舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

今日から、釜ケ崎越冬闘争開始

2012-12-28 22:58:03 | 舞踊の営み
「越冬闘争」と言われても、なんのことやら。

冬を越すのに闘わなければならないなんて、大げさな。

と、
思ってしまいますが、

僕のアジトのある、大阪・西成区では真剣な問題なのです。


闘いの目的は、
「一人の餓死・凍死者を出さない」ためであり、
その向かう先は、
「老いも若きも安心して働き生活できる」状態。
つまりは、西成区の通称・釜ヶ崎では、それさえも危うい状態。

さて釜ヶ崎だから、なにやら治安が良くなくて貧乏でみんな野宿しているから「餓死・凍死」と闘わなければならないのか。
こんな活動をしているのは釜ヶ崎(と東京の三谷?)くらいなものかもしれません。


なぜ釜ヶ崎なのか?
ここには日本全土に広がる派遣労働者の実情があります。
日本各地の建築・土木の現場に大いなる労働力を提供してきたのが釜ヶ崎の人々です。ここから皆、バスで「現場」へと移動して働き、終わればまた次の職を求めて釜ヶ崎へと戻ってくる。

そんな歴史のある土地。
いま、道路を使いでビルで過ごし、快適に暮らしている我々の身の回りほとんどすべてに、釜ヶ崎の人々の労働の跡があります。

それが、
経済の不況・高齢化・若年者の中でも失業ー野宿の連鎖、がおきており、
生活保護の締めつけや、ホームレスへの襲撃・虐待などでさらに危機的状況を増してきています。

つまりは、
日本社会の問題がここに顕われている。
身近にあるはずなのに見えなくなっている事柄が、釜ヶ崎では平然と露わになっているのです。

釜ヶ崎の出来事は、自分のいま住んでいるこの社会と繋がっている、と僕は実感しています。


今日、12月28日から「闘争」が始まります。
「一人の餓死・凍死者を出さない」という大袈裟な闘争は、
釜ヶ崎では現実です。
本当に誰も死んで欲しくはない。
その思いは「安心して働き生活できる社会」を創り出していこうとする動きへと繋がります。


リンクの最後に、援助や支援の宛先を付記しています。
もし、お手元に余裕のある方は、ご協力いただけると幸いです。


「釜ヶ崎越冬闘争」概要
http://chienokoyashi2.tumblr.com/post/38952048313/43-2012-12-28-2013-1-7



今日から始まった「釜ヶ崎越冬闘争」は、来年1月7日まで続きます。
年末年始は公共の休日でもあるので、公けの受け入れ先(宿泊施設やシェルターなど)が一斉に閉じてしまい、多くの人々が路頭に迷う事になります。

どう生き抜くか、まさに闘いの年越しなのです。
この紹介を、少しでも身近に受け止めていただけると、嬉しく思います。
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中島は、みかん最盛!

2012-12-28 16:02:56 | 舞踊の営み
愛媛は松山の離島・中島に来ています。

島はみかんの出荷最盛期。
僕は「農業と音楽」という団体に参加して、みかんの収穫・出荷を手伝っています。


みかん。

という響きだけで、可愛らしくて、お茶目だなぁ。


今日は雨で、収穫は中止ですが、
出荷はひっきりなし。待っててくれません。
明日まで手伝います。



そうして、今日は、
東京・両国では、ケイタケイさんのソロ公演です。
シアターΧでの恒例の踊り納めです。


ケイタケイ・ソロ・ダンス
LIGHT, Part 37「待つ女...。」

http://movingearth1969.tumblr.com/post/38576138909/light-part-37

ムービング・アースのメンバーもサポートに向かってます。

よい会となりますように。
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第2回の意見陳述より

2012-12-07 10:39:59 | 舞踊の営み
「原告になりました。」

原発差し止め訴訟日記:010


本日、2012年12月7日は第3回目の裁判・意見陳述。
それにさきがけて、
フェイスブックに掲載した、前回・第2回目の意見陳述からのレポートを転載します。

感動的な内容。
さて、本日はどんな展開になりますやら。

以下に転載~。



九州玄海原発訴訟の「ここがすごい!」


レポート002


去る9月21日に行われた、玄海原発訴訟第二回公判。
原告側からは5名の方々の意見陳述も行われました。

「原子力発電」が、いかにとんでもない被害をもたらすか。

を、お一方10分くらいずつ。
プリントすると、用紙4枚分くらいの文章を読み上げます。

そのどれもが、
各人の立場からの感動的な文章なのです。


・地域循環型農業を唐津市で営んでいる、麻生茂幸さん。
・佐賀在住の内科医、満岡聡さん。
・福島県いわき市から家族で避難された牧師の、金本友孝さん。
・郡山市に在住のフリーライター、人見やよいさん。
・今回の弁護団共同代表の、板井優さん。

の、5名の方々。


意見陳述というと堅苦しい響きですが、
ごく自然な言葉で、皆さん思いを語る胸をうつ内容。

特に、
人見やよいさんの意見陳述の後には、法廷では思わず拍手がわき上がったそうです。

法廷での拍手は禁止。
即刻、注意か退場を言い渡されるところが、
裁判官からの制止は、なかった、との事。


すごいっ!


普通、法廷ではあり得ない事なのだそうです。

人見やよいさんの意見陳述全文を、クリップしておきます。


人見やよいさんの意見陳述
http://no-genpatsu.main.jp/download/iken-hitomi.pdf

他の方々の意見陳述も、
原告団サイトから「資料」の中でご覧いただけます。

「原発なくそう!九州玄海訴訟」
http://no-genpatsu.main.jp/index.html



原告団への参加も募集してます。
九州在住でなくても、「原子力発電に危険を感じている」ということだけで、それゆえに、原告である条件は満たしています。

第三回の意見陳述は12月7日。
ぜひご注目下さい。
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大阪・なんばでワーク

2012-12-04 11:56:10 | ワークショップ


人混みの中で、自由になる。
そこにむけての、はじめの一歩。

風、音、さむさあたたかさ、あかり、人の声、、、
そんなさまざまの中から、
人の流れ。だけをとらえる。


流れに合わせて歩く。


目の前の集中と、広い遠い視点と、
さて、
これから世界の秘密をつかみに行くか。



2012年12月1日
大阪・なんば駅にて
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