LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フォード・シエラXRー4i

2007年10月08日 11時32分05秒 | キット入手
O氏から譲ってもらったキット、その2。タミヤのフォード・シエラ。

これも、タミヤの「外しアイテム」の1つだな、と思うのです。シエラのロードカーを出すなら、WRCで活躍したセダンのコスワース4×4か、グループAレースで活躍した3ドアのRSコスワースだと思うんですが、なぜかタミヤが出したのは、カッコは派手でも存在感はジミなXRー4i。
RSコスワースのレース仕様のキットがありますから、これのシャシーを組み合わせてロードカーに化かす、という手もありますが…
だいたいシエラ自体がマイナーですから、そういう作例もほとんど見たことがない(笑)。

しかしながら私は、このキット、わりと好きなんですよね。
タミヤがエンジン再現のフルディティールキットを作り始めた初期のキットですが、エンジンもシャシーもなかなか良く出来ています。
人気が無い割によく再販されていたので、ヤフオクなんかでは大体500円くらいで出ていて、いつでも買えるような気がするので、あえて今まで入手しないでいたんですが、手近な所にあれば買っちゃいます。

シエラの実物がデビューした時はかなり衝撃的でした。
それまで実直・堅実を絵に描いたような四角いセダンばかり作っていたヨーロッパ・フォードが、いきなり一番のメシのタネである2リッタークラスのセダンを、バリバリのエアロルックでグリルレスの過激なスタイルにしちゃったんですから。
それ以前にフォードはモーターショーのたびに「プローブ」という一連の空力実験車のシリーズを展示していたので、そのうちやるかも、という予感はありましたが。
ヨーロッパ・フォードって、このあたりから大きくイメージが変わっていったんですよ。アチラではね。
日本ではずーっといまいちマイナーですが。

シエラの登場は82年ですが、この頃ってヨーロッパ車(特にドイツ車)が急速にエアロルックになっていった時期です。同年にアウディの最初のエアロルック車の100と、メルセデス・ベンツ190Eが登場していますし、84年にはオペル・カデットEがデビュー。
中東の政治状況が不安定化して、原油価格が高騰していった時期ですから、とにかく空力で省燃費化、という風潮だったんですよね。

あと、横長デカライト・フェチとしては、この大目玉、かなりグッときます(笑)。





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4 コメント

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XP中国語版 (勇鋳弛)
2007-10-08 19:11:16
こん晩は。
てな訳でXPになりました。設定やダイアログは中国語ですが。
これにノートン入れたから遅いったらありゃしない。低スペックなので動画再生したら大変です(フラッシュプレーヤーもいらない)。

このキット持ってます。シエラは好きな車です。RS500コスワースのロードバージョン作るつもりで購入しましたが未製作。古い雑誌を見ていたらXRー4iのサーキットを走る写真がありましたが、これもよかったです。
XRー4iってV6なんですね。レベルのコラード、V6も作れるじゃん、一瞬考えたけどコラはVWなのよねぇ(フードも違うし)。

シエラよりなマイナーなG60元オーナー。
Unknown (ブルーソネット)
2007-10-08 19:19:35
こん
Unknown (ブルーソネット)
2007-10-08 19:30:14
こんばんは、ブルーソネットです
確かにXR-4i地味過ぎな車種ですねー。なんでRSコスワースの公道版をリリースしなかったのか残念でなりません。
RS500のレース仕様もいいですけど、やはり公道版も出して欲しかったですねー。それでも地味かなシエラは・・・。

PS.先のコメント記入ミスしてしまいました。北澤さんすみません(汗)。
キツネ憑きかと思いましたよ (kitazawa)
2007-10-09 00:13:32
面白いので、そのままにしときましょうね(笑)。
タミヤには、超ド級スーパーカーだけじゃなく、この手の「普通のクルマ」のキットも出して欲しいですねえ。

勇鋳弛さんは元コラード乗りでしたか。G60といえば、VWモータースポーツが作ったゴルフ2のG60シンクロがありましたよね。グリルのマークが青い奴。
数日前、初めて路上で見かけました。マークの色以外は全く普通のGTIなんですよね。渋い!

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