今月のエフエムさがみ「おとなの勉強」は、
写真家の髙橋ぎいち先生にお越し頂いて、
感動する写真の写し方について、お話を伺いました。
良い写真を写すには、
まずは、取扱い説明書をよく読む事が大事である。
その次に、セオリー(基本)も知っているに越した事はないが、
そこに捉われないで、どんどん撮って行く事。
どんどん撮っていくと、写真制作に必要な感覚も身について来る。
写真には、3つの芽が必要である。
1つ目は「感動の芽」で、2つ目は「観察の芽」、
そして最後は「創造の芽」である。
まずは対象物と出会ってそこに感動を見つけます。
そして対象物と対峙して感動をつぶさに観察します。
最後に、頭の中に感動を伝える完成写真を描き、
それをカメラを使って再現していくことになります。
いろいろな「感動」が出て来ますが、
この「感動」を見つけ上手に伝えることができれば
素晴らしい写真になると思いますので、
自分の信じたままシャッターを押して下さい。
との事でした。
髙橋さんは、芸術写真を撮ったり、
写真の写し方を私達に教えて下さるだけではなく、
長いこと山梨県の芦川村の高齢・過疎集落の実情を
撮り続けていらっしゃいました。
「芦川=高齢過疎の集落で=」は、
第18回酒田市土門拳文化賞受賞作品にもなりました。
そして、この度65年の村の歴史に終止符を打った
新制笛吹市芦川町を撮り続けた芦川シリーズの第2弾が完成し、
ハーモニーホール座間ギャラリーに展示される事になりました。
私も、一同に並べられた髙橋さんの作品に会いにいきたいと思っています。
この日は、14分とは思えない内容のお話を伺う事が出来て、
充実したひとときでした。
帰りに「写真は、人を育てる」
と話された髙橋さんのお言葉が胸に響きました。
ラジオの様子
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ワイワイフォトのホームページ
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