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舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

手のマッサージのように

2011-02-26 17:21:59 | ワークショップ


立っている自分のバランスを感じる。
手を押す指のように、床を押す自分の足。

ゆったりと押す力を感じる事で、
自分の内側も、ゆったり引き伸ばせないものか。
左右に、
前後に、
斜めにも。


人の流れに手伝ってもらって。
内を引き伸ばしながら、床の手の平を押しながら、
ゆったりと移動。
流れを受けて歩く。


壁や柱を、手の縁や骨だと思って。
改札前の空間全体が手の平だとすると、柱から柱へは、骨から骨、骨から筋へ。のようなもの。
こっちの骨から、そっちの筋へ。
しっかり目的地をもって歩くマッサージ。



この2つの作業を同時に組み合わせる。



筋から筋へと、
一直線にではなく、
いまある流れに合わせながら、
ゆるやかに蛇行しながら進む。

(あるいは、流れに任せて進む事で次の目的地を見つけたり。
と、これは、また今後のワークで。)



目的地点は交代で決めてリーダーとなって、皆でミステリーツアー。

しかし常に意識したかったのは、
流れて移動していく中での、自分の身体の変化。
人の流れによる圧力のみならず、
音の変化、
外に出ると寒かったり、
どこからか風が吹いてきたり、
食べ物のにおいがしたり、
物々のいろんな色に囲まれたり。

手の平から始まって、いろんなところをマッサージしているうちに、
マッサージしている自分の変化を豊かにとらえる。


いずれはマッサージされている街が、変化していく。

なんて事を夢見ながら。



2011年2月24日
ワークショップ参加者3名。
品川にて。
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