6月のエフエムさがみ「おとなの勉強」は、
UN(国連)WOMEN 東京の鷲見八重子会長にお越し頂いて、
UN(国連)WOMENの活動と、
昨年の国連会議に出席されて感じられた
世界における女性の状況や、
日本の状況について、お話を伺いました。
国連では、「社会問題」「女性の地位向上」「子どもの権利」
「先住民の権利」「人権の保護」について、
日本政府のステートメントを各7分ずつ読み上げられたそうです。
「先住民の権利」については、北海道にアイヌ民族の歴史・文化を伝える
「シンボリック・スペース」を創ることが、昨年7月に閣議決定され、
教育面での格差をなくす施策を行うと発表されたとの事。
「女性の地位向上」については、世界の女性・女児の7割は、
なんらかのセクシャルハラスメントを受けている。
特に、紛争下にある国の、女性と女児への
性的暴力、差別、貧困は大問題だそうです。
女性のエンパワーメント及びジェンダー平等と並んで、
「女性と女児に対するあらゆる暴力の根絶」は、
今年の国連のテーマだそうです。
女性の立場では、日本は指導的地位につく女性が
依然として少ない状況にあるという事です。
国会議員に占める女性の割合は、先進国では最低、
世界でも135ヶ国中101位まで落ちたそうです。
衆議院では、女性はたった8%・・・
UN(国連)WOMENは、暫定的特別措置を提唱し、国際協定に従って、
国会議員に占める女性の割合を少なくとも
30%にする事を目指すよう、日本に勧告しているとの事です。
日本は、戦後67年間、戦争をしなかったお蔭で経済発展をとげ、
全ての人が教育を受けられ、誰でも努力次第で、
夢が実現できる社会になりました。
ラジオでは、時間の都合で、割愛されましたが、
「人口の半分を占める女性が、基本的人権である1票を結集して、
戦争のない国を持続させたいものです。」
と、最後に話しておられました。
大いに考えさせられ、勉強した1日でした。
ラジオの様子
↓
https://www.youtube.com/watch?v=i-CsK3cLrlE