サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

カプランガサン島のフィエスタ

2006年12月03日 | Weblog

(サンタマルガリータ・ランバオの村から船で30分、フィエスタで賑わう島に着く)

 今回のサマール滞在もいよいよ今日が最終日。サンタマルガリータの沖合いにあるカプランガサン島のフィエスタだというのでみんなででかけました。
 この島へは3年前にもソルソゴンのナナイ村長と一緒に来たことがあります。サマールで被害を受けられた戦時性暴力被害者・ルシアさんの出身地。
(この島とルシアさんのことについては、「チョイさんのサマール便り」(2005年8月14日号)http://kyoto-samar.hp.infoseek.co.jp/newpage118.htmにも書いていますのでごらんください。)

 ソルソゴンの次のバランガイ・ランバオから小舟に乗り込み、マングローブの林の中を下っていきます。30分ほどでカプランガサン島につきました。人口700人ほどの小さな島ですが、今日は年に一度のフィエスタで、大勢の人であふれています。
 オポックの友人や親戚たちの家を訪ねてフィエスタのご馳走になりました。3年ぶりの村長も、私のことをよく覚えていてくれてビールの大歓迎を受けました。
  驚いたのは、そのうちの1軒で、日本人との間にできた赤ん坊を抱いた女性にあったことです。
 彼女は2回、関東の地方都市の店で働き、ある男性と親しくなって子どもができたそうですが、今はもう彼とも連絡はないとのことでした。彼女はユカちゃんという日本名をつけた赤ん坊を抱きながら、「また日本に行って働きたいけど、ビザが厳しくなって行けない」とのことでした。

 大戦当時に性暴力を受けたルシアさん、そして今も日本人の子どもを抱く女性。フィリピンでも最も開発が遅れているといわれるサマールの、さらに辺鄙なこんな小さな島でも、「日本」との関係が強いことに改めて驚きました。


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