ルラルさんのバイオリン

ルラルさんのごちそうと、同じシリーズ。これで、3部作揃った。

ルラルさんは、一年に一度か二度、こっそりバイオリンの手入れをする。
それを、見つけたネコが、「ちょっと、弾いてみて下さいな。」と頼む。
ルラルさんは、めったに弾かないのだが、ネコの頼みなら仕方がない。

庭に出て、弾いてみる、、

ギコギコキーキー、ギコギコキーキー

庭のみんなが、集まって来る。
ルラルさんのおとうさんは、オーケストラでバイオリンを弾いていた。
子供だったルラルさんにも、教えてくれたのだが、

ギコギコキーキー、ギコギコキーキー

なんだか、おしりが、むずむずする。
ルラルさんは、バイオリンをやめた。
おとうさんの形見として、大切に持っている。

「どうして、やめちゃうんだい」ワニが聞いた。

「だって、おしりが、むずむずするだろ、、」

「そこが、いいんじゃないか。
むずむず、むずむず。
体じゅうの楽しい気持ちが、全部おしりに集まって、おしりがかってに笑い出すんだよ。
こんなおかしな音、めったに聞けないぜ。」

そんなものかなぁ、、

ギコギコキーキー、ギコキーキー

みんな、おしりをふっている。
ルラルさんのおしりも、笑います。


3册読んで、思った。
考える方向を、少し変え、新しい風を入れれば、、
「意味のないこだわり」「思い込み」「コンプレックス」から、自由になれる。

そして、人生がまた少し、楽しくなる。

ぜひ、、、　

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