きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

文化と宗教

2007年12月13日 | 音楽のこと
クリスマスの時期になり、必然的に多くのクリスマスソングを耳にし、
また多くのクリスマスに関連した曲を歌うようになる。

宗教を文化と政治の一部として分析してしまう性分の私には、宗教心のかけらもないが、
それにしてもクリスマスの歌の数は本当に莫大で、なんとも神聖で美しいものが多い。

イギリス生活初期の頃、私は多くのイギリス人が教会に行かない事に驚いた。
西洋の人達は、皆キリスト教信者で、日曜日には必ずミサに行くものと信じていたからである。
なのにもかかわらず、クリスマスはまた、盛大にお祝いをするのでまたまた驚いた。

それはきっと、宗教が「文化」として生きている証拠だろう。
否定しようとしまいと、人の血に、キリスト教の「文化」が織り込まれているとでも言うべきか。

そこでふっと我を思う。
私の血にも、きっと神道なり、仏教なりの「文化」が織り込まれているのであろう事を。

この時期は、キリスト教文化を満喫し、
年明けには、正月を楽しみ、日本文化を満喫できる。
自分は贅沢だな、と思う。

来年初めのコンサートは、日本の歌を沢山歌おう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿