4月20日発売予定の新曲「ハルカ」ですが、ボクもちょこちょこっと聞くことができました。
うむぅ……
しっかり聞き込んだわけじゃないので、今後印象が変わるかもしれませんが…との注釈つきで言うとですね。
多分、曲自体はいい曲なんだと思うのですよ。
ただ「待ってました!」というワクワク感などはなかった、というのが本音ですねェ。
少なくともボクがスキャに求めている曲(言い換えればボク好みの曲)ではないかな、と思っています。
これはここしばらく、ずっと思っていたことなんですけどね。
ボクのなかで「瞬間センチメンタル」以前と、「太陽と君が描くSTORY」以後とで、SCANDALの時代がふたつにわかれちゃってるんですよね~。
1stアルバム「BEST SCANDAL」が前の、2ndアルバム「TEMPTATION BOX」が後の、時代を象徴しているといえるかと思うんですが。「ハルカ」も後の時代どっぷりの作品だと思います。
これは好みの問題なので、どちらがいい、とかは断言しちゃいけないものなんですけど…
ただボクのようにスキャがメジャーデビューしてすぐくらいにファンになった方は、やっぱり前の時代(ベスキャ紀、とでも言っておきましょうか)の曲調が好きでファンになった方が多いと思うんですよね。そうした方にとっては後の時代(テンプ紀、と仮に名付けておきましょう)の作品はイマイチ、ツボに嵌らない…ということも多々あるんじゃないかと思うんです。
逆にテンプ紀の作品が好きでファンになった、という方もいらっしゃるでしょうね。
ファンの裾野を広げる、という意味では作風が変わったのは意味があったことかもしれません…と、一応の理解は示しておいてw
ただですねェ、やっぱりスキャの魅力の原点はベスキャ紀にあると思うわけですよ。それがなかったら、今のスキャは有り得ないと思います。
Perfumeがテクノをやめて急にR&Bを始めたら、何割かは確実にファンが減っちゃうでしょ、多分?
ボクはテクノという音楽自体はそれほどツボに嵌りませんが(坂本龍一教授は好きですけどw)、それでもPerfumeが素晴らしいと思うのはテクノに拘ってることだと思うんですよね。恐らくメンバーはそんなにテクノ好きじゃないと思うんですけど(間違ってたらすみません(T_T))、プロとしてテクノをやりきってますもんね。
ボク自身としてはSCANDALにPerfumeのロック版をやって欲しいんですよ。
昔ながらの王道ロックにとことん拘って欲しいんです。そこって、実は今「空き家」だと思うんで。
日本の音楽シーンにもロックは独特の進化をして存在しているとは思うのですが、独自の道を歩んだ結果、基本的な「王道ロック」がほとんど見られなくなった、と思うんですよね。
その「王道ロック」を楽器も持ったことのなかった女の子たちがやる。バンド志望でもなかった子たちが、楽しみながら一番「ロックらしいロック」をやっちゃう。
ここがメチャメチャ面白かったわけですよ。メジャーシーンでロックを広めるのが、元々は全然ロックに興味がなかった女の子たちだった…なんて、ワクワクするストーリーじゃないですか(^O^)
恐らくですけど、テクノ以上に「王道ロック」のファンの方って多いと思うんですよね。
そういう方たち…今の音楽シーンに見向きもしなくなった人たちを振り向かせるだけの魅力と可能性がスキャにはあったんです。実際、こちらのブログでも多くいらっしゃる「おじさまロッカー」の血も熱くさせたんですよ。
なのでベスキャ紀のSCANDALこそ、スキャのあるべき姿なんだ、というのがボクの見解なんです。「王道ロック」にとことん拘っていくべき、なんですよ。
個人的にはスキャが本当の大ブレイクを果たすには、この姿を徹底できるかどうかに関わっていると思っています。ボクの考えからいくと、今の事務所(あるいはレコード会社?)の方針は、一番重要なものを見失っている…としか評価できないですねえ。
あのー、あくまで個人攻撃するつもりはないんですけど…
ベスキャ紀とテンプ紀で、一番はっきりわかりやすい違いは、作曲家の方の違いだと思うんですよ。
ベスキャ紀の代表的作品「少女S」やら「瞬セン」やらを手掛けた田鹿裕一さん…テンプ紀になってから、まるで名前を見なくなったんですよねえ。
代わりに現れたのが今度の「ハルカ」や「タイキミ」「Pride」などを作曲した田中秀典さんですよ。
ベスキャ紀とテンプ紀の違いは、そのまま田鹿さんと田中さんの作風の違い、とも言えるかもしれません。
これはあくまで音楽素人のボクの感じ方ですけどね…
田中さんの作品は、いわゆる「今風のいい曲」な気がするんですよ。
まとまっていて聴き心地はいいんです。でも古典的な「王道ロック」とは言い難いんですよね。田鹿さんの作品の方がずっと「王道ロック」っぽく感じます。
作風の好き嫌いは個人の好みによるものですから、否定してはいけないんだろうなーとは思うんですけどね。
ただね、田中さんの作品で気になるのは、楽器のひとつひとつが主役になってない、と感じられるところなんですよ。
「王道ロック」がなにか、なんてボクなどに答えられるものではないかもしれませんが、それでも漠然と思っているのがコレなんです。「楽器のひとつひとつが主役になる」っていうね。
ファンの方はご存知だと思いますが、スキャはメンバー全員の扱いが比較的平等になってると思うんですね。もちろんリーダー兼ボーカルのHARUNAが目立つのは否定できませんが、それでも4人が並列になるよう扱われているのは感じます。
これは、バンドとしては非常に重要な気がするんですよ。
つまり普通はボーカルがどうしても主役になるものですが、スキャではギターもベースもドラムも、みんな大事だし主役ですよ、という主張がされてるわけです。
これこそまさに「王道ロック」として正しい在り方だと思います。HARUNAのボーカルだけでなく、MAMIのギターも、TOMOMIのベースも、RINAのドラムも聴いてくださいね…ってことです。
(そういう意味では、ボーカルしか目立っていないバンドさんは、ボクからするとどうなのかな?って気がありますが…いや、どのバンドとは言いませんよw)
そう考えていくとですね、SCANDALにおいては「楽器ひとつひとつが主役になる」曲というのは、必要不可欠な要素のように思うんですよ。「王道ロック」を目指すという意味でも、メンバーの魅力を見せるという意味でも。
ベスキャ紀の作品はそういったものが多いんですよね。「BEAUTeen!!」とか「星の降る夜に」なんて誰に注目すればいいのか、迷うくらい全員が輝く曲ですよ。
ところが田中さんの作品は「ハルカ」でもそうですけど、ストリングスやピアノの音が一番印象に残ったりしちゃうんですよね。
ええ~、メンバーの誰がやってるの、コレ?っていうねw
確かにバラード曲なんかは特に、ストリングスとの相性がいいとボクなんかでも思うんですよ。でもレッド・ツェッペリンの「天国への階段」みたいにギターによる素晴らしいバラードというのは存在しているわけで、スキャには同じバラードでもそういうものを期待したいんですよね。普通のバラードならコブクロにでも任せておけばいいじゃないですか(あ、ファンの方、すみません。ボクもコブクロ、そこそこは好きですよw)
田鹿さんを起用しなくなった理由はわかりませんけど(プロデューサーが代わったのか、ケンカでもしたのか…)ベスキャ紀のSCANDALに戻ることが、本当のブレイクへの近道だとボクは思いますね。
うむぅ……
しっかり聞き込んだわけじゃないので、今後印象が変わるかもしれませんが…との注釈つきで言うとですね。
多分、曲自体はいい曲なんだと思うのですよ。
ただ「待ってました!」というワクワク感などはなかった、というのが本音ですねェ。
少なくともボクがスキャに求めている曲(言い換えればボク好みの曲)ではないかな、と思っています。
これはここしばらく、ずっと思っていたことなんですけどね。
ボクのなかで「瞬間センチメンタル」以前と、「太陽と君が描くSTORY」以後とで、SCANDALの時代がふたつにわかれちゃってるんですよね~。
1stアルバム「BEST SCANDAL」が前の、2ndアルバム「TEMPTATION BOX」が後の、時代を象徴しているといえるかと思うんですが。「ハルカ」も後の時代どっぷりの作品だと思います。
これは好みの問題なので、どちらがいい、とかは断言しちゃいけないものなんですけど…
ただボクのようにスキャがメジャーデビューしてすぐくらいにファンになった方は、やっぱり前の時代(ベスキャ紀、とでも言っておきましょうか)の曲調が好きでファンになった方が多いと思うんですよね。そうした方にとっては後の時代(テンプ紀、と仮に名付けておきましょう)の作品はイマイチ、ツボに嵌らない…ということも多々あるんじゃないかと思うんです。
逆にテンプ紀の作品が好きでファンになった、という方もいらっしゃるでしょうね。
ファンの裾野を広げる、という意味では作風が変わったのは意味があったことかもしれません…と、一応の理解は示しておいてw
ただですねェ、やっぱりスキャの魅力の原点はベスキャ紀にあると思うわけですよ。それがなかったら、今のスキャは有り得ないと思います。
Perfumeがテクノをやめて急にR&Bを始めたら、何割かは確実にファンが減っちゃうでしょ、多分?
ボクはテクノという音楽自体はそれほどツボに嵌りませんが(坂本龍一教授は好きですけどw)、それでもPerfumeが素晴らしいと思うのはテクノに拘ってることだと思うんですよね。恐らくメンバーはそんなにテクノ好きじゃないと思うんですけど(間違ってたらすみません(T_T))、プロとしてテクノをやりきってますもんね。
ボク自身としてはSCANDALにPerfumeのロック版をやって欲しいんですよ。
昔ながらの王道ロックにとことん拘って欲しいんです。そこって、実は今「空き家」だと思うんで。
日本の音楽シーンにもロックは独特の進化をして存在しているとは思うのですが、独自の道を歩んだ結果、基本的な「王道ロック」がほとんど見られなくなった、と思うんですよね。
その「王道ロック」を楽器も持ったことのなかった女の子たちがやる。バンド志望でもなかった子たちが、楽しみながら一番「ロックらしいロック」をやっちゃう。
ここがメチャメチャ面白かったわけですよ。メジャーシーンでロックを広めるのが、元々は全然ロックに興味がなかった女の子たちだった…なんて、ワクワクするストーリーじゃないですか(^O^)
恐らくですけど、テクノ以上に「王道ロック」のファンの方って多いと思うんですよね。
そういう方たち…今の音楽シーンに見向きもしなくなった人たちを振り向かせるだけの魅力と可能性がスキャにはあったんです。実際、こちらのブログでも多くいらっしゃる「おじさまロッカー」の血も熱くさせたんですよ。
なのでベスキャ紀のSCANDALこそ、スキャのあるべき姿なんだ、というのがボクの見解なんです。「王道ロック」にとことん拘っていくべき、なんですよ。
個人的にはスキャが本当の大ブレイクを果たすには、この姿を徹底できるかどうかに関わっていると思っています。ボクの考えからいくと、今の事務所(あるいはレコード会社?)の方針は、一番重要なものを見失っている…としか評価できないですねえ。
あのー、あくまで個人攻撃するつもりはないんですけど…
ベスキャ紀とテンプ紀で、一番はっきりわかりやすい違いは、作曲家の方の違いだと思うんですよ。
ベスキャ紀の代表的作品「少女S」やら「瞬セン」やらを手掛けた田鹿裕一さん…テンプ紀になってから、まるで名前を見なくなったんですよねえ。
代わりに現れたのが今度の「ハルカ」や「タイキミ」「Pride」などを作曲した田中秀典さんですよ。
ベスキャ紀とテンプ紀の違いは、そのまま田鹿さんと田中さんの作風の違い、とも言えるかもしれません。
これはあくまで音楽素人のボクの感じ方ですけどね…
田中さんの作品は、いわゆる「今風のいい曲」な気がするんですよ。
まとまっていて聴き心地はいいんです。でも古典的な「王道ロック」とは言い難いんですよね。田鹿さんの作品の方がずっと「王道ロック」っぽく感じます。
作風の好き嫌いは個人の好みによるものですから、否定してはいけないんだろうなーとは思うんですけどね。
ただね、田中さんの作品で気になるのは、楽器のひとつひとつが主役になってない、と感じられるところなんですよ。
「王道ロック」がなにか、なんてボクなどに答えられるものではないかもしれませんが、それでも漠然と思っているのがコレなんです。「楽器のひとつひとつが主役になる」っていうね。
ファンの方はご存知だと思いますが、スキャはメンバー全員の扱いが比較的平等になってると思うんですね。もちろんリーダー兼ボーカルのHARUNAが目立つのは否定できませんが、それでも4人が並列になるよう扱われているのは感じます。
これは、バンドとしては非常に重要な気がするんですよ。
つまり普通はボーカルがどうしても主役になるものですが、スキャではギターもベースもドラムも、みんな大事だし主役ですよ、という主張がされてるわけです。
これこそまさに「王道ロック」として正しい在り方だと思います。HARUNAのボーカルだけでなく、MAMIのギターも、TOMOMIのベースも、RINAのドラムも聴いてくださいね…ってことです。
(そういう意味では、ボーカルしか目立っていないバンドさんは、ボクからするとどうなのかな?って気がありますが…いや、どのバンドとは言いませんよw)
そう考えていくとですね、SCANDALにおいては「楽器ひとつひとつが主役になる」曲というのは、必要不可欠な要素のように思うんですよ。「王道ロック」を目指すという意味でも、メンバーの魅力を見せるという意味でも。
ベスキャ紀の作品はそういったものが多いんですよね。「BEAUTeen!!」とか「星の降る夜に」なんて誰に注目すればいいのか、迷うくらい全員が輝く曲ですよ。
ところが田中さんの作品は「ハルカ」でもそうですけど、ストリングスやピアノの音が一番印象に残ったりしちゃうんですよね。
ええ~、メンバーの誰がやってるの、コレ?っていうねw
確かにバラード曲なんかは特に、ストリングスとの相性がいいとボクなんかでも思うんですよ。でもレッド・ツェッペリンの「天国への階段」みたいにギターによる素晴らしいバラードというのは存在しているわけで、スキャには同じバラードでもそういうものを期待したいんですよね。普通のバラードならコブクロにでも任せておけばいいじゃないですか(あ、ファンの方、すみません。ボクもコブクロ、そこそこは好きですよw)
田鹿さんを起用しなくなった理由はわかりませんけど(プロデューサーが代わったのか、ケンカでもしたのか…)ベスキャ紀のSCANDALに戻ることが、本当のブレイクへの近道だとボクは思いますね。