ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

読書日記11/24 大島真寿美『それでも彼女は歩き続ける』、『ビターシュガー』

2011年11月27日 09時19分58秒 | 日記
最近ちょこちょこと読んでいる大島真寿美。

『それでも彼女は歩き続ける』は映画監督柚木と関わりのある
6人の人たちが柚木をめぐって語るオムニバス。
それを一枚に織り込んでいった最終話。

これといって、インパクトが強いわけではない作風なのに、
なんとなく、そっととなりにいるぼんやりとした友人のような作品。

そういうことでは『ビターシュガー』もまた。
TVドラマでは、もちょっと騒々しくなっているような感じがするけれど、
(TVを持たない、見ていないので、わかりませんが)
日々の中で起こり得る、あ、そうそうこんなざわつきを
飲みこみながら生きてるよね、みたいな感じを
描き出す。

こんな、友本があってもいい。
こんな、友本はたくさんあるといい。

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