないかも・・・

ちょっと諦め気味に早めに就寝しました。

 

本番当日の朝、何となく目覚ましより早く目が覚めました。

窓の外は明るい感じです。

東の空を見ると・・・

朝焼けですがちょっと雲が被っている?

それでも案外薄く、日食の高度辺りの空には青空が見えます。

よし、これは大丈夫だ!

 

早速、カメラの準備をします。

自動設定のカメラを三脚に据えて、ピントと露出を合わせます。

タイマーの設定をして一旦放置します。

その間、もう一台のカメラを三脚に据えて、PCを立ち上げてピント調整を行います。

さあ、準備万端!

6時を過ぎてちょっと早めですが自動設定側のタイマーをONします。

撮影確認のため様子をみていると・・・

シャッターが下りません!

タイマーの設定を見直したり、再起動したり、接続し直したり・・・

動かない、ヤバイ!!!

焦っていると、シャッターが下りるようにはなったものの何故か高速連射してしまいます!!!

駄目だ、カメラを交換するしかない。

速攻で三脚からカメラを外し、レンズを交換して本体をスワップします。

ピントの再確認・露出あわせ・・・・

PCと連携できない・・・

PCが暴走してる?

再起動・・・・

何とか、カメラを認識し再設定しなおして、タイマー撮影開始です。

この時点で6時30分、既に日食は始まっています。

それにしても、あぁ残念、タイマーの本番状態での確認をしていなかったのがこの失敗の原因!!

悔しい!!

 

気を取り直して、望遠撮影を行いましょう。

腰をすえて、5分程度の間隔で撮影します。

順調に撮影をしていると、近所の人達が出てきて騒ぎ始めます。

さぁ、いよいよ金環日食が近づいて~

・・・?

あれ、雲が・・・

どんどん雲に覆われてフィルターを付けていると暗すぎて撮影できない・・・

この後のベリービーンズのタイミングには雲が濃くなって見逃してしまいました。

食の間も雲が動いて明るさが激変します。

もう残念たら・・・

しかもそんな忙しない状態なのに近所の人達は見やすいカメラの液晶を覗き込もうと囲まれてしまい、五月蝿いったら・・・

残念ながら食が終わる時のベリービーンズも確認する事ができませんでした。

 

この後、時折薄い雲に覆われるもののマニュアルで露出調整すれば何とかなる程度で撮影を続け、食が終わるところまで観測することができました。

これが望遠で撮影した日食の経過です。

もう一台の連続写真の方は・・・

食の経過は確認できるのですが、肝心な金環日食部分は雲の影響で露出が合わずに消えてしまいました。

まぁ手をかけずに撮ったらこんなものか・・・

 

最後に、金環日食の撮影って調べた情報と実際では雲の影響もあったと思うけどかなり異なりました。

それでもこんな天体現象を目の当たりにして写真を撮ったりフィルターを介して見たりとっても興奮し、かつ楽しめました♪

可能であればまたこの天体ショーを見てみたい&もうちょっと上手く撮影して見たいと思います。

あと、今回の金環日食の事前調査で、星の撮影に興味を引かれてしまいました。

また趣味が一つ増えてしまう予感・・・



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花ひつじ)
2012-05-22 23:28:51
@(・∀・)@/ コバちゃ~ん♪ キンカン撮ったんだ!!
すっげ~ なんちゅうマニアックな!!
この様子だとキンカンに向けて着々と準備をしていたんだね

なになに? PCと連動させてリモコン操作?
((・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)) すっげ~~~!!

ちょっと文章長くて腹に落ちないのが玉にキズだけど凄いよ
あと3回くらいじっくり読ませてもらうわね!!

今度月の撮影方法教えて~ @(*>ω<*)@
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意味不明 (こば)
2012-05-23 21:54:02
キンカン撮ったど~
こういうのは元々興味があってね。
そんで、調べる程に色んな情報があって深みにハマっちもうさ~
文才が無いのでダラダラ判り難いのは諦めてくれ♪

ハナちゃん家は確かEOS 40D持っていたよね?
40Dに付属のCDの中にEOS Utiltyってソフトが有って、これをインストールしたPCに40DをUSB接続して電源入れるだけで良いさ。
40DをONしてEOS Utiltyを起動したらリモート操作(だった気がする)を選べば、PC上からシャッター押せるし色々設定をイジくれるよ、タイマー設定も有るさ~

自己流の月撮影で良ければ今度やってみるね~
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