LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

プジョー403

2006年12月06日 10時40分00秒 | キット入手
ホビーフォーラムの戦利品、その2。
オリジナル・ミニチュアズというフランスのメーカーの1/43レジンキットです。スターターのポルシェとはうって変わって、こちらは現代的なフォーマット。エッチングたっぷり、アンチモニーのメッキパーツどっさり、ウィンドウは平板外貼り式、いわゆる「無理窓」。

ま、なんというか、平々凡々な3ボックスのセダンですよね。「華」全く無し。ボディカラーも、くすんだグレーとか、黒とかが似合いそうな雰囲気です。実際、インストの完成写真もグレーっぽいグリーンに塗られています。

ラリー仕様でもなく、普通のロードカーのキットです。
日本の1/43キット愛好者の間では、この手の地味な実用車方面は全く人気が無いようで、置いている店も少ないし、展示会などでも作品になっているのを見ることはほとんどありません。
エンスー的な訴求力のあるシトロエンと違って、05世代以前のプジョーは知名度も低いですしね。
フランスではとてもポピュラーなクルマで、エレールの1/43プラモデルも出ています。今回、ボディを比べてみましたが、プロポーションの解釈にはそれぞれ独自なものがあります。

私はこの手の物もとても好きです。「43キットで楽しむフランス実用車の世界」みたいな記事を、そのうち書きたいんで、ネタを少しずつ集めています。
でも、読者にはいまいち、ウケないだろうなあ。企画持ち込んでもボツになったりして。

このキットはS.E.M.のLさんがフリマに持ってきたもの。好きなクルマのジャンルがとても似ているので、彼が持ってくる物はたいてい欲しくなっちゃうんですよね。そういえば、去年も彼から何か買った記憶が(笑)。
値段はお友達価格だったので、秘密です。





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4 コメント

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地味ですよね~~ (神谷)
2006-12-06 19:25:22
何となく知ってました、「403」。詳しくは知りません。

ですが映画のワンシーンなどで「異国」を醸し出す名脇役なんですよね、その国の地味なクルマって。

静かな存在感というか、文化が垣間見えるというかそんな感じで私も好きです。そういうの。



街中フェラーリが大衆車ならフェラーリは目立たないですもんね(笑)。
コロンボの車 (kitazawa)
2006-12-07 10:05:02
プジョー403には2ドアのカブリオレがあるんですが、「刑事コロンボ」で、コロンボのオンボロの愛車として登場するので、こちらはそこそこ知られています。
あとは、やっぱり古いフランス映画ですね。パトカーやタクシーとして、よく出てきますが、同じように頻繁に登場するシトロエンDSやルノー・フレガートと比べると、やっぱり目立たないんですね。
まあ、目立たないモノの良さってのもあります。
つり目じゃないプジョー (Zakkinen)
2006-12-07 11:03:39
こんにちは

私は地味な古いセダン好きです。模型を作るときあまりみんなが作らないようなのが気になりますね。美的感覚が特殊なフランス人にも日本人的というか地味なものを欲する人たちがいたって事なんでしょうか^^
平凡だけど退屈じゃない (kitazawa)
2006-12-07 15:50:05
Zakkinenさんも古いセダン好きですか。お仲間ですねえ。

403はピニンファリーナのデザインだけあって、よく見るとなかなかキレイなプロポーションではあります。
この地味だけどキレイ、という路線は、次の404や405、504、505、604まで引き継がれて、90年代までのプジョーの中核的イメージを作り上げているんですね。

私はそのころまでのプジョーが好きだったので、206が出た時はかなりショックでした。
今は見慣れましたが、あのバナナ怪獣みたいな顔つきはどうも好きになれない…。

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