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じつは重要!子どもの幼児期の一人遊びは自立への第一歩

2016年10月14日 | 新聞や雑誌の記事
周りにお友達がいても、絵本を読んだりブロックをいじったりと、一人遊びをしている我が子。親としては「自分の世界に閉じこもってしまうのでは?」「友達ができないかも…」と心配になったりもします。子どもの一人遊び、どう捉えたらいいのでしょうか? 発達心理学の専門家に聞きました。

子どもにとって、一人遊びとはどのようなもの?


みんなが遊ぶ輪から、自分の子どもが離れて一人で遊んでいると、親としてはちょっと気になりますよね。これは放っておいても大丈夫なのでしょうか?
「結論から言ってしまえば、問題はありません。むしろ、一人遊びは子どもの思考力を育てる上で重要です。」
そう話すのは、十文字学園女子大学の特任教授、内田伸子さん。
「一人遊びをしている子どもの表情を、よく観察してみてください。真剣に何か考えていたり、楽しそうな表情で遊んでいたりするのではないでしょうか? そういうときは、いろいろなアイディアを試したりストーリーを思い描いたりしながら、自由な自分の世界に集中しています。つまり、一人遊びとは、その子が自分自身の内面世界を広げるためのもの。その子にとって大切な時間と考えていいでしょう。」
なるほど。一人遊びに没頭するとき、子どもの頭と心の中では重要な成長が起こっているのですね。

見守るだけでいいの?こんなときは声かけすべき?

一人遊びを見守るときは、どんなことに配慮すればいいのでしょうか
「例えば、3歳頃の子どもが『平行遊び』をしているときを例にとってみましょう。平行遊びとは、複数の子どもが同じ場所で遊んでいるのに、お互いに関わり合うことなく、個々に一人遊びをしているという状況です。」
「この頃の子どもは自己中心的で周りが見えていないのが普通。そのため、一つのおもちゃをずっと独占して遊んでいることがよくあります。そんなときは、子どもの集中力が緩んだのを見計らって、『お友達が待っているから貸してあげて』などと声かけしてあげてください。」
そうすることで、子どもは「自分以外のお友達がまわりにいるんだ」ということに初めて気づくのだそうです。
小さなうちは一人遊びに集中させて

なお、子どもが「友達と協力して遊ぶ」ことを本当に楽しめるようになるのは、5歳の後半頃から。それまでは、集団で遊んでいるようでも親や保育者にフォローされながらの遊びで、むしろ一人遊びのほうが多いのだとか。
「友達と協力して遊ぶ集団遊びと、自分の内面の世界を広げる一人遊びとでは、遊びの種類がまったく違います。ですから、子どもが一人遊びに集中しているときは介入しないほうがベター。静かに見守ってあげてほしいですね。」
「遊びとは学習である」とも内田さんは話します。一人で遊ぶことも、友達と遊ぶことも、子どもにとって大切な学びなのですね。

一人でブツブツ…つぶやきは考えを整理するプロセス

子どもが一人でブツブツ言いながら遊んでいる様子もよく見かけますが、これは問題ないのでしょうか。
「このひとり言は『集団内独語』といい、おもに4歳過ぎくらいに起こってくる成長のプロセスです。ブツブツ言っているのは、考えていることを声に出しているから。この頃の子どもは、頭の中だけで問題を解決できないため、それをあえて言葉に出して解決の道を探っているのです。」
集団内独語は、どの子も必ず通る道なのだとか。だからまったく心配いりません、と内田さんは話します。

では、気を付けておきたい一人遊びなどはあるのでしょうか?
「例えばシールをずっと貼り続けるとか、漢字や数字を組み合わせることにこだわってずっとカードをいじっているとか。そういった遊びを一日中繰り返している場合には、ちょっと遊び方が単調だと思ったほうがいいかもしれません。なぜなら、子どもは本来、『○○だったらどうなるだろう?』と論理的に考えたり、『こうやったらもっと面白いかもしれない』と推測したりしながら遊ぶ力を持っているからです。」
なるほど。そうした場合は、様子を見ながら遊びが発展するように声をかけてみるのもひとつの対応かもしれません。

自発的な遊びを妨げないことが自立と成長につながる

一人遊びは、子どもの自立の最初のステップとして重要だといわれています。
「親が遊ばせるのではなく、子ども自身が面白いなと思って取り組んでいる遊びこそが大切。親から離れ、自分の中に浮かんでくるアイディアを自由に試しながら遊んでいるときは、脳も活性化しています。ですから、そのとき体験したことはすべて、その子の知識、経験として吸収されるでしょう。」

自発的な遊びに没頭することは、その子が一人の人間として育つベースを作ってくれるんですね。また、5歳後半くらいになると、想像力やイメージする力がかなり育ってくるので、一人遊びも高度になるのだとか。
「例えば、絵本を見ながらファンタジーの世界に入り込んだり、想像上の友達と一緒に語り合ったり。そうすることで、思考力や想像力がさらに育っていきます。」
一人遊びもまた、子どもにとっては貴重な人生の体験。子どもの「成長する力」を信じて、笑顔で見守ってあげたいですね。

子どものしつけには、罰よりも習慣づけ!? 習慣づけるためのヒント

2016年10月14日 | 新聞や雑誌の記事
言ってもなかなか言うことを聞いてくれない子ども。子どもをしつけるために、ついきついことを言ったり、罰を与えたりしがちです。でも、ダメということに対して、罰を与えるより、効果的な方法があります。それは“習慣化”させること。ダメなことをさせないために、どんなことを習慣化させればいいのでしょうか。



意識して生活習慣を整える

子どもがテレビを見たり、ゲームをするとき、決めた約束を守ってくれず、イライラしたり、怒ったり、ときには「もうおやつはなし!」など、罰を与えてしまう親は多いのではないでしょうか。
とくに罰を与えることで、子どもは、

・叱られないようにしようと積極的に新しいことに挑戦しなくなる
・人をむやみに恐れたり、恨んだりするネガティブな感情が生まれやすくなる
・自尊心が傷つけられる

など、非活動的な人間に育ってしまうことも。
子育ての中でもしつけは難しい分野です。でも、人として生きていくうえで欠かせないしつけ。子どものうちに身につけさせておきたいことも多いですよね。
罰を与えて言うことを聞かせるというのは確かに効果的ですが、その効果は一時的なもの。罰を与えるより、習慣化させることで、子どもたちの意識を変えていくのがおすすめです。

6歳ぐらいまでは、親が家族の生活習慣を整えることで、子どもはその習慣に沿って生活します。親が意識してまず自分たちの生活習慣を見直してみましょう。

例えば、親が見ていないテレビをつけっぱなしにしたり、テレビやゲーム機に子守をさせないよう心がけます。子どもを静かにさせるために、テレビやゲーム機に子守をさせてしまうと、子どもがそれらにのめりこんでしまうことを予防できなくなります。

方針をはっきり決めてそれを守る

親の生活習慣を見直すためにも、親の子育て基本方針を決めることが有効です。
例えば、

・テレビは見たいものを決めて、時間を区切り見せる
・ゲームは6歳前には基本的に与えない

など、どう育てたいかをはっきり決めましょう。
また子どもにとって、テレビやゲーム以上におもしろいことがあれば、必ずしもそれだけに夢中になることはありません。幼いときから、より楽しめるものを見つけることができればその方がよいですね。

でも、もし6歳以下の子どもにゲーム機を使わせる場合は、親が管理した方がいいでしょう。やりたいと言ったら「○時までね」と、時間を区切ってやらせます。
タイマーをかけたりしてもいいのではないでしょうか。そして、時間が来たら返してもらいましょう。
このとき、「もうちょっとやりたい」といっても、はっきり断ることが重要。自由に持たせて、長時間やったと言って叱るようなやり方はやめましょう。
親がやり方をコロコロ変えない限り、子どもはそんなものだと思って育ちます。

罰則を適応するというやり方は、もう少し大きくなって、子どもがひとりで過ごすようになってからです。ひとりで過ごすようになると、子どもには限界設定が必要になります。ひとりで留守番するときの約束などもそれにあたります。
やってもいいこととやってはいけないことをはっきりさせるのは、しつけのうえでも大事なこと。ゲームに関するルールなどもそのひとつです。

しつけたいことは、まず習慣化させてみてはいかがでしょうか。子どもにとっても親にとっても叱ったり、叱られたりというストレスが少なくなりそうですね。


子どもが勉強を嫌いになってしまう3つの原因

2016年10月14日 | 新聞や雑誌の記事
「うちの子は勉強が嫌いでなかなか成績が伸びない」「自分から進んで机に向かうことがなく、いつも『勉強しなさい!』と言わないといけない」。そんな悩みを抱えている保護者も多いかと思います。子どもはなぜ勉強を嫌いになってしまうのでしょうか? 今回は子どもが勉強を嫌いになってしまう原因を3つご紹介します。思い当たる点がないか、ぜひチェックしてみてください。



【原因1】勉強につまずいてわからなくなってしまう

勉強がわからないとおもしろくなくなり、子どもが勉強を嫌いになってしまうことがあります。
例えば算数であれば、最初の足し算につまずくと、引き算、掛け算、割り算と、あとに習うこともずるずるとわからなくなってしまいます。何を習っても理解できないため、子どもは算数を嫌いになってしまうでしょう。
また、わからないとテストでいい点がとれずに保護者に叱られ、いやな気持ちになり勉強が嫌いになって、どんどん勉強がわからなくなっていくという負のスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。

このタイプの勉強嫌いを解決するためには、子どもができなくても叱らずに、どこでつまずいているかを一緒に明らかにして、つまずきを解消することが大切です。
また、今までわからなかったことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったりしたら、子どもをしっかりほめてあげましょう。
自信につながり、子どもが勉強を好きになるきっかけをつくることができます。

【原因2】勉強に必要性や興味を感じられない

「これを勉強して何の役に立つの?どんな意味があるの?」と思ってしまうと、勉強が退屈な作業になってしまうため、子どもが勉強嫌いになってしまう可能性があります。

このタイプの勉強嫌いを解決するためには、保護者が子どもに勉強の必要性をしっかりと説明するとともに、子どもに勉強に対する興味をもってもらうようにしましょう。
勉強は、「将来やりたいことや就きたい職業ができたときに、勉強ができないからという理由で、その夢を諦めなくてすむようにするためでもあるんだよ」などということを、わかりやすく伝えてあげましょう。

また、日常生活の中で子どもが興味をもったことをすぐに家で調べられるよう、リビングに辞書や地図帳、図鑑などを置いておくのもよいでしょう。学びに親しみを感じられるようになります。
そのほか、たとえばクイズやゲーム方式、算数パズルなど、子どもが考える楽しみを感じられることをしてみる方法も効果的です。

【原因3】勉強を強制されて窮屈に感じている

保護者が子どもに「勉強しなさい!」と言い過ぎているようであれば、子どもが強制された勉強を窮屈に感じて勉強嫌いになっている可能性があります。
人に強制されると、楽しいことも楽しくなくなったり、やろうと思っていたこともやりたくなくなったりするという経験はありませんか?
例えば、子どもが「4時から勉強しよう!」と思っているのに、保護者がその時間より早く「勉強しなさい!」などと言ってしまうと、せっかくのやる気がそがれてしまうこともあります。

このタイプの勉強嫌いを解決するために保護者ができることは、勉強を強要せず、子どもが自ら進んで勉強できるような環境をととのえてあげることです。
「勉強しなさい!」ではなく「一緒に勉強しよう!」などと言って、保護者が一緒に机に向かう方法などが効果的でしょう。

勉強を嫌いになった原因を探って解決しよう

勉強を嫌いになる原因は子どもによってさまざまです。子どもによっては、今回ご紹介した原因が複数組み合わさって嫌いになっている可能性もあります。
もし子どもが勉強を嫌いになってしまったようであれば、その原因を落ち着いて探し出し、解決するにはどんな方法があるか考えてみましょう。
子どもが勉強好きになれば、「勉強しなさい!」と言わなくても自分から勉強してくれるようになるはずですよ。

必見!勉強習慣を身につける3つのポイントはこれ

2016年10月14日 | 新聞や雑誌の記事
「勉強しなさい!」「宿題はもう終わったの?」などのセリフをお子さまに言わなくても、毎日進んで机に向かうようになってくれれば…と願う保護者のかたも少なくないでしょう。
どうすれば自分から進んで勉強をするようになるのでしょうか。今回は、お子さまが勉強習慣を身につけるために、気をつけるべきポイントについて考えてみましょう。

【ポイント1】集中できる学習環境をととのえる

かたくなに、「勉強は学習机で」と考えていませんか?大切なのは、お子さまが「集中できる環境」で勉強することです。最近は、「親の目の届くリビングで勉強するべき」という意見もあり、学習机やひとり部屋は必ずしも入学とともに用意すべきものとは言えないのかもしれません。
例えば、音読するときはダイニングテーブルで、暗記をするときはトイレでなど、学習内容によって場所を変えるのもひとつの方法です。ただし、リビングで勉強するときは必ずテレビを消すこと。下にきょうだいがいれば、お絵かきなどをさせて一緒に集中モードへきり替えるのもよいでしょう。家族みんなで勉強に集中できる環境をととのえることが大切です。
お子さまがどんな環境で最も集中力を発揮するのか、柔軟に考えてお子さまに提案してみてくださいね。

【ポイント2】短時間でもOK! 毎日継続させること

宿題の有無にかかわらず、「勉強は毎日するもの」と脳に刷り込ませることが大切です。歯みがきが習慣化すると歯をみがかない日は落ち着かなくなるように、勉強しない日があると逆に何だか落ち着かない、そんなふうに思えるようになることを目標にしましょう。
そのためには、何時間も机に向かわせるのではなく、5分でも10分でも必ず勉強するよう約束させること。時間の長さではなく、短い時間でも勉強に集中しているかどうかが大切です。余裕がありそうだからと、「もっと勉強したら?」と言うと、とたんにいやになってしまい、毎日継続することが難しくなる可能性があります。
また、1日のうちのどの時間帯を勉強時間に充てるかを決めておくことも大切です。「下校してすぐ」「習い事のあと」など、時間を決めておけば、約束を守らなければならないという意識が働き、習慣化しやすいと言えます。

【ポイント3】小さな達成感を積み重ねよう

大人は、「難しい問題をじっくり解く」ことが大切だと考えがちですが、集中力が保たなければ結局は意味がありません。大人でも、分厚い難解な本を読もうとして、一向に進まず、結局は途中で読むことをやめてしまった経験はあると思います。
お子さまにとっても同じことです。「できること」や「ちょっとがんばればできること」に取り組むことで、「もっとやりたい!」という意欲を育てることができます。
特に低学年のうちは、できるだけ保護者のかたがそばでつき添うようにしましょう。小さな「できた!」を見逃さず、ほめてあげます。そのほめられた喜びが、勉強を好きになるきっかけになるかもしれません。

保護者のかたの協力が不可欠

勉強は、集中せずダラダラしたり、いやいややったりしても効果は得られません。お子さまの中にある自主性を育て、勉強習慣を身につけることが大切なのです。保護者のかたも、「勉強しなさい」とただ言葉を投げかけるだけでなく、保護者のかた自身もテレビを見ることを控えたり、何かを学ぶ姿を見せたりするなど、できるかぎりの協力をしましょう。
勉強習慣はお子さまが小さいうちから身につけることが理想です。さっそく今日から、お子さまに合った学習環境、学習方法を一緒に模索し、勉強習慣を身につける手助けをしてあげてくださいね。