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どうしても気が散る人が集中するには、思い浮かんだことをすぐにメモすること その1

2016年09月30日 | 新聞や雑誌の記事
人は誰しも、面倒なことを後まわしにせず、一気にすべて片づけたいと思うもの。とはいえ現実的に、なかなかそう簡単にはいかないものです。しかし「集中できない」というのは、他人ではなく自分自身、つまり「自分の声」で集中を乱しているということ。だからこそ、集中を阻害するような習慣を断ち切ることが必要。そしてそのためには、「人間は、簡単に集中できないようにできている」ということを知るべき。なぜなら、みんな勘違いをしているのだから。

そう主張するのは、『短時間で「完全集中」するメソッド』(佐々木正悟著、大和書房)の著者。「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求する心理学ジャーナリストです。本書ではそんなバックグラウンドを生かし、心理学や脳科学の研究をもとに「集中力をコントロールできる方法」を紹介しているわけです。

きょうは“書く“ことに焦点を当てた第2章「頭を整理する『書く』メソッド」に着目し、いくつかのアイデアを抜き出してみたいと思います。

とにかくすぐ書く

「どうしても気が散りやすい」という人にとって、確実に役立つ方法がひとつだけあるそうです。とにかくメモを持ち歩き、雑念がわいたら、その内容にかかわらず書きとめる習慣をつけること。「メモを整理する」とか「分類する」といった気遣いは一切不要で、とりあえず書きまくる。そのことだけを考えるのが大切だというのです。そしてこれは、脳から集中力を得るための必然的な方法なのだとも。

ところで、そもそも脳とは、いったいなんのためにあるのでしょうか?
著者によればそれは、状況に応じた複雑な行動をとるため。だから、なにもしていないときこそ、脳はいろいろなことを勝手にどんどん考えがちだというわけです。しかも、なにかに集中したいときに限って、注意をそらしてしまいがちなのだそうです。

脳はただ、状況に応じて動けるよう、周囲の状況に気を配っているだけ。いいかえれば、リアルタイムに思考は更新されるということです。音がすれば音源のほうに目を向けるし、画面が動けばそちらに気をとられる。もし森のなかで生きていたとすれば、音で判断して襲われないように身構えたり、動きのある動物を飼って食料にしたりするということ。

そのように毎秒ごとに反応するのですから、毎秒ごとに考えが変わってしまって、も当然。いろいろな思考が走り、連想した考えもどんどん浮かぶということ。つまり、気が散って当たり前だというのです。

そしていろいろな思考のなかに、いいアイデアや、買い忘れていたものや、連絡をしていない人のことなどが含まれてきます。思い出すべきこと、書き留めておくべきこと、果たされていない欲求などがふんだんにあふれかえります。しかしそのすべてを一度に果たすわけにもいかないため、「書き留めておき、あとで検討する」ことが唯一、合理的といえる行動だというわけです。

そのため、浮かんでくるアイデアなどは書き留めておくべきなのだという考え方。絶え間なく思考が走るのだとすれば、それに沿って走り書きをするのがいちばん合理的だということです。そしてその感覚を自分のものにできれば、目の前の、いまやっていることに頭が向かうようになるといいます。(98ページより)

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