木の器作りの日々

奈良の山の中で、自由気ままに、木工旋盤をつかい木の器作りしてます。

燻しの木のウツワ

2012-04-26 19:50:11 | 日記

昨日クウで人気があつた燻しのウツワ、人工乾燥にも少し関係してるので説明します。私の場合木の削りくずを燃やしてその煙で100度以上の温度でウツワ燻します、スモークチーズのように表面に色がつき、変形などします。(10パーセント位割れたりするのでリスキーな技法です)でも独特の締まった感じになります。材木店の人工乾燥は60~100度位で数日、別に煙で燻すことはありません。天然乾燥の場合大気の湿度の関係で含水率15パーセントほどになります。人工乾燥の場合いったん8前後くらいまで下げるのですが、その後大気の湿度で15まで上がるかとゆうと、そうでなく2~3低くなるのです。色々派手に無茶した遊び人が喫茶店のマスターなんかになり、妙に落ち着き血気の多い若者に慕われるようなものですかね~。

煙で燻す乾燥法は日本では、輪島のお椀の粗木地や柘植の櫛の木地などで行われてます。面白いことにアフリカのバラホン(木琴)の音盤も煙で燻します。6年ほど前、プロの太鼓たたきM。T君にギニヤからバラホンかつてきてもらつたことありました。沢山のジャンベや筒太鼓彼と2人で関西空港に引き取りに行くと、完全麻薬の運び屋扱い、、、実に貴重な体験させていただきました。麻薬犬や捜査官4~5人で2時間ほど徹底的に調べられました。当然、シロ、大丈夫。(じつは私はM。T君アヤシイと疑ってたのですが、、、彼が刑務所にハイツたらマンガでも差し入れねばと色々プラン立てていたのに、、、、)

そんな彼ですが結婚してパパにも  色々あそんだからもう落ち着いて、ジックリ太鼓に取り組んですばらしい音楽家になること確実、人工乾燥材とおなじ理屈。

今日のウツワ  かえでの燻しボール

そのときのバラホン マイコレクション

いい音がしますかわいいイスラムプリントギニヤのひともPCで商売、、負けられません!!!

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