Harmony

ちょっと呟いて孤独からの脱出?

10年前のクリスマス

2007-12-22 22:26:50 | Weblog
いつかの新聞に,
ある病院の小児科病棟で職員や看護士さんたちが開いたクリスマス会の写真があった。

それを見て思い出すクリスマスの日がある。
10年前の病院でのクリスマス。

サンタクロースに扮した先生からのささやかなプレゼント。
看護士さん達のハンドベル演奏。
そして食事にはショートケーキ。

患者は大人。
夫の病室はかなりなおじさんばかり。

だけど、皆がケーキに喜び、
サンタさんをベッドの上で今か今かと待ち、
ホールに並べられた椅子にもたれながら、ハンドベルの音色に感動していた。

病室の床で寝る事になかなか慣れず疲れていた私も、
先生や看護士さん達の暖かい優しさに感動して、
そして癒された。


それから3ヶ月。
夫も、病室の何人かも亡くなったけど、
最後のクリスマスはきっと、最高に楽しい日だったにちがいない。


何年たっても、胸の痛くなる、
だけどその暖かさが忘れられないクリスマス。

いつのどのクリスマスより、思い出のクリスマス。


あの頭が下がるような献身的な先生達は、
今もどこかの病院で、サンタクロースに扮しているのだろうか。


今年の私のクリスマスは仕事。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チケット眺めて | トップ | 賛美歌を聴きながら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事