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オンボロ賂論・音襤褸論

2014-01-29 04:41:04 | 古事記字源

 ・・・「リュウグウノツカイの漂着や捕獲は大地震の前兆」・・・一概に「迷信」とは云えないだろう・・・深海魚「竜宮の使い」生け捕り・秋田沖・地震の前兆ではありません・・・秋田県男鹿半島沖の日本海で深海魚のリュウグウノツカイ(竜宮の使い)が捕獲され、28日に男鹿水族館GAOに運ばれた。海岸に打ち上げられることはまれにあるが、生きたまま捕獲されるのは極めて珍しい(産経ニュース・1/28)」・・・
 「竜宮城の乙(音)媛様のお使い」は浦島太郎の「カメ(亀・日目・甕・瓶・鹿目・噛め・咬め)」だろう・・・深海魚の「リュウグウノツカイ」は、白い肌と赤い髪を備えると描写されている日本の「人魚伝説」の根拠らしい・・・
 ウイッキペデアによれば、
ーー
 深海魚「リュウグウノツカイ」は全身が銀白色で、薄灰色から薄青色の線条が側線の上下に互い違いに並ぶ。背鰭・胸鰭・腹鰭の鰭条は鮮やかな紅色を呈し、和名である「竜宮の使い」にふさわしい外見となっている。全長は3mほどであることが多いが、最大では11m、体重272kgの巨体が報告されており、現生する硬骨魚類の中では現在のところ世界最長の種である。
 体は左右から押しつぶされたように平たく側扁し、「タチウオ(太刀魚)」のように薄く細長い。体高が最も高いのは頭部で、尾端に向かって先細りとなる。下顎がやや前方に突出し、口は斜め上に向かって開く。鱗・歯・鰾をもたない。鰓耙は40〜58本と多く、近縁の Agrostichthys 属(8〜10本)との「鑑別点」となっている。椎骨は143〜170個。
 背鰭の基底は長く吻の後端から始まり、尾端まで連続する。すべて軟条であり鰭条数は260〜412本と多く、先頭の6〜10軟条は鬣のように細長く伸びる。腹鰭の鰭条は左右1本ずつしかなく、糸のように著しく長く発達する。腹鰭の先端は「オール(櫓・櫨)状」に膨らみ、本種の英名の一つである「Oarfish」の由来となっている。この膨らんだ部分には多数の化学受容器が存在することがわかっており、餌生物の存在を探知する機能をもつと考えられている。尾鰭は非常に小さく、臀鰭はもたない。
ーー
 深海魚「リュウグウノツカイ」はそのインパクトの強い外見から、西洋諸国におけるシーサーペント(海の大蛇)など、世界各地の巨大生物伝説のもとになったと考えられている。その存在は古くから知られており、ヨーロッパでは
 「ニシンの王 (King of Herrings)」と呼ばれ、
 漁の成否を占う前兆と位置付けられていた。
 属名の Regalecus もこの伝承に由来し、
 ラテン語の
 「regalis(王家の)」と「alex(ニシン)」を合わせたものとなっている。
 中国・台湾では
 「鶏冠刀魚」や
 「皇帯魚」と呼ばれる。
ーーー
 「alex」が「ニシン」?・・・「にしん(鰊=魚+東(ひがし・トウ)」→「魚+柬(えらぶ・カン・ケン)」で、異名、別名が「春告魚(はるつげうお)」であり、異字は「鯡=魚(まな・真名→漢字)+非(あらず)」である・・・「二心」か、「二進」、「二審」で、「似振」の、「似る榛名(はるな)」→「似る榛(はしばみ・はり・シン)」だろう。「はるな(榛)」は軍艦の名でもある・・・一般的にはアレクサンドロス3世(Αλέξανδρος, AlexandrosⅢ)大王(前356年7月〜前323年6月、位前336〜前323年)の名前の短縮されたニックネームの「Alex」である。
 「イスカンダル (Iskandar)」とは、「アレクサンドロス」大王を指すアラビア語・ペルシア語で・・・もともとは「Aliskandar」であったが、語頭の「al-」が「定冠詞」と勘違いされ、「Iskandar」 と呼ばれたらしい・・・アラブでは、「ズルカルナイン=Dhū al-Qarnayn(二つの角をもった王・双角王)と呼ばれる・・・
 そもそも、「にしん」は「鰊・鯡、学名:Clupea pallasii)・ニシン目ニシン科の海水魚」で、欧米で
 「ヘリング(Herring)」とは
 「にしん」も含むが、普通は
 タイセイヨウニシン(C. harengus)のこと
 二種を区別する時は、
 「にしん」は
 「パシフィックヘリング(Pacific herring)」
 「タイセイヨウにしん」を
 「アトランティックヘリング(Atlantic herring)」
  という。
 種小名は、ドイツの生物学者
 「ペーター・ジーモン・パラス」にちなむ・・・とある。
 「経得他亜・字異文・ばらす」である・・・かな・・・
ーー
 明治末期から大正期の最盛期には北海道・サハリン系を主対象として「百万t(屯)」近くの漁獲高があり、北海道のニシン漁の漁獲量は1897年に、百三十万石(約97万5千トン)を記録し、ニシン漁での成金漁師による「ニシン御殿」が建ち並んだ・・・
ーー
 英語で「にしん」の「燻製(Red herring)」とは、「注意をそらすもの、偽の手がかり」という意味で、これは燻製が強い臭いを発して、猟犬が獲物の通り道を間違えたり、見失ってしまうことによる(燻製ニシンの虚偽)・・・
 燻製ニシンの虚偽(くんせいニシンのきょぎ・red herring)は、重要な事柄から受け手(聴き手、読み手)の注意を逸らそうとする修辞上、文学上の技法を指す慣用表現・・・
 「Red herring」は
 「人の注意を別の方に向けるもの」という意味
 議論と無関係なもっともらしい考えを出して人を誤謬に誘導したり、
 推理小説で読者の推理を惑わせたり、
 国民の関心を別の方に向け、問題の本質をズラして人々を別の方向へ誘導する意味・・・
 いわば、国内問題を国外問題にすり替える手口である・・・
ーー
 「red herring」の直訳は「赤いニシン」だが、
 「燻製ニシン(smoked herring)」のコト・・・訓所為(くんせい)のニシンである・・・紅い乾物かも・・・
 魚種の名ではなく、濃い味付けの「キッパー(イギリス料理で、塩漬けや燻製の加工料理)」のこと
 加工によって、
 魚には独特の鼻につく臭いがつき、
 濃い塩水を使うことで魚の身が赤くなる
 この、濃い味付けのキッパーという意味での
 「red herring」
 英語における慣用表現の
 「red herring」は
 猟犬の訓練手法に由来する表現であると考えられていた
ーー
 「本題から目をそらさせるための偽情報、本題からかけ離れた紛らわしい情報」というような意味
 「人の注意を他へそらすもの・人を惑わすような情報」
ーー
 英語 herring
 ドイツ語 Hering
 オランダ語 haring
 古英語の har 「灰色」
 古高ドイツ語 heri 「多数」
 語原は・・・「速い(hurry up!! )」か「髪の毛(hair) 」、あるいは、「兎(うさぎ・rabbit・hare・coney・cony)」の「hare」だろう・・・「the Hare and the Tortoise.」は「ウサギとカメ」のモノガタリで、「ウサギとサメ」は「因幡の白兎」である・・・
 そして、ニシンは「白波」のように押し寄せて来るから・・・カモメもウルサク海の上で空中を飛び回り急降下してニシンを捕獲するだろう・・・
ーー
 フランス語 hareng
 イタリア語 aringa
 スペイン語・ポルトガル語 arenque
 ルーマニア語 hering
 セルボ・クロアチア語 haringa
 アルバニア語 harenge
 ギリシャ語 regga(ρεγγα)
 トルコ語 ringa
 スカンジナビアでは
 「種をまくもの・seitlo-」を語源とする語が
 「にしん」を意味
 デンマーク語・ノルウェー語・アイスランド語 sild
 スゥエーデン語 sill
 フィンランド語 silli
 ロシア語 seljdj (сельдь)
 チェコ語 slei
 ポーランド語 sledz
 ブルガリア語 selda(селда)
 ケルト語属
 アイルランド語 scadún
 スコットランド語 sgadan
ウェールズ語 ysgadenyn
マンクス語 skeddan
 ・・・以上は「eigo21」さんのブログ記事からの抜粋でした・・・
ーーーーー
 北原ミレイ
 石狩挽歌
 作詞:なかにし礼
 作曲:浜圭介

 海猫が鳴くから
 ニシンが来ると
 赤い筒袖の
 ヤン衆がさわぐ
 雪に埋もれた
 番屋の隅で
 わたしゃ夜通し
 飯を炊く
 あれからニシンは
 どこへ行ったやら
 破れた網は
 問い刺し網か
 今じゃ浜辺で
 オンボロロ
 オンボロボロロー
 沖を通るは
 笠戸丸
 わたしゃ涙で
 にしん曇りの
 空を見る

 燃えろ篝火
 朝里の浜に
 海は銀色
 にしんの色よ
 ソ-ラン節に
 頬そめながら
 わたしゃ大漁の
 網を曳く
 あれからニシンは
 どこへ行ったやら
 オタモイ岬の
 ニシン御殿も
 今じゃさびれて
 オンボロロ
 オンボロボロロー
 かわらぬものは
 古代文字
 わたしゃ涙で
 娘ざかりの
 夢を見る
ーーーーー

石狩挽歌(語り付) 北原ミレイ 1985

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