ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

ベスト・クリスマス2、いってきました

2010-12-26 00:12:24 | ライブレポ
えー、ほとんど告知していなかったんですが、実は行ってきましたw ベスト・クリスマス2。
今までほど細かく、とは難しいですが、せっかくなのでライブレポをお届けしようと思います。

で、開店休業が続いているこのブログをわざわざ見てくれる方というのは、よほどのスキャファン、それもある程度自身とは異なった意見でも理解を示せる方がほとんど、だと思うんですね。
なのでぶっちゃけた今のボクの心境も交えて報告していきたいと思います。

まず、今回の会場となった恵比寿ガーデンホールなんですが、ここは一言でいえば「体育館」みたいな場所でしたw これ、近くで観戦したスキャ友さん、4人全員が言ってましたから間違いないですw
床がフローリングで段差もない、フラットな会場でした。ただ壇上が高かったので、ほぼ最後尾で観戦しましたけどステージ上はよく見えました。
気になったのは、「体育館」なせいかはわかりませんけどw、音響がかなり悪かったように思えました。これはボクでも感じられたくらいなので、気のせいというレベルではないと思います。
今回は一回きりのライブ、ということもあってか、メンバーの演奏も安定してない感がありましたが、音響面も合わせて最高のライブとは言い難いかな、というのが正直なところですね。

ではセトリにあわせて覚えている限り、順番にいきたいと思います。



オープニング
今回の衣装はクリスマスらしい、赤を基調としたものでした。あとでスキャ友さんから教えてもらったところでは、ハロウィンのライブに着た時と同じもののようですね。言われてみれば確かにw
オープニングの「影ナレ」(声だけのナレーション)を芸人のトータルテンボスがやってました。そういえばこれも、何かラジオ繋がりでやるとか言ってましたね。正直やや受けが精一杯、という感じでしたがw、声だけで、しかもアウェイとも言える会場では仕方ないかとw
今回はスキャ史上最大(?!)のセットが舞台上に組まれていました。オープニングはむか~しの海外ドラマ「奥様は魔女」(だったかな~?)のパロディで、そのためにセットが組まれた、という感じでした。「クリスマスらしいホームパーティー」が今回のテーマということで、その演出というところでしょうが、正直若いファンの方はわからなかったでしょうね~(^^ゞ
ただ、スタートでコンセプトが示されたことで、今回は「クリスマスのホームパーティーなんだ」という狙いが明確に伝わってきたのは、演出としてはよかったんじゃないかと思います。

1、S.L.magic
2、星の降る夜に
3、瞬間センチメンタル
はい、ザクザクいきますよw
第一タームはこの三曲でしたが、ここは燃えましたね~w
まずSLを初っ端に持って来たのには、やられましたねw YOUTUBEでの映像で、過去のクリスマスライブの映像をご覧になった方はわかると思うんですけど、SCANDALのクリスマスライブ=SL、と繋がる方って多いと思うんですよね。クリスマスライブでのこの曲の演奏があげられていたのでw
なのでSLMが始まった瞬間に、「スキャのクリスマスライブに来たんだな~!」って気持ちに浸ることができました。これはナイス選曲ですw
しかもその後に「星の降る夜に」で果てしなくヒートw 続けて「瞬セン」ですからねw この3曲までで一気に気分が盛り上がりましたw
いつもそうですが、スキャは初めのスタートダッシュにラッシュかけてくるので、毎回「掴みはOK」状態にさせられますね(^O^)

MC1
最初のMCは今回がクリスマスパーティーであることの宣言がされ、比較的軽めのご挨拶、といった感じでしたね。今回は特にコール&レスポンスもなく、気合いが入ったライブ、というより、まったり楽しむライブ、といった雰囲気がMCからも滲み出ていた気がします。いい意味で言えば自然体ですが、仕掛けがツアーでのライブに比べると少ない、とも感じましたね(それがいいか悪いかはともかく)

4、プレイボーイpartⅡ
5、ロックンロール・ウィドウ
6、恋人がサンタクロース
ぶっちゃけて言うと、ボクの好みの範囲外の曲が来たタームだったので、個人的には落ち着いた感じで聴いていましたね。クリスマスなので「恋人がサンタクロース」は来るだろうとは予想してましたけど、何回聴いても好きになれないです。原曲からしてツボじゃないですからね(ユーミンファンの皆さん、すみません)
ロックンロール・ウィドウの間奏はカッコイイな、と感じましたが、基本このタイプの楽曲はボクとはちょっと合わないということで…
改めて思いましたが、いくらスキャが好きだ!とは言っていても、楽曲が好きじゃないとやっぱりノレないな、という当たり前の事実を再認識しましたね。スキャ流にアレンジがしてあって、それは確かに原曲よりは好みに近いんだけど、それでもやっぱり好きにはなれない、という。
一年ほど前、スキャに猛烈に嵌っていたのは、楽曲のよさにあったんだな~、と感じ入りましたね。いくらHARUNAがカワイイといっても(おいおいw)、楽曲に魅力を感じなければ嵌ることはできないとつくづく思いました。

7、SHAKE
恒例となった「お遊戯タイム」、今回はSMAPならぬ「SCAP」ということで、SMAPの「SHAKE」を完全なカラオケでダンス付きで披露していました。衣装もSMAPに合わせた感じで、第一興商さんから音源を借りた、と言っていましたからw、カヴァーなどということではなく、本人たち自ら言っていたように完全に「お遊戯」という視線で見るのが正解だと思います。
「お遊戯タイム」についてはこれまでもありましたし、これはこれで純粋に楽しめばいいもの、だと思います。

ただ。
それはそれで置いといて。「お遊戯」を楽しむことが悪いこと、などとはまるで思わないんですが。
ボク個人の気持ちのなかでは悲しい気分になったのは正直なところです。

この「SHAKE」を聴きながら強く思ったのは、「一年前には特別な存在だと思っていたSCANDALが、普通の『好きなアーティスト』のひとつ、になっちゃったな…」ってことでしたね。
デビューしてからしばらくの間、SCANDALはボクのなかでは物凄い可能性を秘めた、現在の音楽業界に激震を起こすくらいの凄い存在になるんじゃないか、って期待をもっていたんですね。だから年甲斐もなく嵌ったし、このブログも始めました。
「SHAKE」をカラオケでお楽しみのひとつとしてやる今のスキャには、そこまでの期待はかけられないな~と。
こういう「お遊戯」をやることが魅力のひとつ、というのはわかります。わかりますが、その方向に走るSCANDALは、『特別な存在』には成り得ないな、というのが正直な本音です。その方向が悪い、とまではいいませんが、その方向でやるバンドならば、『特別』とは思えない、ってことです。

例えば、もしこれが楽器のソロプレイでカッコイイものを魅せてくれていたら、『特別な存在』だと思えるんでしょうけどね。
元々ロック志向だったわけじゃない女の子たちが、王道ロックに近いものをやるからこそ『特別』なわけで、SMAPのマネのような「お遊戯」は、想像の範囲内で面白みを感じないんですよね。
ステージングなどの技術は明らかに成長しているスキャですが、魅力という部分では一年前より落ちたのかもしれません。

ボクの感じていることが、誤解なく皆さんに伝わるといいんですけど。

MC2
ここでのMCはスキャらしいグダグダトーク、が定番ですけどw、今回はクリスマスということで、ファンにはおなじみの「メンバー間のプレゼント交換」をステージ上でやってくれました。
これはファンとしては、結構眼の前で見たかったシーンだと思うので、喜んだ方も多いんじゃないでしょうか。TOMOMIが相変わらず思い切り素な感じで、微笑ましかったですねw
サプライズでいきなりステージ上でやることになった→TOMOMI、MAMI、RINAブーイング→HARUNA、Sっ気満開で強行、といった猿芝居wをしたにも関わらず、MAMIのメッセージカードに「ステージ上でプレゼント交換をすることになるとは思ってもいませんでしたが…」と書いてあったのには(始めから知ってたんじゃん!)思わず吹き出してしまいましたねw

さらにスタッフさんからのクリスマスプレゼント、ということで大きい箱と小さい箱、どちらかひとつをプレゼント。ただし中身はいちごの甘王(なぜ甘王なのかはわかりませんが…)6800円orノニジュース(これはマズイで有名です)…といったゲーム?もやってました。
メンバーの多数決で小さい箱を選び、見事にノニジュースを引き当てていましたが、恐らくどちらの箱にもノニジュースが入っていたと思われますw
リアクション王TOMOMIがさすがのいい反応見せる一方で、鉄の女HARUNAは平気だったみたいです(^.^) こういうところ、彼女たちは裏切らないですよねw

8、スイッチ(クリスマスver.)
9、君と夜と涙
スキャの隠れ名曲の誉れ高いスイッチがクリスマスバージョンで登場…とはいうものの、鈴の音がSEで入るというものでw、これは正直通常バージョンの方が良かったです(^^ゞ(鈴の音、邪魔でしたw)
スイッチはTOMOMIのボーカルと間奏のMAMI&HARUNAのギターを楽しむもの、だと思ってるんですが、始めに書いたように音響がイマイチだったためか、秋のツアーでZEPPで聴いたときほどの感動はなかったです。

10、会いたい
11、SCANDAL BABY
スキャのライブはスタートもラッシュで飛ばしてくれるんですが、ラストも名曲揃いで猛烈ラッシュかましてくれるんですよねw だから、終わってみると結局満足度が高いというw 今回もスイッチ以降は名曲で攻めた、って感じがあります。
特に今回の「会いたい」は後半のサビでスローテンポで歌い上げ、完全にライブバージョンの「会いたい」になっていました。(スイッチとは違い、こちらは完全にアレンジをはっきり変えてきてました)ここまで明確に“ライブバージョン”として仕上げたのは、今回が初めてじゃないでしょうか。
その後のRINAのドラムもCDとはまるで違ったリズムになっていて、元々好きな「会いたい」なんですけど、今回は背筋に鳥肌が立っちゃいましたね。(これはガチです)
ただこの時のリズムと会場でやってるワイパーの動きがあまりにも合っていないので、ちょっと勝ち誇った気分になっちゃいましたねw(リズム感ないと思ってたボクですが、勝ったなとw)

SCANDAL BABYも文句ナシに盛り上がる最高の楽曲のひとつですが、これまたラスト付近、MAMIのギターがアレンジされていたように思います。これまたカッコよかったですねえ~。
ライブバンドとして、またひとつ成長した部分を見せてくれたように思いますね。

12、スペースレンジャー
んー、いいっすねw やっぱり盛り上がります♪ 好き勝手に楽しめる、という意味ではスペレンは最高だと思いますね。
しかしつくづく思うのは…最近の曲より以前の曲の方がいいんですよね。瞬セン以前と以後とで、ボクのなかでは時代が分かれてますよ。最近の曲でスキャがデビューしてたら、恐らくボクは応援してなかったと思います。
BABYやスペレンが来たときと、恋人がサンタクロースが来たときのボクのテンションは、かなり違いますからね…

13、EVERYBODY SAY YEAH
最近の曲のなかではお気に入りに入るこの曲が本編ラストでした。全員が一体になることができるこの曲をラストにもってくるのはアリだと思いますね。
おかげで途中悲しい気分になったものの、最後は楽しく終わることができました。

アンコール1、スキャンダルなんかぶっ飛ばせ
今回はなんだか曲数がやけに少なく感じてたんですが、実際に少なかったんですねえ~。この曲のあとのMCでは新曲の話や、ライブDVDがでる話や、ZEPPツアーがまたある話など、発表がいくつかありましたが、他のブログや公式サイトなどで確認してくださいw

アンコール2、Pride
期待していた新曲「Pride」を、最後の最後で披露してくれました。希望を込めて予想はしていたものの、やっぱり嬉しいクリスマスプレゼントですよね。
ボクが感じた正直な感想をいうと…
例えば「DOLL」や「カゲロウ」のように、曲を聴いて一発目から衝撃を受けた、というようなことはなかったです。実際、今どんな曲だったか、ハッキリ思い出せないですから。
ただこの曲、アップテンポのなかにどこか切なさを感じさせるという…「会いたい」や「SCANDAL BABY」のように、スキャが最も得意とするパターンの曲に感じられたんですよ。
なので歌詞をしっかり聞いて、世界観を理解することでかなり印象が変わってくる曲のように思いました。歌詞を知ってからが本当の評価になるような気がしますね。それ次第では名曲の仲間入りの可能性は十分あると思います。少なくとも、「瞬セン」以降の時代のシングルのなかでは一番好きになる可能性はありますねw

ということで、今回は好き勝手に本音を語らせてもらいました。全体的には満足したライブでしたが、前回のZEPPが最高だっただけに、そこには及ばなかったな、というのがボクの総括ですね。

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