いつかどこかで♪

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ありがとうの詩

2012-06-06 17:24:00 | 


友人が、本を届けてくれた。
私にではなく、別の人に渡すよう頼まれた本だった。
その本は、ビニールの透明な袋に入っていたが、
私には、一目で、私が待っていた本だと直感した。
中を開くまでもなく、「私も注文したいので、お願い!」と頼んだ。

3・11で被災された方々が、被災地に届けられた
支援物資や、義援金や、心温まるメッセージに対する
感謝の気持ちを言葉に込めた「ありがとうの詩」だった。

新聞社の呼びかけに応じた460編の中から、
50編が選ばれて載せられていた。

詩と共に、作者のプロフィールと作品エピソードも載っている。
1ページ読んだだけで、涙が溢れてきた。

http://www.kahoku.co.jp/arigato/



11歳の受賞者の作品エピソードの一部です。

「しん災の後、学校に通えるようになると、毎日のように支援物資を持って帰りました。
お母さんは、「感謝だね、ありがとうだね」と言っていましたが、
僕はきちんと感謝の気持ちを言えていなかった気がしました。

・・・帰って来ないおじいちゃんを、2ヶ月たったとき見つけてくれたのは、
遠くから応援に来てくれたけいさつの人でした。涙がいっぱい出ましたが、
きちんとお別れする事ができました。この詩を書く事で、今は元気に通っていること、
名前もわからないけれど、応援してくださった人達に伝えたい、
たくさんの「ありがとう」を書きました。」

このお子さんだけでなく、感謝の言葉を書いた事で、
一歩前向きに生きていけるのではないか、
この本が売れる事で、自分たちの気持ちが、多くの人に伝わり、
自分たちで復興の一部を担っている気持ちが、
より強く、前向きになるのではないかと思いました。
私も、沢山の涙と元気を頂きました。

午後は、仲間とのカラオケでしたが、
何故か石川啄木を思い出し、「初恋」を歌ってみました。

http://www.youtube.com/watch?v=nyvxo-qpIN0&feature=fvwp&NR=1




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (文次郎)
2012-06-06 20:35:48
「ありがとうの詩」の一部作品を拝読し、きっと、今まで忘れかけているもう一人の自分と向き合うことができるような気がします。真の幸せとは何かを自問自答し、これからの糧にしていきたいと思います。こんな機会をくださった事に感謝しております。ありがとうございました。
返信する
Unknown (木の実)
2012-06-06 23:36:02
文次郎さん{ルンルン}
1冊の本で、これだけの元気を頂けるなんて、
感謝の気持ちと、言葉の持つ力は、凄いと改めて感じました。
1ページで泣けてしまいます。
作者の心に寄り添っている自分を感じます。
この本を手元に置くことで、自分も何かしなければと
元気をもらえるし、書いた方々も、自分達の発信した本が、
伝わっていく喜びを感じられると思います。
一人でも多くの方に読んで頂きたいと思います。
この本の出会いに感謝しています。
返信する
Unknown (権兵衛)
2012-06-07 16:19:35
私も「ありがとうの詩」の購入方お願いしました。

鮫島さんの日本語の歌曲は良いですネ。そして御夫君のヘルムート・ドイッチェ氏ノ伴奏が本当に素晴らしい。

札幌にいた時、鮫島さんとドイッチェ氏が駆け出しの頃のヨナス・カウフマンを連れてドイツ歌曲の演奏会に来ました。カウフマンはシューマンの歌曲を歌ったように覚えています。
鮫島さんがアンコールで”花の街”を歌いましたが、伴奏ともに素晴らしく、帰路直ちにレコード店によってCDを買いました。
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Unknown (木の実)
2012-06-07 21:00:17
権兵衛さん{ルンルン}
ドイッチェ氏の伴奏は、愛情細やかで素晴らしいですね。{花束}
鮫島さんとカウフマンの生舞台を札幌で聴かれたのですか~!
ゴージャスな顔合わせでしたね。
いつか鮫島さんのコンサートに行ってみたいです。{ラブ}
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