『モノ申すの巻』のつづき・・・・
1/2成人式のプログラムは、
* はじめのあいさつ
* 表彰式
* 詩の朗読
* 1/2成人式ゆめを語る(よびかけ歌)
* おわりのあいさつ
という、盛りだくさんな内容だった。
表彰式って何だろう??
と、思っていたのだが、
コレは一人一人が、クラスのみんなから表彰状をもらう式だった。
渡す子もすべてチェンジしたのだが、流れるようにうまく動いていた。
『絵がうまいで賞』『誰にでもやさしいで賞』『いつも元気で給食をよく食べるで賞』
『よく意見を発表するで賞』『字がきれいで頭がイイで賞』『縄跳びが上手で賞』
『いつもニコニコしているで賞』『歌うときの表情がイイで賞』e.t.c……
さまざまな賞状があった。ちなみにキリカは『ピアノが上手で賞』
コレは、みんなから『何を表彰するか?』を集めて決めたみたい。
名前が書いてある数枚の紙を各自がランダムに選び、
その子のイイトコロを書く。
いったんその子に全部見せてから集め、あとは実行委員会で決めたそうだ。
8枚くらいあったって言ってたかな?
リーダー的存在・・みたいな感じが多かったみたいだが(苦笑)
『モノ申す仲間』のT(男の子)は・・・
『はなしやすい』とだけ書いてあったそうで大笑いしてしまった。
さてさて、テンコモリだった内容が43分で終了し先生も驚いていたが、
さぞやヨク練習したコトだろう・・・と感心した。
で、その後の懇談会・・・
いつもは冷静に保護者の話を引き出し聞き役にまわるH先生だが、
コノ時ばかりは興奮したように、
「子ども達が1/2成人式に向けスゴクがんばったコト」を、熱く語ってくれた。
例の「ひよこちゃんの色を塗りますか?」のモメゴトの話も、
自らサラッと話してくれたが(もちろん廊下会談などは・・割愛)
どうやら先生自身は色を塗った方がイイと思っていたみたい・・
だけど、ソレは自分の考えを押し付けるというより、
コノ子達の「1/2成人式」を素晴らしいモノにしたい!!
という気持ちからのような気がした。
そう・・愛情ですね。
たぶん、H先生は今まで何度も「1/2成人式」を経験してきたと思う。
その中で、気がついたり後悔したコトも多かったのだろう・・・
子ども達にとって一生に一度の「1/2成人式」を、
集大成としてプロデュースしたかったんじゃないかな?
そんな話を帰ってからキリカに言うと、神妙に聞いていたあとで、
「そういえば先生、
みんなが『ありがとう!』っておかあさん達に向かって言ったあと、
『おめでとう!!』ってスゴイ大きな声で言うてたよなぁ。
あんな大きな声出すの恥ずかしくなかったんかな?」
そう、その大きな『おめでとう!!』の声につられて保護者も『おめでとう!』と、
祝福できたのだ。(ワタシ達はぶっつけ本番だったし)
実は前日・・
キリカのマブダチAママから、めずらしく夕方にTELがかかってきた。
なんと、さっき先生が来て明日の「1/2成人式」で、
子ども達が「ありがとう!」と言ったらみんなで「おめでとう!」と言ってほしい
と、わざわざ伝えにきたのだ。
で、Aママは・・・
「なんか、サブライズ演出期待してる感あったからさぁ・・・」ホンマカ?
翌日の朝、時間が作れるので、
「子ども達に渡す一輪花を買いに行こうかと思うねんけど、kirikaさんどう思う?」
「ええんちゃう?」(即答)
ややこしいコトは後で考えるコトにして、とにかく子どもは大喜びでしょ!
ワタシは保護者に説明する文書を書いて、当日貼り出すコトにした。
ところがその日、教頭先生に確認すると・・
『ひとクラスだけ特別なコトをするのは如何なものか』
と、ボツになってしまったそうだ(苦笑)
あらあら・・
だけどさぁ、H先生のキモチがウレシイやん。
すぐに反応してくれたAママもブラボーやけど(笑)
この話もキリカにした。
「こんなギリギリに思いつきでやろうとするなんて、段取り悪いなぁ・・・
と思う人もいるかもしれへんけど、
しゃあないやん、ソノ時に思いついてんから。
それよりママは、
よくそんなギリギリでもやろうとしてくれたなぁって思ったわ。」
「・・・うん、めんどくさいし。」
「せやろ?そのキモチがウレシイやん。・・なんでやと思う?」
「みんなが喜ぶから・・」
「うん、そう思うわ。・・・愛されてるやん!4年1組のみんな~」
フクザツな顔をするキリカ(笑)
なんかね・・ワタシは勝手に腑に落ちた。
「おもいつきで言うねん」「ころころ言うコト変わるし」「聞こえへんフリするねん」
「言い方変えても伝わらへんねん」「イミフメーやし」 e.t.c….
キリカからH先生の『困ったちゃん』ぶりを数々聞いたが(苦笑)
『H先生キライ!』って感じには聞こえなかった・・・
なるほどね・・伝わってましたか『先生の愛情』
そういえば、以前キリカがこんなオモシロイたとえ話(創作物語?)をしていた。
「あんな、学校で地震があってH先生パニックになるねんけど、
みんなでちゃんと校庭にひなんするねん。
そしてら、H先生が『あ!〇〇ちゃんがいない!〇〇くんもいない!!』って、
校舎にもどろうとするねん・・・
それをみんなで『大丈夫先生!!行ったらあかん!みんなココにいてる!』
って言うて止めるねん」
パニックになってるH先生が目に浮かんでしまい、大笑いしてしまったが、
コノ時から無意識に「校舎に戻ろうとする」先生だと、感じていたのかな?
あら?みんなで「行ったらあかん!」って止めるって?・・ちょっと逆やん(苦笑)
ん?4年1組が団結してるのは、H先生のおかげ・・・か?
『仕事』って、流そうと思えばいくらでも流せる。
真摯に子ども達に愛情を注いでくれているH先生に、
ワタシは感謝している。
1/2成人式のプログラムは、
* はじめのあいさつ
* 表彰式
* 詩の朗読
* 1/2成人式ゆめを語る(よびかけ歌)
* おわりのあいさつ
という、盛りだくさんな内容だった。
表彰式って何だろう??
と、思っていたのだが、
コレは一人一人が、クラスのみんなから表彰状をもらう式だった。
渡す子もすべてチェンジしたのだが、流れるようにうまく動いていた。
『絵がうまいで賞』『誰にでもやさしいで賞』『いつも元気で給食をよく食べるで賞』
『よく意見を発表するで賞』『字がきれいで頭がイイで賞』『縄跳びが上手で賞』
『いつもニコニコしているで賞』『歌うときの表情がイイで賞』e.t.c……
さまざまな賞状があった。ちなみにキリカは『ピアノが上手で賞』
コレは、みんなから『何を表彰するか?』を集めて決めたみたい。
名前が書いてある数枚の紙を各自がランダムに選び、
その子のイイトコロを書く。
いったんその子に全部見せてから集め、あとは実行委員会で決めたそうだ。
8枚くらいあったって言ってたかな?
リーダー的存在・・みたいな感じが多かったみたいだが(苦笑)
『モノ申す仲間』のT(男の子)は・・・
『はなしやすい』とだけ書いてあったそうで大笑いしてしまった。
さてさて、テンコモリだった内容が43分で終了し先生も驚いていたが、
さぞやヨク練習したコトだろう・・・と感心した。
で、その後の懇談会・・・
いつもは冷静に保護者の話を引き出し聞き役にまわるH先生だが、
コノ時ばかりは興奮したように、
「子ども達が1/2成人式に向けスゴクがんばったコト」を、熱く語ってくれた。
例の「ひよこちゃんの色を塗りますか?」のモメゴトの話も、
自らサラッと話してくれたが(もちろん廊下会談などは・・割愛)
どうやら先生自身は色を塗った方がイイと思っていたみたい・・
だけど、ソレは自分の考えを押し付けるというより、
コノ子達の「1/2成人式」を素晴らしいモノにしたい!!
という気持ちからのような気がした。
そう・・愛情ですね。
たぶん、H先生は今まで何度も「1/2成人式」を経験してきたと思う。
その中で、気がついたり後悔したコトも多かったのだろう・・・
子ども達にとって一生に一度の「1/2成人式」を、
集大成としてプロデュースしたかったんじゃないかな?
そんな話を帰ってからキリカに言うと、神妙に聞いていたあとで、
「そういえば先生、
みんなが『ありがとう!』っておかあさん達に向かって言ったあと、
『おめでとう!!』ってスゴイ大きな声で言うてたよなぁ。
あんな大きな声出すの恥ずかしくなかったんかな?」
そう、その大きな『おめでとう!!』の声につられて保護者も『おめでとう!』と、
祝福できたのだ。(ワタシ達はぶっつけ本番だったし)
実は前日・・
キリカのマブダチAママから、めずらしく夕方にTELがかかってきた。
なんと、さっき先生が来て明日の「1/2成人式」で、
子ども達が「ありがとう!」と言ったらみんなで「おめでとう!」と言ってほしい
と、わざわざ伝えにきたのだ。
で、Aママは・・・
「なんか、サブライズ演出期待してる感あったからさぁ・・・」ホンマカ?
翌日の朝、時間が作れるので、
「子ども達に渡す一輪花を買いに行こうかと思うねんけど、kirikaさんどう思う?」
「ええんちゃう?」(即答)
ややこしいコトは後で考えるコトにして、とにかく子どもは大喜びでしょ!
ワタシは保護者に説明する文書を書いて、当日貼り出すコトにした。
ところがその日、教頭先生に確認すると・・
『ひとクラスだけ特別なコトをするのは如何なものか』
と、ボツになってしまったそうだ(苦笑)
あらあら・・
だけどさぁ、H先生のキモチがウレシイやん。
すぐに反応してくれたAママもブラボーやけど(笑)
この話もキリカにした。
「こんなギリギリに思いつきでやろうとするなんて、段取り悪いなぁ・・・
と思う人もいるかもしれへんけど、
しゃあないやん、ソノ時に思いついてんから。
それよりママは、
よくそんなギリギリでもやろうとしてくれたなぁって思ったわ。」
「・・・うん、めんどくさいし。」
「せやろ?そのキモチがウレシイやん。・・なんでやと思う?」
「みんなが喜ぶから・・」
「うん、そう思うわ。・・・愛されてるやん!4年1組のみんな~」
フクザツな顔をするキリカ(笑)
なんかね・・ワタシは勝手に腑に落ちた。
「おもいつきで言うねん」「ころころ言うコト変わるし」「聞こえへんフリするねん」
「言い方変えても伝わらへんねん」「イミフメーやし」 e.t.c….
キリカからH先生の『困ったちゃん』ぶりを数々聞いたが(苦笑)
『H先生キライ!』って感じには聞こえなかった・・・
なるほどね・・伝わってましたか『先生の愛情』
そういえば、以前キリカがこんなオモシロイたとえ話(創作物語?)をしていた。
「あんな、学校で地震があってH先生パニックになるねんけど、
みんなでちゃんと校庭にひなんするねん。
そしてら、H先生が『あ!〇〇ちゃんがいない!〇〇くんもいない!!』って、
校舎にもどろうとするねん・・・
それをみんなで『大丈夫先生!!行ったらあかん!みんなココにいてる!』
って言うて止めるねん」
パニックになってるH先生が目に浮かんでしまい、大笑いしてしまったが、
コノ時から無意識に「校舎に戻ろうとする」先生だと、感じていたのかな?
あら?みんなで「行ったらあかん!」って止めるって?・・ちょっと逆やん(苦笑)
ん?4年1組が団結してるのは、H先生のおかげ・・・か?
『仕事』って、流そうと思えばいくらでも流せる。
真摯に子ども達に愛情を注いでくれているH先生に、
ワタシは感謝している。