ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

「Dreamer」を経ての…メンバーの魅力を語る④RINA編

2011-06-14 20:59:45 | メンバーの魅力を語る
去年の6月14日…といえばサッカーのワールド杯だったんですよねw もう何年も前のことだと思っていたのにw
そしてもちろん忘れちゃいけない、スキャの「雨上がりの決戦~江戸編~」だったわけで…
6月14日と聞いて、パッと「雨上がり」のことを思い出したときは、自分でもビックリしましたねw 必要のないことはどんどん忘れていく人間なのに(^^ゞ、どこまでスキャに嵌っているのか、とw いやー、怖いです(*_*)

さて、いよいよ最後まで辿り着きましたね~。「Dreamer」ツアーを踏まえてのメンバーの魅力を語るシリーズもラスト、ドラムのRINAの出番となりましたw

その前にちょっとだけ話を脱線しますと…3rdアルバムのタイトル「BABY ACTION」って、英語苦手なボクはハッキリと断定はできませんけど、直訳「赤ちゃんの動き」から転じて「はじめの一歩」「初体験」みたいな感覚で捉えればいいんでしょうかね。(まあ、BABYには「カワイイあの子」みたいなニュアンスも含まれているかもですが)

とすると、スキャにとってアルバムでの初体験となれば、パッと思いつくのはやはり作曲…
というわけで、メンバーひとりひとりによる作詞作曲歌があるような予感がしますね。3rdアルバムのウリのひとつになるのかな?なんて思っていますが…

アルバムツアーではない「Dreamer」ツアーでは、これまでにもよく聴いた曲をたくさん披露してくれたんですが、その一方でメンバー作曲の作品をライブで聴けるのも楽しみのひとつでした。
そういう意味ではRINA作曲の「Emotion」とMAMI作曲の「Want you」はツアーの主役のひとつだったといえるかもしれませんね。

そして今、改めてツアーを振り返ってみると、「Want you」の期待通りのカッコよさにニヤニヤしてしまうわけですが…(^O^)
「Emotion」が自分のなかで、ここまでクルとはいい意味で予想外でした(*^_^*)
この「Dreamer」というツアーを数年後に自分が思い返すとしたら、恐らく真っ先に思い出すのは「Emotion」でしょうね。それくらい、今回のツアーで主役となった曲だと思います。

ふと記憶を蘇らせると、ライブでの楽しかった光景が走馬灯のようにいろいろと浮かび上がってくるんですが(ほとんど爺さんですなw)、一番印象に残っているのは、「Emotion」でのRINAのドラムなんですよね。
今回のツアー、敢えてMVPを決めるのならば、RINAになるんじゃないか。
それくらい、RINAの成長を強く感じたライブだったと思います。ボクのなかでは「Dreamer」=RINAのツアーというほどの印象がありますね。

とはいえ…毎度言ってることですけど、音楽素人のボクに、楽器の上手さや技術をわかるだけの能力は本来ないのですよ(^^ゞ
特にドラムっていうのは、わかりにくいです。ギターなんかは音が目立ちますし、「上手い」と評価されてるギタリストさんのプレイを聴く機会があるぶん、「いいギターの音」てのがなんとなくわかる気がするんですが…ドラムの場合は「上手い」ドラムスのソロプレイなんてまず聴くことないですからねえ…(-_-;)
そのためどうしても、あくまで素人が感じた、という程度の話になってしまいます。逆にいえば、素人でもわかるほど上達した、とも言えるのかもしれませんけどね。
その点をご了承いただいたうえで、ボクの感じたことを書かせてもらいますと…

ボクが「RINAのドラム」というものを、初めて意識して聴けたのは、多分1年ほど前の「サクラ前線ツアー」でメンバーがソロプレイをやったときだったと思います。ソロだったので、音がわかりやすかったわけですねw

このときのソロプレイが…ぶっちゃけると、ちょっと物足りなさを感じてしまったんですよね。素人のくせにw
それ以前に、楽器に詳しいスキャ友さんたちから、「ドラムロール」の話なんかを聞いていたわけです。「ダララララ♪」みたいな早い連打、あるじゃないですか(^.^) あれ、あんなふうにドラムを連打しようにも、人間の運動神経には限界があるため、普通ではできないらしいですね。スティックがドラムの表面に弾んだ跳ね返りを利用してるんだそうです。(こんな説明で伝わりますでしょうか(^^ゞ)
筋肉をめっちゃ動かして早く叩いてるわけじゃなく、「技術」の産物、って感じなんですよね。
跳ね返りが生み出す音を安定して出すなんて…どう考えても難しいじゃないですか(-_-;) 相当練習をつまないとできないだろうな~と、経験してなくても想像できます。
当時のRINAはこのドラムロールをはじめ、様々なドラムのテクニックをまだモノにできていなかったと思うんですね。それでソロのときに、表現に限りがあったのかなと…

それ以来、音楽素人ながら(何回言うんだw)RINAのドラムを聴いていて、その特徴がガムシャラさにあるように感じるようになりました。
言葉に表すと「ダカダカダカ!」といった感じでしょうかw
悪くいうと固さがある、ってことになるかと思いますが、その分懸命に叩くのが伝わってくるんですよね。技術的に完成していない部分を、根性で補っているような。RINAらしいといえば、非常にRINAらしいですw

ところが、今回。

明らかにRINAのドラムが進化していたと思うんですよ。いや、ボクの耳では「進化していた!」なんですがw、自信がないので「~と思う」をくっつけてますw
先程表現した「ダカダカダカ!」が「ダララララ!」や「ドロロロ!」になっていたんですよw 滑らかというか、柔らかというか、流れるようにというか…固さがとれていたんですよね!(…と思いますw)

もしかしてアレンジが多かったことで、余計にそう感じたのかもしれません。今回のセトリの曲は、ドラムきっかけで入ったりするアレンジが多かったような印象があるんです。ドラムの音があちこちの箇所で目立ってたんですね。
でもこれって、逆に言えば、それだけRINAのドラムに頼れるようになった、ってことでもありますよね。

一番の見せ場である「Emotion」に入る前から、けっこう早い段階からRINAのドラムは光っていたように思います。あれ、なんだ? RINAすげえカッコいいぞ?! と「星の降る夜に」あたりから惹きこまれてましたもん。

まあ、もちろん、ボクのただの思い違いってこともあるかもなのですが…(-_-;)
ただですね、MCの最中って、RINAはよくドラムで「合いの手」いれるじゃないですかw 「ギターのMAMIです!(ダカダン!←コレ)」みたいなw
そのときにですね、RINAは「ドラムロール」の練習を半ば無意識にやってたんですよね!(…と思うw)
いや、でも確かにスティックをスネアに弾ませて「ドロロロ」という音を出してたんですよ。ホントに無意識に練習しちゃってる、という感じで。
実際のところはわかりませんが、RINAがこれまでに出来なかった技術を習得している、身につけつつある確率はかなり高いんじゃないでしょうか。ホントにレベルアップしてる感じがバンバンするんです。

元々RINAの一番の武器というのは、感情を表に出すというか、ストレートな感情を表すところだと個人的には思っていまして。

あくまでもボクの個人的な好み、ということで言わせてもらうと、ギラギラしてるときのRINAというのは凄く魅力的なんですよねw 
「負けてたまるか!」オーラ全開のときとか、悔しい想いをしながらもそれに必死に耐えてるときとか。
いい意味でいい子(^O^)が揃っているスキャのなかにあって、見てるこちらがハラハラするほど、危なっかしいことがあるんですよね、RINAにはw でもそのギラギラ感をまともに正面から出せる、てのはRINAならでの魅力だと思うんです。

もうちょっとギラギラ感というのを補足的に説明すると、「上に昇っていこう!」という向上心とか野心(というとちょっと言葉がキツイかもしれませんが)といった感じになるかと思いますが…普通、こういう感情をあまり表に出しすぎてしまうと、周囲には煙たがられる危険もあるわけですよ。
多分、プロのアーティストになるような方ならば、こうした感情は多かれ少なかれ、誰もが持っているはずだと思います。ギラギラしたものを持ってはいるんだけど、それを表に出すのか、胸に秘めているかの違いなんじゃないかと。
では、誰もがギラギラ感を露わにしていいか?というと…上でも述べたようにちょっと間違えると、嫌われてしまう怖さがあるんですよね。

…で、あくまでこれは、ボクが勝手に思っていることですけど…
ギラギラ感を表に出しても大丈夫なひとになるには、条件が必要だと思うんですよ。
それは「礼儀正しさ」と「説得力」です。

例えばですね、「オレが総理大臣になって日本を変えてやる!」といった野心ギラギラなひとがいたとしますw
そのひとがガムを噛みながらポケットに両手を突っ込んでツバをペッペッと道路に吐くようなひとだったら、「ええ~(-_-;)」ってなりません?w うわ、ちょっと応援できんわ…となるのが普通かと思うんですがw
ワルとか不良とか呼ばれてるひとでも、普段の態度が凄く礼儀正しかったら、なんだかメッチャカッコよく見えませんか?w そういうことにも通じていると思うんですけどね。

また、「総理になる!」と言っているひとが、毎日10時間勉強して、英語もフランス語も中国語も話せて、福祉活動にも積極的に参加して…と実際に頑張っていたら、「ああ、大きなこと言うだけあるな」と「説得力」を感じませんか?

ギラギラしている一方で、態度はきちんとしていて、さらには大きいことを言うだけの実力を感じさせる…
それってメチャメチャ魅力的な人物だと思うんですよね。

スキャのメンバーは共演した方や裏方さんの声などを聞いている限り、とても「礼儀正しい」様子ですし(まあブログやらサミットやら見てたら、性格の良さは伝わってきますしねw)、楽器に対する努力も感じさせてくれるので、「説得力」もある程度備わっていると思うんですよね。(受け取り方に個人差があるので、断言はできませんが)
少なくとも、ボクはその両方をメンバーに感じているので、RINAがギラギラ感を出してくれるのは、とても魅力的に映るんです。

さて、ちょっと話が逸れてしまったので、戻しますと。

デビューしたての頃、対バンのライブで(500人ほどのキャパの3割くらいがスキャのファン…ってくらいでしたね、当時は)「カゲロウ」を演奏したとき、RINAは立ち上がってドラムを激しく打ち鳴らしてました。あの光景はメチャメチャ衝撃的で。
ボク自身ライブハウスに行くこと自体がほとんど初めてだったので、演奏の良し悪しなんかはまるでわかりませんでしたが、とにかくRINAのギラギラ感に心捉えられたものでした。
ブログのコメントなどでは一切そんなことは言ってませんでしたが、ボクには対バン相手のバンドさんに「負けたくない!」と言ってるRINAの声が聞こえてくるようで…音楽やライブに興味のなかったボクが「ライブって凄いな」と感じたほどでした。

ただ当時は…やはりできる技量が限られていた、と思うんです。
感情を出したくても、形にすることがなかなかできなかったんじゃないかと。

それが今、技術的に進歩したことで、ついに「音で感情を表す」領域に達したんじゃないでしょうか。
「Emotion」でのRINAを見たときに、瞬間的にボクはそう感じました。

ギラギラ感をはじめ、悔しさや切なさも含めた、実にRINAらしい歌詞の「Emotion」。
その歌世界の内面が、RINAのドラムの音とアクションとで、雪崩れのように押し寄せてきたんですよね。ドラムに魅了された、と心底から感じた瞬間でした。あのときのRINAは、誇張もお世辞も抜きでカッコよかったな~(^O^)

ドラムというポジションからいっても、RINAが動きで魅せるというのは、どうしても限られちゃうところがあると思うんですよ。
ところが今のRINAは「音で魅せる」ことが、できつつあるのではないでしょうか。
となれば、もちろんバンド全体の深みのようなものも増してくるわけで…
「Dreamr」はますますSCANDALというバンド全体の成長にワクワクさせられた、そんなツアーになりましたね(^O^)



…というわけで、メンバーの魅力を語るシリーズ第四弾、駆け足で書き進めましたw
他にやらねばならないことが溜まってしまいましたが(-_-;)、久しぶりに思う存分、スキャについて好きなように語れた気分ですねw
これでまたしばらくは地下に潜りますがw、ニューシングルとアルバム、そしてホールツアーを楽しみに待ちたいと思いますw

「Dreamer」を経ての…メンバーの魅力を語る③MAMI編

2011-06-11 17:30:19 | メンバーの魅力を語る

「ヤツはなんてクレージーなんだ…」そう言われるのを夢見てw、アホみたいに記事を書き続けております(^O^)

いやもう、ボクは不器用なので一度にふたつのことができないんですよね。てことでメンバー全員の魅力を語るまでは他になにも手につかない状況でしてw ガンガンいこうぜ!ですw

というわけで3人目、ギターのMAMIについて「Dreamer」ツアーで感じたことを中心に魅力を語っていきたいと思います。

と、その前に。ちょっとだけどうでもいいことを。
11thシングル「LOVE SURVIVE」…どうもノリノリ系の曲っぽい雰囲気なのでついつい←(笑)期待しちゃってますが…
B’zファンのボクからすると、どうしても「LOVE PHANTOM」を彷彿としてしまうんですよね(^^ゞ
さらにいえば「SURVIVE」はB’zのアルバムタイトルにもありますし…この「SURVIVE」はボクのなかでは1,2を争うほど好きなアルバムで、めっちゃいい曲揃いですから(「ハピネス」で何度泣いたことかw)是非オススメです♪…じゃなくってw、とても思い入れがあるので、今回の「LOVE SURVIVE」はどうしてもB’zに重ね合わせてしまうんですよ。

スキャがB’z系のアゲアゲチューンをやる…ヤバイ、考えただけでゾクゾクするw
あまり過剰に期待しすぎるのもよくないので、妄想はほどほどにしますがw、発表前から久しぶりに← ワクワクするシングルですね。

ついにグラミー獲得にまで登り詰めた感のある、ギターの松本さんのような神業ソロをMAMIにもいつか披露してもらいたい…なんて夢見ながらw、本題に戻りたいと思いますがw(どうですか、この流れるような展開w)

前回、TOMOMIは成長うんぬんを感じるより最初から演奏技術が高いという印象…なんて書きましたけど、MAMIはその逆、なんですよね。
ライブを見るたびに常に成長を感じ続ける…それがMAMIなんです。
まあね、確かに裏返せば当初は演奏力に不安を感じていたってことになっちゃうんですけど…ぶっちゃければ否定できないところです。原因のひとつには、ギターというパートは音的にも目立つので、素人のボクでもボーカルと同様に差がわかりやすい、ってのも大きいとは思います。
ギターの音の良し悪し、って問題の前に、ミスがわかったりしまして。デビュー当時はライブ見ながら、「まずちゃんと弾けるかどうか」なんてドキドキしながら見てたような一面もあったのは事実です。

それがホントにね~…MAMIは成長しましたよ!(って偉そうに言うなって?w)

まずひとつには、「ずっと成長を続けている」というのが特筆ものだと思いますね。ツアーに参戦するたびに、「あ、うまくなってる!」と感じることばかりでしたから。
ファーストワンマン後、赤裸々に本音をぶちまけたMAMIのブログは、ボクのなかではスキャ史上に残る名言のひとつと思っていますが…ワンマンを前にめちゃめちゃ頑張ったんだろうな~と文面の奥から伝わってきたものでした。

ところがその後も、MAMIはずっと努力し続けてきたんでしょうね。敢えてブログやツイッターなどでそんな姿を見せてはいないけど、変わらずにめちゃめちゃ頑張り続けているんだろうな~と。
そんなことをライブのたびに、音という形で知らせてくれる。言葉ではなく、実際の演奏という形で証明して見せ続けてくれる。ファンとしてはこれほど嬉しいことはないですよ(^O^) むしろ、誇りに思えるくらいです。

ミス自体が減ってきた、というのはもっともわかりやすい成長です。まあ、今でもミスはちょこちょこやってますけどねw

ところが同じようにミスをするにも、今は演奏しているときの姿全体に、余裕を感じられるんですよね。以前ならば「弾くのに難しい箇所を失敗してしまった」というような感じだったのが、今では「ちょっと油断して、本来弾けるものを間違ってしまった」という感じに変わってきてるんです。
えーと、もう少し表現を変えると、以前はミスしたときに「ゾ~っと青くなる」ような雰囲気だったのが、今は「あちゃー」とか「てへっ♪」って感じなんですよw(実際に、そんな表情しますからw)

ですから当然、聴いている側も受け取り方が違うというか…余裕を持ってみていられるんですよね。ミスがあっても気にならないといいますかw
安心して見られれば、それだけ心身ともに預けられる…余計なことを考えずに楽しめるようになりますので、自然にノリもよくなる、というものですw
まあ、もう少し欲を言えば、ここぞ!って時のミスが比較的多い気がするので(多分、緊張するタイプのMAMIだけに身構えてしまってるんだと思いますが)、そこの安定感が増せばより良くなると思います(^^ゞ

以前は手元をよく見ていましたが、最近のライブでは視線がかなり観客の方を向いていますしね。
視線がギターに固定されずに済むわけですから、当然動きも活発になります。そのために「魅せる」表現がグッと増えているんですよね。元々ギターを弾く姿がサマになるひとでしたが、その魅力にどんどんと拍車がかかってきているのがわかります。

デビュー当時は、MAMIってライブでもかなり無口だったんですけど、最近はかなり喋りますよねw 元々トーク能力は決して低くないんですけど、一歩下がるどころか、二歩、三歩下がるような印象すらありましたw それが今ではでしゃばり過ぎない範囲で、MAMIワールドを炸裂させてます(^.^)(スキャの場合、感心するほど4人が同一線上に並べられてる感じなんですよねえ)
ボクが感じている限りだと、演奏技術の向上に合わせて、MAMIの喋る時間も増えていったという印象なんですよねw
技術に余裕がでてきた→精神的にも余裕がでてきた→プレイの質があがる→ますます自信がついていく…こうした上昇スパイラルに乗ってるのがMAMIのように思います(^O^)

特に今回の「Dreamer」ツアーでボクがMAMIの演奏に感じたのは…ギターの音の質、自体が上がっているんじゃないか?ということでした。

先にも書きましたけど、ミス自体はやっぱりまだあったんですよ(^^ゞ 名古屋は大阪のときより安定していたと思いますが。
ところがまず第一に、上でも書いたように余裕がある弾きっぷりなので、ミスがほとんど気にならない。
さらには奏でている音の質が以前よりもよくなっているので、聴いていて満足感が高かったんですよね。

例えば「アナタガマワル」にしろ、「瞬間センチメンタル」にしろ、ソロの部分ではまるで訴えかけてくるようにギターを響かせるんですw 感情がこもってる…少なくともそう感じさせる、音なんですよね。
一方で「Want you」なんかは「カッコいいっしょ?」と不敵に笑うかのようにw、音を鳴かせて…

もうすでにMAMIは「ちゃんと弾けるかどうか」というレベルを越えて、「いい音を聴かせる」「感情を音色にこめて伝える」というレベルでギターを弾いていると思うんですね。

ただギターを弾くひとではない、「表現者としてのギタリスト」に成長を遂げたように思えるんですよ。

音楽をやるひとがアーティスト、つまり芸術家と言われるのは、「その作品に感情が込められているから」だとボクは考えているんですが…
HARUNAやTOMOMIは歌唱にこの感情を込めることに、とても真剣に取り組んでるひとだと思うんですね。一方、感情をストレートに出すのが得意なRINAは、以前から技術的な面は置いても、そのドラムに気持ちを感じさせるひとです(まあ、凹んでるときも、音にでちゃったりしますがw)。

MAMIももちろん、内面にアツいモノがあるのは確かなんですが、その感情をギターという楽器で表現できるようになってきたのではないか。
ギターという楽器は奥深く、神様のような扱いを受けているギタリストの方でも道半ばというほどの世界ですが(大体、うまいひとほどずっと練習し続けてる印象ですよね)、MAMIもその真髄に向けて着実に歩みを進めていると思えるのは、嬉しい限りですよね(^O^)
MAMIの成長に合わせて、SCANDALというバンドが更に上のレベルに進んでいく…そんな気がしてなりませんw

えー…ここでいきなり話が飛びますが(^^ゞ

大阪でのライブの翌日、奈良県は長谷寺を拝観にいきましたw JR東海のCMで今よく流れているので、中部・関西圏の方はお馴染みかもですがw
実はボク、仏像や神社仏閣が大好きでして、京都や奈良の主要寺社はほぼ回っているんですw 特に最近は奈良に嵌ってますねw 素晴らしいですよ、奈良はw オトナは奈良です♪(ちなみに長谷寺では、一日に一度、12時にホラ貝を鳴らしますので、その時間に“舞台”にいくのがオススメです)
そういや、MAMIも仏像好きでしたねw まあ話の焦点はそこにはないんですけど…(^^ゞ

長谷寺の正門にも、重要文化財の仁王像があるんですね。金剛力士像とか、阿吽の像などと呼ばれる二体のマッチョな方々ですw
いつもボクはMAMIとTOMOMIを見ると、この仁王像を想像してしまうんですよ(^O^)
スキャの両脇を締める仁王様のふたりだな、とw 決してゴツイって意味じゃないですよww

バンドの中心にはHARUNAがいて、このひとはやっぱり真ん中から外せないんです。スキャの顔といっていいでしょう。
その後ろには一番華のあるRINAが控えている。中央のラインに目立つふたりが並んでいるんですよね。
で、華のある中心を、実のあるふたり…MAMIとTOMOMIが支えている、とついついイメージしてしまうんです。誤解のないよう断っておきますが、MAMIやTOMOMIに華がないとか、HARUNAやRINAに実がないとか、そういうことではないですからねw

でも、金剛力士像のように頼りになるどぼんどぼんどのふたりが両脇を支えることで、バンドの存在感が一段と増している、そう思えてならないんです。

観客から向かって左の仁王様w、TOMOMIの最大の魅力は何かといったら、カッコよさもありますけど、その可愛らしさだと思うんですね。オーディエンスをハッピーにさせる能力の持ち主だと。
では、反対のMAMIの一番の魅力といったら…これは確実に「カッコよさ」だと思います。
ライブでギターを弾いているときの彼女のカッコよさは、初めて見る方にも衝撃を与えるレベルじゃないかと思ってるんですけど…それだけギターの構え方から、立ち方、弾いているときの雰囲気まで、絵になってるんですよ(^O^) これは大きな財産だと思いますね。

セクシーポーズなどを冗談でよくやるせいかw、MAMIに対して「エロい」という評価がありますよね。でも、ボクは申し訳ない(?)んですがw、そう感じたことってないんですよ。
ところが、ライブでギターを弾いているときのMAMIには、確かに色気があります。艶、といえばいいんでしょうか。
ソロなどで前に出てきたときに垣間見せる表情には、クールで妖しげな雰囲気が纏っているんですよね。

しかも最近のMAMIには、この「ギタリストのカッコよさ」が自然に発露されてきているように見えるんですよ。
HARUNA編でも書きましたが、当初は「形」としてのカッコよさだったのが、今では内面から滲み出てきているように思えるんですよね。ギタリストらしいギタリストになってきてると言うんでしょうか。

元々ダンススクールにいた彼女たちは、「魅せる」パフォーマンスは得意にしていると思うんですが、そこにこれまでとはまた一味違う…内面から滲むカッコよさがプラスされてきているように思います。
ギターを通じて内面を表現する…演奏とはまた異なる「技術」をMAMIは手に入れつつあるんじゃないでしょうか。

あ、そうそう!
忘れるところでしたが(^^ゞ、歌の方もMAMIはうまくなってる気がしましたねw
なんというか、自信がプラスに作用し、どんどんと素質が開花していく気がしてならないMAMIなんですw
この先も彼女の成長とともにバンドも進化し続けていくんじゃないでしょうか(^O^)

「Dreamer」を経ての…メンバーの魅力を語る②TOMOMI編

2011-06-10 00:39:22 | メンバーの魅力を語る
「Dreamer」ツアーも無事終了しましたね~。
なにやら11枚目のシングルと、待望の3rdアルバムも発売が決定したとのことでw しかも7月シングル、8月アルバムと、この夏も楽しませてくれそうですねえ(^.^)

ではツアーの余勢を駆って、どんどんといっちゃいましょう! Zeppでのライブを踏まえたうえでのメンバーの魅力を語るシリーズ! 第二弾はベースのTOMOMIです。

ちなみにメンバーの紹介って、いろんなメディア見てても一番がHARUNA、ラストがRINAってのは決まっていますが、MAMIとTOMOMIがどっちが先にくるか、けっこうバラバラですよね。年齢順でいうならわずかの差でMAMIが年上だし(年上と言っていいのか、微妙な差ですがw)、ボーカルでの頻度が高く、目立つという意味ではTOMOMIだし。
ボクのなかではTOMOMIが先というのが慣れてしまっているので、今回もその順でやっちゃいます。

とはいえですね…ともちゃんの魅力を書くのって、実は難しいんですよ。
というのは、魅力がないからじゃないんです。
むしろ、魅力が多すぎて欠点がほとんどないがために、逆に書くことがあまりないという…(^^ゞ
例えば成長うんぬんって話が、TOMOMIに関してはできないんですよ。なにしろ、最初からちゃんとできてた、って印象なので。ましてや音楽素人のボクでは、細かい音楽の話は不可能に近いのです。

楽器の話でいうと、バンド経験者の方や楽器を演奏される方のほとんどは、TOMOMIを絶賛されるんですよねえ。なので彼女の実力に関しては、ボクがどうこう言うまでもなく、実証されているようなものでしてw
ライブで聴いていても、ベースがおかしかった、なんて思ったことは一回もないんですよね。
もちろんスラップができるようになっていたり、技術的にレベルアップしているところはいっぱいあるんでしょうが、残念ながらボクのレベルではそれを判別することができないんですよね。(ピカソやゴッホの絵の良し悪しを、判断できないようなものです)

ですからTOMOMIに関しては、誰もが思っていることを繰り返し言うような内容になってしまうんですが…

ただ、TOMOMIの偉大さを改めて認識することは意味があると思うのですよ(^.^)

あくまでも音楽素人が感じる、というレベルの話ですが…
SCANDALの音楽面を語るのに際して、TOMOMIという才能を抜きには語れない!と思うんですね。
これね、怒らないで聞いて欲しいんですが…正直なところ、昔のライブ映像なんか見返すと、スキャの演奏って決して上手いとは言えないものなんですよね。これはボクみたいな人間が聴いてもわかりますw
ただ楽しそうにやってたり、間違えても堂々とやりきってる姿なんか見てると、魅力は十分に伝わってきますけどねw 技術的な部分以外での魅力は、やっぱり当時から持ってると思います。(そうでなければ、世に溢れるエンターテインメントのほとんどをツマラナイと思っているボクが、嵌るわけがありません)ただ、残念ながらやっぱりうまいかどうかでいうと…ねえ(-_-;)

そんななかでTOMOMIのベースが安定していることは、バンドにとってかなり支えになっていたと思うんですよ。
今はもうなくなっちゃいましたが、以前公式サイトにも載っていたスタッフさんの裏ブログに「TOMOMIのベースの出来がバンドの鍵を握っている」なんて言葉があって、「へ~」と思ってたものですが…今思うとデビューして間もない当時は、それだけTOMOMIのベースにバンド全体が頼っていた、ということなのかもしれません。
他のパートがミスをしても、ベースがしっかりしていることで形にしていた、と。
もちろん実際にはわかりませんが、実はTOMOMIがバンドの屋台骨を支えていた可能性は十分に高いと思います。ていうか、多分そうですw

TOMOMIはファンの方ならご存知の通り、決して自分を「よく見せよう」としない性格です。自分の手柄を誇ったりしないどころか、「私みたいなダメな人間が…」みたいなことを言っちゃう、謙遜しすぎるほど自分を飾らないタイプのひとです。(しかも、その謙遜が根っから出てるんだよなァ…こんなに性格のいいひとが、この世にいるとは思わなかったw)
なので全くそれらしい様子を見せませんし、バンド内でも特に意見を主張しているようにも見えませんが…

実は、SCANDALにとって、本当のエースはTOMOMIだと思うんですよ。

メンバー4人とも個性的でそれぞれに魅力がありますから、各々がいろんな場面で持ち味を出すのがスキャです。例えばリーダーとして仕切るのはHARUNAだし、バンマスと呼ばれているのはMAMIやRINAだったりしますが…ところが天真爛漫にキャッキャッと遊んでいるように見えるTOMOMIがw、実際には欠かすことのできない一番の中心選手なんじゃないでしょうか。

ボーカルにしても、安定感でいったらHARUNAよりもTOMOMIの方が上だと思うんですよね。
HARUNAには「魅惑の声」というオリジナルの必殺技がありますがw、ものすごく感動的に心揺さぶる一発を放てる一方で、時に凡ミスもしちゃう、ホームランバッタータイプだと思うんです。
対してTOMOMIは3割バッタータイプというか…(歌詞を忘れるようなミスはありますが)ミスがほとんどなく、加えてホームランも打てるという非常に安心して任せられる選手って感じなんですよね。

さらに曲作りの面でも、TOMOMIの作詞はやっぱりちょっと言葉選びにセンスを感じるんですよねえ~。
他の3人の作詞もそれぞれ味があるし、ボクは好きですけどw、「うまさ」みたいなものを感じるのはやはりTOMOMIの詞が一番のように思います。まあ、最近は共作も多いので、どれがTOMOMIの作った言葉か、微妙なものも多いんですけどねw
(例えばスペレンの「スターピョンジャンプ」にはヤラれた方が多いかと思いますがw、スペレンってTOMOMIとHARUNAの作詞で、どちらが言い出したのか、ホントはわからないんですよね)

ただ、TOMOMIが関連した作詞のものは、「プロ」っぽさがあるように感じるんですよね。
いや、もちろん他の3人の詞も魅力はありますよ。例えばHARUNAやRINAの詞は、比較的ストレートに「自分」を出していて、それゆえに「会いたい」や「Emotion」のようなグッとくる名作を生み出してますから。また、MAMIは逆に「自分」を出すというより、言葉遊び的な要素が強い印象です。「Want you」のような歌詞は世間一般ではなかなかお眼にかかれない、オリジナリティ溢れた詞だと思いますね。
ですから「良い」「悪い」でそれぞれに甲乙をつけることはできませんが、技術的な「うまさ」のようなものは、TOMOMIの詞にどうしても感じてしまうんですよね。

ストレートすぎず…
かといって、比喩がわかりにくいこともなく…
ハッキリとは言ってなくても、歌詞の主人公の気持ちが伝わってくる気がする。そんな絶妙なバランスの取れた詞をTOMOMIは作るように感じています。そのせいか、歌詞に「深み」があるような気がするんですよね。
しかも、恐らくそのバランスは、彼女が計算づくでやっているのではなく、感覚として生み出してると思うんですよ。そこが彼女の恐ろしさなんですがw

ベーシストとして、ボーカルとして、作詞者として…
こうしてひとつづつ考えていくと、TOMOMIの音楽面での貢献は計り知れないことがわかりますw

それでいて、彼女の一番の魅力は何かっていうと、やっぱりライブでも見せる「天性の可愛らしさ」だと思うんですよね~(^O^)
これがもう、超弩級に強力なワケですよw
今回ボクは大阪では角度的にほぼTOMOMIの正面にいたわけですが…以前から知っていたとはいえ、あの笑顔満開で踊りまくるTOMOMIのステージを見ていたら、楽しくならずにはいられませんよ(^O^)
演奏技術が今ほどなかったデビュー当時から、スキャの魅力のひとつとして「楽しそうにライブをする」というのがありますが、TOMOMIはまさにその象徴w ライブで下手側(TOMOMI側)にいくと、てぃもの魅力に嵌る…という話をよく聞くのも納得です(^.^) とにかくひとつひとつの動作が無邪気で、微笑ましいことこのうえないのですw

ですからね…バンドを支えるエースであるTOMOMIですけど、本人的には恐らくカケラもそんな意識はないと思うんですよね。
ただ純粋にライブを楽しんでる(^O^)
測り知れない貢献をバンドにしていながら、TOMOMI自身には「私が引っ張っていく」という意識などまるでなく、自由に遊んでいる感覚に近いんじゃないかと思うんです。

高いレベルで仕事をこなしていながら、本人的には楽しくやっているだけw
うーん、これってどう考えてもタダモノじゃないですよね(^O^)

ボクのなかでは、スキャのメンバーは全員がそれぞれに魅力的で、素晴らしい一面を持ってるんだけど、一方で弱点や欠点もある…それを4人が互いに補い合ってる…と見てるんですが。
実はTOMOMIって弱点らしい弱点がないんですよね。
う~ん…と考えてみて思いつくものは、例えば仕切りが苦手とか、どこか天然なところとか、ですけど…それって考えようによっては長所になるものばかりなんですよねw
音楽的に見ても、キャラ的にみても、ひとりの人間としてみても…魅力に翳を挿すような弱点がないんです。

TOMOMIは周囲を楽しませることが好きなんでしょうね、キャラとしては時にピエロ的な役割をしたりしていますが…
本当のサーカスでも、実は一番の実力者がピエロ役をやってたりするんですよね。
TOMOMIのあの言動や性格に、つい見失いがちになりますが、やはり頭の片隅にはしっかり覚えておく必要があると、改めてライブを通じて思いましたね。

TOMOMIこそがバンドを支える一番の功労者だと。

「Dreamer」を経ての…メンバーの魅力を語る①HARUNA編

2011-06-08 01:18:42 | メンバーの魅力を語る

あのですね。
こう見えて(見えてないけどw)ボクはけっこうやることがいっぱいある人間で(遊びばかりですが(^^ゞ)、RINAじゃないですけど一日48時間は欲しいな~と常々思ってる人間だったりしまして。一生懸命に働いてる皆さんからは怒られてしまいそうですが(-_-;)

で、メリハリをつけないと到底全てのことは回らないので、やるときには集中して一気にやるよう、心掛けています。
スキャ関連についてもそれは同じで、「やれるときに一気にやっておかないと」結果的になにもできなくなるんですよねえ…
というわけで、ライブ参戦で熱も高まってる今、一気にスキャについて語ってしまおうと思います。(そして恐らく、その後しばらくはダンマリになるでしょう(^^ゞ)自分でもこれだけ連続で記事書くとはビックリですわw

ツアー「Dreamer」に参戦して、改めてボクの中で思ったメンバーの魅力を、語ってみようかと思います。
メンバーの魅力を語るシリーズの第四弾ですねw
相変わらずの音楽素人ですから(^^ゞ、知識としておかしなことを言っている場面は多々出てくるかとは思いますけど、そこはご愛嬌ということで…
むしろなにも知らない人間がこう思っている、こう受け取っている、ということで微笑ましく見守っていただければと思いますw まあ、世間一般にはボクみたいな音楽素人の方が多いと思いますしねw

ささ、前置きはこの辺りにしてサクサクいきましょう(^O^)

順番は王道どおり、ボーカルHARUNAからすたーとっ!
予め断っておきますが、ボクはHARUNAに関してはほんのすこ~~~しだけ過保護なところがあるかもなので(^^ゞ、その分は差し引いて読んでくださいねw



ライブレポでも書きましたが、今回最初に参戦した名古屋ではHARUNAの声があまり調子よくないように感じたんですね。
で、逆に改めて思いました。
やはりHARUNAの声(特に低音のロック声w)は、このバンドにとって実に重要な役割を果たしているな、と。HARUNAがバンドの中心(前面といった方が的確かも)にいることは非常に大きなことだと改めて感じましたね。

以前に「MJ」でアイドルグループと混ざって運動会をやっていたときに、衝撃を覚えたことがあったんですよ。
それはHARUNAの声があまりに異質なことに、だったんですけどねw
アイドルの皆さんって、やっぱり華やかなわけですよ。声からもそれは作られてて。ところがHARUNAの声はひとり異次元w 落ち着いてるというか…ドスが効いてるんですよ、やっぱり(^O^)
あれを観たときに「あ、これはアイドルじゃないわ」と、理屈とか通り越してしみじみ思いましたもんねw

ここ最近のシングル「PRIDE」や「ハルカ」はファルセットを使ったり、けっこうな高音だったり、サビや印象的な部分でHARUNAが声を張り上げるシーンが多かったように思うんですが…ライブのオープニングでの「PRIDE」を聴いたときには、「高音を意識するあまり、本来の魅力ある低音を失ってしまったのではないか?」と内心、かなりドキドキしちゃいました。
まあ、名古屋では途中から普段の声に戻った感じがありましたし、大阪では最初の「PRIDE」からいい感じで声が出てたように思ったので、結局は杞憂に終わりましたけどね。
ただですね、「瞬間センチメンタル」なんか聴いてると、HARUNAの声質にバッチリあっていて、これはもう相当にカッコいいのですよ。やっぱり低音でドスw効かせまくりの歌は、魅力全開な気がしますね。

これはあくまで個人的意見ですが、バンドのボーカルに求められるものって、歌唱力はもちろんあるに越したことはないですが、それ以上に個性のように思うんですよね。
声を聴いた瞬間に、「あ、これはあのバンドだな」とわかるような。まあ、基本的にアートと呼ばれるものは、個性が大事なんでしょうけどね。

ボクのなかでHARUNAというひとは、決して完璧な人間ではないんです。むしろ、弱点や欠点も多い。
トータルにバランスが取れていて能力が高い、となるとやはりTOMOMIが一番で、次にはMAMIかなと。HARUNAやRINAは欠点も多いけど時々大きなホームランを飛ばす、ってタイプなんじゃないでしょうか。
正直に言えば、HARUNAは決して高音を出すのは得意じゃないと思うんですよ。デビュー当時に比べるとかなり安定して出るようにはなってると思いますけど、それでもまだ時に失敗するのを目にします。
ただ、その弱点の克服に躍起になることで、彼女本来の魅力は是非忘れて欲しくないな、と思いますね。
それだけあのドスwのある声はカッコよく、また個性がありますから。HARUNAの声がSCANDALというバンドにおいて「カッコイイ」という要素に大きく貢献してるのは間違いありません。

ボーカルという点でみると、「歌に感情を込める」という作業をかなり重視しているのも、HARUNAの魅力のひとつだと思いますね。

今回のツアーでもMCで「Emotion」を自分が歌っていいのか悩んだ、と告白しているように、歌い手として彼女が作品に真剣に取り組んでいるのはよくわかります。過去にも「君と夜と涙」の歌入れ中に涙した、とかこの手のエピソードはかなり多いんですよね。
なのでライブでは、この「感情を込めた歌いっぷり」にやられることが多々あるのですよ(^O^)
上で「弱点もあるけどホームランも打つ」といったのは、こういうことですね。CDではそこまで感動しなかったのに、ライブで聴いたら心揺さぶられてしまった、ということがよくあるんですよ。これはHARUNAが打ったホームランだと思いますね。

今回の「Dreamer」ツアーでも「Emotion」でのHARUNAはやっぱりいいんですよね。RINAのドラムと相まって、かなり胸のところにグサグサくるんですよ(^^ゞ
「テンプテBOX」のツアーでいえば、「涙のリグレット」や「会いたい」でやられた方はけっこういらっしゃったはずです…まあ、「会いたい」は反則といえば反則ですけどねw 大体からして「会いたい」という曲自体がHARUNA渾身のホームランですしw

またギターの演奏という点でみると、これはあくまで素人判断で恐縮なんですが…(^^ゞ

HARUNAのギターはバッキングが中心ですから、やはりMAMIと比べると目立ちにくいと思うんですよ。そのため、これまでもあまり意識したことはなかったんですが…それでもやっぱりちょこちょこミスをしていたように思うんですね。
目立たない箇所ではあっても、ミスが時に全体の邪魔をしてしまう、ということが多分これまではあったんじゃないかと思ってるんですが…
なんというか、今回の演奏は全体的に「イイ!」んですよ(^O^)
ポイントポイントで上手くなった、と感じるよりも、曲全体を聴いてて「なんかうまくなってる!」「すげえ心地よく聴ける!」っていう感じなんですね。
なので恐らくですけど、メンバー全員のレベルアップが成されているんじゃないでしょうか。
ボクには音を聞き分ける能力がまだまだありませんから、ハッキリしたことはいえませんが、HARUNAのギターも随分成長し、安定したバッキングが弾けてるんじゃないかと思っています。

そしてもうひとつ…HARUNAの魅力を語るうえで忘れてならないのは、やはりその動きですよ(^O^)

一言で言ってしまえば、“どや顔”連発で、キレッキレの動きを見せるHARUNAのアクションは相変わらず素晴らしいですw ていうか、指先一本まで神経を届かせてる動きは、もうビューティフルの領域ですよ(^.^) (あまり褒めてるとまた過保護とか言われそうですが…)
でもやっぱり横に揺れるような動きとか、ギターを弾いた後の腕の動きとか…ちょっと真似できないカッコよさなんですよ。これはもう、さすがはダンス経験者としか言いようがないw

なんていうんですかね…HARUNAの場合は完全に「魅せる」を前提にしたアクションなんですよ。

これがバンド世界のなかでは実に異色で面白いと思っているんです。
というのはですね、またそれぞれの回で書こうと思ってますけど…例えばMAMIのギターのカッコよさというのは、「予め作られたもの」ではなく、「自然に発動したもの」になっていくにつれて、どんどんと発揮されてきたものだと思うんですね。

ご存知のようにスキャはバンドをやることが決まってから、「バンド」というものを勉強してスタートしてるんですよね。つまりは最初は他のバンドさんの真似だったわけです。ヘドバンやってみたり、ジャンプしてみたりね。
そのこと自体は当然否定しませんよ。というか、むしろ真似から始めるのは王道だと思っています。普通にバンドを始める方々も、きっと憧れのバンドの真似から始めてるでしょうしね。
例えばRINAなんかはデビュー当時はとにかくヘドバンすることを意識してましたよね。つまり「形」からバンドに入っていったわけです。ところが今はそこまでヘドバンを意識してるとは思えません。もっと内から滲み出てくるもので、カッコよさを表現できるようになってますからね。「Emotion」でのドラムなどは、その叩きっぷりだけでゾクゾクさせるくらいになったわけです。

つまりMAMIもRINAも「形」から入って「予め作ったアクション」をしていたのが、今では「自然に滲み出るアクション」でカッコよさが表現できるようになってきてると思うんですね。(ともちゃんに関しては、判断が難しいので保留にさせてくださいw)これは紛れもなく、彼女たちの成長故だと思います。

ところがですね、HARUNAだけは「予め作ったアクション」をやっていると思います。いや、「やりきっている」と思います。
では成長していないかといえば、そうではなく…「予め作ったアクション」のレベルが高いがために、それをやりきることが彼女の表現方法として確立しちゃってるように思うんです。

うわ~、うまく説明できてますかね?

SCANDALっていうバンドは元々動きの面でいうと、「形」から入ってるバンドだと思うんですね。他のバンドさんの真似をして、カッコイイ「形」を演じてみせる、というね。
ダンススクール出身ですから、「動きで魅せる」というのは、当初から得意にしているはずなんですよ。今でも「予め作ったアクション」を基本にして魅せているのは変わっていないと思います。
ただMAMIやRINAというのは、そこにプラスして、「自然に滲み出るアクション(内面を表現するようなアクション、と言っていいのかな?)」で魅せるということができるようになってきてると思うんですね。いかにもバンドマンらしい表現、ともいえますかね。そういう成長の仕方をしてるように思います。
TOMOMIにいたっては、「予め作ったアクション」も「自然に滲み出るアクション」も両方ともごくごく自然にできちゃってる気がしますねw あまりにも普通にやっちゃうのでw、その差が判別できにくいくらいです。

ところがHARUNAに限っては、今でも「作ったアクションで魅せる」ということを徹底しているように思えるんですよ。
これは成長していないということではなく、方向性の問題だと思います。
恐らくですが、MAMIやRINAはバンドマンらしくあろうとする意識が高いことで、その種のカッコよさが身についてきたんじゃないかって思うんですね。
それに対してHARUNAは「バンドらしくある」という意識よりも、純粋なショーマンシップ…「私が魅せることでお客さんを楽しませたい」という意識が強くあるように感じられるんですよね。

ということはすごく乱暴に言っちゃうとですね、HARUNAのアクションのカッコよさっていうのは、バンドマンの持つカッコよさじゃないってことです。
逆にいえば、普通のバンドではお目にかかれないカッコよさを発揮できるってことでもあります。実に異色な存在である一方で、大きな武器にも成り得るんじゃないかとボクなんかは思うんですけどね。
恐らくHARUNAがボーカルだからこそ、こういう異質さを持っていてもバンドとして成り立つんでしょうね。他のメンバーがどんどんとバンドマンらしくなっていくなかで、HARUNAひとりは異質な存在であることを許されてる立場にあるのかもしれません。

ただですね、いずれにしろSCANDALの長所のひとつには「魅せる」という部分があると思うんですよ。それはヴィジュアルも含めてになるかもしれませんが。
いかにもバンドらしい雰囲気、カッコよさがどんどんと増していってるなかで、普通のバンドさんとは異質のカッコよさを示すHARUNAの存在ってのは、かなり大きいものがあるように思うんですけどね。
確かに欠点もあるとは思うんですが、「これぞSCANDAL!」といった魅力を、HARUNAは数多く引き出せる存在だと思います。
ボクはメンバー4人とも好きですが、それでもやっぱりスキャはHARUNAが中心にいてこそ! とどうしても思っちゃうんですよねえ(^^ゞ

「Dreamer」Zepp NAGOYA&OSAKAライブレポ(後編)

2011-06-06 21:08:49 | ライブレポ

それでは早速後編開始です~。

10、太陽と君が描くSTORY
前半のツアーでは「SAKURAグッバイ」だったようですが、「梅雨を吹き飛ばす意味を込めて」(曲前のHARUNAの言葉より)名古屋からはタイキミにスイッチです。
この曲、シングルとして発売した折も「ストレートがテーマ」とメンバーが言っていましたが、ホントにストレートに、なにも考えることなくノリノリになれる曲なんですよね~w 曲調も複雑じゃないですし、歌詞も聴き込むってタイプの曲じゃないですから誰でもノリやすいんじゃないかと。とてもライブ向きの曲だと思います。
ドラム横のお立ち台にはMAMIとTOMOMIがあがって、この曲ではお馴染みの腰フリダンスも披露してくれるサービスぶりですw
スキャにはライブの締めを任せられる曲がいっぱいありますが、タイキミもそんな資格のある曲のひとつですね。

11、SCANDAL BABY
いやーもう、特に言うことがないんですよねェ…
それくらい好きです、SCANDAL BABY(^O^) もう改めて言う言葉がないんですよねえ。
数あるスキャの名曲のなかでも、敢えてひとつを選ぶなら…迷いに迷ってやっぱりコレになるんじゃないかと。ライブでもめちゃ盛り上がりますし、会場も全体ノリノリだし、しかも歌詞的にはグッとくるし…名古屋では不覚にも、涙出ちゃいましたもんね…(^^ゞ
この前のタイキミも全員で踊り出せそうな曲ですけど、BABYがまた踊りたくなるような曲なので(しかもその前がHi×3だし)、ここはかなりハイになりました(^O^)
最高だわ、BABY…なんて感慨に耽っていたら、名古屋ではHARUNAが「いやー…いいわ、SCANDAL BABY」とポツリw 「こんなに皆で共有できる曲があってよかった」と。MAMIも「皆が歌ってるのがここまで凄く届いてくる」とHARUNAの意見を後押しですよ(^.^)
さらに大阪でもHARUNAは「このツアーに入ってからBABYが好きでたまらなくなってる」と告白してましたね。

MC
これは正確にいえばMCとは言えないかもしれませんが…
ここでRINAからの言葉が入ります。これがですね、ちょっと簡単に説明しちゃっていいのかな、と躊躇うような言葉なんですね。
ですからボクがヘタに説明を加えることはできないので、正確に伝えられる自信はないんですが、ボクなりに言葉を纏めて淡々と紹介したいと思います。

「今回は初めて舞台にセットを作りました。音楽を表すト音記号とリボンとを合体させたものです」
「これにはツアーを回るにあたり、音楽をみんなに届ける、プレゼントする、という意味が込められています。私たちにできることは、そういうことしかないので」
「被災地の仙台にも届けました。逆に力をもらいました」
「次の曲は私が初めて作詞作曲した曲で、みんなに自分が思っていることを伝えたい、と思って作りました」
「だけど私は不器用だから、伝えたいことがあっても大事なひとほどうまく伝えられなかった。酷いことをいったり、傷つけてしまうこともあった」
「でもそんなダメな自分をあとから笑えるように、自分の全てをさらけだして曲にしました」

これを受けたHARUNAが
「私も初めてRINAからこの曲をもらったときは、こんな素敵な歌を私なんかが歌っていいのか、悩みました」
「でも歌を届けるのが私たちにできることだから、もう迷いは消えました」

みなさん、それぞれに感じることはあると思います。
いろいろな感情がボクの胸にも渦巻きましたけど、ひとつ強く思ったのは、「このコたちは本当に音楽と正面から向き合っているなぁ」ということでした。
SCANDALという存在の特殊性から、このバンドがいろいろな言葉や評価を受けてきたのは、ファンの皆さんならどなたもご存知だとは思うんですよね。
ただ、彼女たちに惹き付けられる根幹になっているものは、この音楽に対する真摯な気持ちだと思うんですよ。音楽というものに対する尊敬やら、憧れやら、好きという気持ちやら…ここがブレないので彼女たちを応援したい気持ちに駆らせる、と思うのです。

アイドルとか、ロックとか、そうした定義で測ろうとすると、彼女たちは実に不安定です。
ところが「音楽と真剣に向き合う」という、一番ぶっとい根っこの部分が、彼女たちはドーンと一本貫いている。ささいな枝葉などは、どうでもいいと思えるほどに、です。ファンとして付いていくのに値する存在だと、誇りを持たせてくれるんですよね。

音楽という手段を使って、自分(バンド)というものを表現する。これが一般的なアーティストさんの考えだと思うんですが、スキャに関しては音楽というもの自体に対するリスペクト、愛をより強く感じてしまいます。
こういうのを感じさせてくれると、技術の巧拙などは飛び越えて、本当にいいバンドだな、と思わずにはいられませんでした。ボクのように元々音楽に関心の薄い人間ですらそうなのですから、音楽好きの方はより強く感じたんじゃないでしょうか。

12、Emotion
RINAの想いをぶちまけたMCのあとでこの曲ですから…ヤバイですよね、そりゃw
これがまた…RINAが狂おしいほどに激しくドラムを叩くんですよ。
感情を叩きつけるかのように、激しくドラムを叩くんですよ。
まあ、泣きますよね、それはw
元々この曲を聴いたときから、RINAらしい詞だなぁ、とは思っていましたが、このドラムプレイを見てたら心を鷲掴みにされますよ。もうしょうがない、これはw
また、今回のツアーではRINAのドラムの成長を強く感じたんですよね。まあ、音楽素人ですからハッキリいえませんけど…今回は一番RINAが成長してたんじゃないでしょうか。
なんというか、これまではガムシャラさが伝わる反面、硬さみたいなもの(ダカダカダカ!みたいなw)を感じたんですが、今回は滑らかでスピードも早く感じたんですよね。手首などが柔らかく使えるようになったのかもしれません。(まあ、武道でもそうですが、柔らかく身体を使えればスピードもあがるものです)

HARUNAも名古屋では声あまりよくなかったんですけど、ここぞではいい仕事するんですよねェ…。
あのー、これは前回の名古屋のZeppでもそうだったんですが、なぜか名古屋ではお客さんがたくさん来ることに関してRINAは敏感なんですよ。前回は「こんなに来てくれるなんて思わんかった…」と泣き声でしたし、今回も「ライブハウスでは(名古屋では)最大らしいです…こんなに来てくれてありがとう」といったような感謝を口にしてました。
そのせいで、いつも名古屋ではボクも感情震わせられるんですよねw 感動して泣けちゃうんですよw

一方で大阪はこれまた毎回元気でノリが素晴らしいんですがw、逆に元気すぎて泣けないというねw これも前回と全く一緒で(^.^)、ホントに地域ごとに特色でてますよw

13、瞬間センチメンタル
これまたBABYと同じく、会場が一体となってノレる名曲ですね。もちろん名古屋でも大阪でも爆発ですよ(^O^)
この前のEmotionで会場が泣きモードに入ってますからw、本来はここから急に雰囲気変えていくのって難しいと思うんですけどね。そこはさすがの瞬センですw
今回のツアーではMAMIがハウリングをよく利用していましたが、特にここはかな~~り長くハウリングをさせてから曲に入っていってました。今から思うとEmotionからのムードを転換するための工夫だったかもしれませんね。
名古屋では不調だったHARUNAの声も、この頃にはエンジン全開…というか、この曲はHARUNAの声質にピッタリな気がします。いやもう、完璧なんですよね。
またTOMOMIがドラム横のお立ち台に移動するのも前回と同様でしたが、ここでまたいい仕事するんですよね~…思い出しても瞬センはうっとりしますよw

14、カゲロウ
この流れからのカゲロウ…はたまりませんよねw 初参戦の方とか、知らない方もいるとは思うんですけど、この曲は関係なく盛り上がりました~(^O^) 個人的にはカゲロウが聴けるライブは幸せなライブですw
この入りがまた、ちょっとこれまでと違っていて…RINAのドラムの連打から始まるんですよね。元々カゲロウはライブでの評価が高い曲だと思っていますが、またひとつ進化を遂げたように思いますね。(もちろんラストの盛り上がっていく部分は、これまでのライブバージョンと一緒です)
このドラムの連打などは、今までのRINAだったらできないんじゃないかな、と思わせるような刻み方で実にカッコよかったですねえ~…何度も観ているカゲロウがさらにパワーアップして、ファンとしてはニヤけざるを得ないですよw
そしてまた、ベースを弾きながらボーカルをとるTOMOMIの凄さももちろん健在ですw
「ボクはカゲロウ~♪」の最後の吐息が哀愁含ませまくりなんですよねw これ、TOMOMIファンの方にはきっとたまらないはずですw

15、夢見るつばさ
ぶっちゃけて言いますね。
セトリにこの曲があると知ったとき、正直そこまで期待してなかったんですよ。あれ、この曲入るんだ、と。
ところが実際に聴いたらかなりいいです! シングルで聴いたときはSEの印象が強い曲なんですけど、見事にアレンジされてるんですよね。まずイントロのシンセの部分がギターになっていて(これはどうやらカップリングで「夢見る頃をすぎても」をやったときのギターのようです)、ここをかなり歪ませブルージーな雰囲気に作り上げてると思います。
今回のセトリ、曲的にはかなり申し分ないんですが、欠点としてブチブチと流れが切れるようなところがいくつかあったんですよね。それは曲調の差だったり、MCが入ることだったり、楽器交換による間だったり、いろいろなんですけど。それで会場が盛り上がっても一旦クールダウンして…みたいな箇所が何回かあったように感じました。

ところがここはラスト付近ということで、よく考えられていて…MAMIがイントロのギターを繰り返し鳴らすことで、カゲロウからの間をうまく繋いでいましたね。ギターを鳴らす間にメンバーが呼吸を整え、RINAのドラムでスタート!といった流れでした。ここでもドラムがいい感じに入るので、曲のスタートがうまく切れてるように思えましたね。

16、ハルカ
最新シングルですから、この曲は外せませんw
ただ他の曲がシンセやSEの部分をバンドアレンジにしてあるのが目立った今回のツアーで、思いっきりSEが使われちゃったのがこの曲なんですよね(^^ゞ その意味でちょっと浮いちゃってた感はありました。まあ、アレンジする時間もなければ、ライブ初披露でCDとまるで違う仕上がりにする訳にはいかないですしねw
曲自体は嫌いじゃないので、それなりには楽しめましたが…どうしてもボーカルが目立つ曲だと思いますけど、途中からHARUNAの声もキレイな形で出ていたように思いますね。やっぱり彼女は低音のドスが効いた声wが魅力です。

アンコールMC
本編が終わり登場してから、まずは簡単なMC(宣伝?)が。
本来なら敢えてレポートする必要もないかも、なんですけどねw 内容的にはノートがグッズに追加されたことを伝える程度だったんですが、名古屋ではここでMAMI、TOMOMI、RINAの3人がMCを進めるHARUNAにイタズラを仕掛けていたわけですよ。(RINAのZepp NAGOYAのブログ記事に紹介されてるヤツですね)
まあ、簡単にいえば3人がノートにイタズラ書きをして、知らずにそれを見たHARUNAを思わず笑わせてやろう…という魂胆だったんですが、これがHARUNAがクスリとも笑わない!w
確かに内容的にたいしたものではなかったですがw、それにしてもHARUNAのハガネぶりはなんなんでしょう(^O^) しかもこの後、お立ち台にいた3人に「降りろ」「解散」とニベもないですからね。マゾなひとにはたまらないでしょう(ですから、ボクは違いますってw)

大阪ではこのくだりの代わりに、21歳になったドボンドボンド(MAMI&TOMOMI)がアパレルショップのフォーエバー21にかけて「永遠の21歳」をここで披露していました。
ただ、さすがは大阪w HARUNAにもこのポーズをやらせてましたねw 大阪のノリのよさならでは、ですw


アンコール1、サティスファクション
さてアンコールの一発目はハルカのカップリングであるこの曲です。ここもMC明けになるので場の盛り上げが難しいところですが、手拍子をさせること&「ウォウォウ♪」のイントロのくだりをオーディエンスにも歌わせることで一体感を戻そうとしてましたね。
試みとしては悪くなかったと思うんですけど、いかんせん「ウォウォウ♪」は歌いにくかったかな~というのが本音ですねw 手拍子はよかったんですけど、声はあまり出てなかったように感じました。ただ雰囲気を戻すことにはそれなりに成功していたんじゃないでしょうか。

MC
ここでさらにMC…ということで、ちょっとここらの流れは間延びしちゃった感はありますね。まあラスト付近ですから、あまりあっさり終わっても寂しいかもしれませんけど。
MCとはいってもここはCLUB SCANDALとSCANDAL MANIAの告知ですから、簡単なものなんですけど…なぜか名古屋ではTOMOMIがすごく喋るんですよ。これ、ホントに不思議です。前回もそうですが、明らかに大阪よりも名古屋のときの方がMCが長いんですよね(グダグダ感はアップですがw)
RINAに「エンドのない話はやめとき」って突っ込まれてましたがw、ホントに終わりのない話をやってましたね~、ともちゃんw

アンコール2、スペースレンジャー
グダグダMC(^^ゞも終わって、あとは思い切り盛り上がって終わるだけ…となればこの曲の出番でしょうw
大阪のときはなにやら間違いがあったのか、メンバーがニヤけてましたけど、ちょっとどこをミスっていたかわかりませんでした(まあ、ミスなどしてないのかもしれませんが)
スペレンもライブでは外せない定番曲ですよね。流れがきれた後でも盛り上がっていくのはさすがです。敢えていえば、「ヘイ!」のところでのジャンプが、やはり初参戦の方が多いせいか、少なかったのはちょっと寂しかったでしょうか。

アンコール3、EVERYBODY SAY YEAH!
いやー、てっきりスペレンで終わりだとばかり思ってましたから…この曲が始まったときは嬉しかったですねw
スペレンで温まってからのこれですから、そりゃあ盛り上がります♪ 会場、大盛り上がりでしたねw やっぱり最後に「イエー!」って叫べる曲が来るのは燃えますよw 本当にライブ向けの、いい曲を作ってくれました(^O^)
今回のライブで敢えて欠点をいうと、何度か書いてますけど流れが切れるところにあったと思うんですが…スペレンからのEVERYBODY~で一気にラストが沸騰しましたからねw 満足度高く終われたんじゃないでしょうか。
スキャの場合はラストを飾るに相応しい曲がいくつもあるのは強みだと思いますね。それらを2,3個ラストに持ってくれば、まず確実に最高潮で締めれるのではないでしょうか。EVERYBODY~は以前からずっとオープニングでもラストでもイケる曲と言われてましたけど、今回でラスト曲の適正を存分に見せつけましたね。



今回のライブをボクなりにまとめると…
やはり自由に選曲しているだけあって、セトリがかなり満足できるものでした。ひとつひとつの曲もアレンジが目立って、よりバンドらしいバンドになってきたな~と(いや、ボクは他のバンドさん、ほとんど観ませんからイメージの話ですけどねw)
今回は特にRINAの成長を強く感じましたが、演奏面では全体的によりレベルアップしてるのを感じましたね。音楽素人のボクがいうことですからw、アテにはならないかもしれませんが、逆に言えばそんな素人でもわかるくらい「わぁ~、なんかまた成長してるな~! 1曲1曲がイイ!」と思わせる内容でした。

気になったところとしては、やはり流れがブツブツ切れがちになるところですかね。やりたい曲を重視した結果、こうなったかもしれないので、一概に悪いとは言いにくいんですけどね。

とはいえ全体的な満足度は非常に高いライブでした。根底に「バンド」というものがドーンとあったうえで、涙も笑いも癒しも楽しさもあるという…やっぱりスキャは素晴らしいです(^O^)