箱根に出かけて来ました。
今回のお宿は、仙石原にある仙郷楼です。
実は、他のホテルを予約してあったのですが、
Kさんに推薦して頂いたので、急遽変更しました。
「余り多くは回らず、ゆっくりしよう。」という
連れ合いの希望もあり、泊る予定だった
ハイランドホテルで、のんびりランチをとって、
お庭を散歩し、4時前には、仙郷楼に到着しました。
売りは、露天風呂付きのお部屋だそうですが、
そこは満室だった為、貸切露天風呂を予約しました。
お食事は、6時からお部屋に運んで下さいます。
ゆったりしたお部屋から、西の空が、
刻々と赤くなり、暗くなるのを眺めながら、
12品の懐石料理が、次々に運ばれてきます。
貸切露天風呂に入りながら、この景色を見たかった~!
8時半からの露天風呂は、せっかくの景色が、真っ暗でした。
その後、バーに併設されているラウンジで
2人カラオケを楽しみました。
正確にいうと、個室で楽しんだのですが、
バーもラウンジも、お客様はおらず、貸切状態でした。
不況の影響か、家族連れが多かった為でしょうか?
翌朝の食事は、滝が見えるダイニングルームでした。
朝食の後、ロビーでコーヒーを頂いて、中を散策すると、
パソコンコーナーやライブラリーもあり、楽しめました。
お庭を散歩しましたが、どの木も、
良く手入れをされていて、とても気持ち良かったです。
その後、箱根ラリック美術館に行きました。
今回のお目当ては、オリエント急行でケーキセットを頂く事でした。
こちらは、完全予約制なので、
前回来た時は、入れませんでした。
先に、「LE TRAIN」(オリエント急行ケーキセット)の
時間を予約して、逆算して美術館を回り、
隣接のレストランで食事をします。
車内に入る前に、映像を見て、説明を受けます。
どうして、ラリック美術館にオリエント急行が
あるのか不思議でした。
豪華列車「オリエント急行」の車内は、
ラリックが制作した優美なガラスパネルで飾られているのでした。
このオリエント急行は実際に走っていたものですが、
今は、2代目の列車が走っているそうです。
80年前に作られたそうですが、
列車の入り口や窓は小さく、ゆったりした椅子が入りません。
そこで、椅子職人さん達は、
車内で1つ1つの椅子を作り上げたそうです。
80年たっても、傷みもなく、綺麗です。
クッションには、藁が使われているそうで、
寄りかかると、ギシ~と何ともいえない音がしました。
(ハイジの気分?)
この列車は、食堂車ではなく、サロンカーといって、
ここでお酒やリキュールなどを楽しんだ所だそうです。
この大きい列車を引っ張って、
乙女峠を越えてきたのは、大変だった事でしょう。
ポーラ美術館では、
「レオナール・フジタ」私のパリ、私のアトリエをやっていました。
藤田嗣治の展示会は、以前にも京都で見た事がありますが、
今回の展覧会で、藤田嗣治の「乳白色の肌」や、
面相筆を使った細い線で描く絵の優美な美しさに
心を奪われました。
前回程の混雑がなかったので、
ゆっくり回れたせいもあると思います。
その後、常設館で、モネ、ゴッホ、ピカソ、ルノワール、
マティス、セザンヌ、シャガール、モディリアーニや、
東山魁夷、岸田劉生、黒田清輝などを見て、帰りました。
今回は、仙郷楼と2つの美術館を楽しんだ箱根でした。
Kさん、素敵な所をご紹介下さり、有難うございました。
楽しく、のんびりできた2日間でした。