ピアノ教室&音符ビッツ認定教室&音符リトミック教室 広島市西区

ピアノ&リトミックレッスンの様子
お問い合わせkmusicpianopiano@gmail.com
広島市西区横川

岩瀬洋子先生の講座

2009年04月16日 | 講座&研修
昨日は岩瀬洋子先生の2回目の講座がありました。

そこで、聞いたお話と昨日のレッスンで私が感じたことが
同じ部分がたくさんありました。

幼児のレッスンで、模倣させたり教え込んで弾かせることは簡単ですが、
本当に理解して弾けるようにすることは、指導方法に工夫が必要ですし、
根気(指導者も保護者も)のいることです。

指導する立場からは、子どもの様子を見て、
ほんの小さい進歩も見逃さず、待つことは苦にならないし、
わずかな進歩でも、成長していく様子を見ることは楽しみでもあります。
たぶん、保護者の方のほうが、“できないこと”に目がいって、
待つことが難しいと思います。

ある時期(特に男の子に多いです)、
好きな曲を毎週、何回も弾きたがることがあります。
保護者の方は見ていて、きっと、“もうそれはいいから、新しい曲に進んで!”
と思われると思います。

同じ曲でも、毎回5指ポジションにきちんと置けるか
(特に幼児は少し広げないといけないので大人が思うほど
簡単なことではありません。)

手の形、指先の形、指先の鍵盤に触れる位置が大丈夫かということを
毎回細かく確認しています。

これらは、新しい曲を弾くことよりもずっと大切なことです。
正しい形で、思ったように指が動かせるようになると
あとは進むのは簡単なことです。

進歩が目に見えにくいことなので、保護者の方に理解して頂くことは
なかなか難しいかもしれませんが、
後で、自分の力で練習できる子になるために見守って頂けたらと思います。

集中力も個人差が大きいので、集中力が途切れることが多い
子どもさんもいらっしゃいます。

ただ、続けていくうちに集中力も長くなっていくので、
“真面目にやらない”とか“ふざける”など思われないでほしいと思います。
大切なところは短時間でポイントをおさえてレッスンしています。

大人は結果を早く求めてしまいますが、子どもはゆっくりじっくり
育っていくものだと最近特に感じます。

幼児期は、後で大きい花を咲かせるための“土壌作りの時期”だと考えて
じっくり待ってもらいたいと思います。