図書館が開くまで、駅前の喫茶店でモーニング。客のほとんどはお年寄りで、みんな常連さんらしく、座っただけでコーヒーやジュースが出てくる。だいたい座る場所も決まっているようだ。こんな時間に喫茶店にはいったことがなかったから知らなかった。
ドア近くに座っていた男が携帯電話でしゃべりながら出ていく。営業マンだろうか、忙しそうだ。
夏休みで遊びにきていたいとこが興奮したようすでささやく。
「すごいね、あのひと、宇宙飛行士なのかなあ。オリオンの支部に寄ってからセンターにいく、だって。お兄ちゃんの住んでるところって、もしかして宇宙なの」
そうだよ。ぼくらは宇宙に住んでる。銀河系宇宙の地球支部だ。いつもは忘れてるけどね。
(大阪市南部に「遠里小野(おりおの)」「千躰(せんたい)」という地名があります)
ドア近くに座っていた男が携帯電話でしゃべりながら出ていく。営業マンだろうか、忙しそうだ。
夏休みで遊びにきていたいとこが興奮したようすでささやく。
「すごいね、あのひと、宇宙飛行士なのかなあ。オリオンの支部に寄ってからセンターにいく、だって。お兄ちゃんの住んでるところって、もしかして宇宙なの」
そうだよ。ぼくらは宇宙に住んでる。銀河系宇宙の地球支部だ。いつもは忘れてるけどね。
(大阪市南部に「遠里小野(おりおの)」「千躰(せんたい)」という地名があります)
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