舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

昼は農、夜はジャムセッション

2014-04-24 22:26:54 | 無事に終えました
アースデイを終えて、みかん・柑橘の出荷もひと段落。

そんな中、
我らが「農音」の代表・田中佑樹くんの取材記事がアップされました。

この「農音」が、どんな経緯で成り立ったのかが端的に紹介されています。
この一年あまりの中でも数々の取材を受けきた「農音」、こちらはがむしゃらにやってるだけなので、何がそんなに人を惹きつけるのか。
(*^◯^*)
あらためて考えないけど、なんらかの希望を抱いていて(僕ら自身がそうであるように)、その実現可能性を秘めてるのは、なんだか確かなように思います。

「オルタナS」の記事は、こちら。
http://alternas.jp/work/ethical_work/51843



あ、それとっ、
先日19日に、松山市三津浜にて、農音バンドのライブ演奏ありました。
♪(v^_^)v
僕は、パーカッションとダンスで出演。

その様子を、
松山市の名物名所を紹介してくれてる「里山里海グルメ発見伝」という団体が、Facebookにてレポートしてくれました。

短い動画ですが、
僕も映ってますよ~♪

三津浜の「しまフェスタ」での農音バンドの演奏っ!
https://www.facebook.com/photo.php?v=692692144103039




うっかりしてると、どんどん有名になっちゃうんやなぁ。

そんな春の過ごしやすい季節。
ほんに幸せ。
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「吉原の起源」ふりかえり

2014-04-15 09:31:33 | 無事に終えました


先週の公演。
「吉原の起源」
その本番中の写真が届きました。

何枚かを、ご紹介~。
( ´ ▽ ` )ノ
あと、終えて一週間目の僕の「振り返り」。これは、この企画のためのFacebookメッセージグループに投稿したものですが。
おまけに掲載~~。


『吉原の起源』
2014年
4月5日(土)6日(日) 11時~13時 14時~16時 17時~19時

ダンスと朗読を吉原神社に奉納します。みなさまも是非いっしょに朗読にご参加ください。

***

作 
岸井大輔

出演 
立ち寄った皆さん

ダンス
木室陽一 外山晴菜 大歳芽里 カワムラアツノリ 大川原修平 さいとうなるみ

キャスト 
澄井葵 やまぎわあかる うしお 金藤みなみ やつだひろみ 坂田尚(6.5/w)


4月5日 11:00~の回
さいとうなるみ、木室陽一

撮影:大歳芽里


4月5日 17:00~の回
外山晴菜、木室陽一

撮影:なかはしかずや


4月6日 17:00~の回

撮影:梅澤妃美



***

「吉原の起源」一週間目の振り返り
(Facebookグループのメッセージより。)


久しぶりに、
しかも、ダンスは全て初顔合わせの方々との即興。
(=゜ω゜)ノ
一週間経って、ようやく振り返ってみる余裕が生まれました。

濃密な2日間。
岸井くんをはじめ、みなさま方々に感謝~!

なんといっても「奉納」という在り方が、僕にとってはとても心地よい環境でした。
だって、お客さんのコトを気にしなくてよい。ひたすら踊りに集中する事が許されている、ていう時間だったんよね。

こちらが、捧げ続ければ、何が起こってもよい。
でもって、
起こってる事から、次に捧げるべき道筋・時間が見えてくる。
ていう循環が、僕の古いものも新しいものも、全部いろいろひっくるめて顕にしてくれて。
おかげで、2日間終わって、心身の隅々までホコリ落としをしてもらった気分でした。

楽しかったわぁ~
またひとくくり時間を置いて、こんな機会を持ちたいです。

なによりも、触れた人々の、
温度やら、
硬さ柔らかさやら、
においやら、
湿度やら、
味やら、
噛みごたえやら(どーも失礼をば)、

あと、そっから、
物事が生まれてくる土の感覚やら、
なにかやってくる、風みたいなものやら、
通りの外の喧騒からの導きやら、

そうした中での、物語「吉原御免状」が伝えてくれるヒントが、いまここに居る事を、なんてゆーか確かなものにしてくれてる。みたいに思えてきて。
読み終えた後の帰り道は、吉原の土地をすっごく「知ってる」気分になりましたね~
(物語の吉原は、ここには何処にもないのにね)
物語の持つチカラに身を預けて頼もしく思いました。

んでも、
実際の吉原の町から受けた印象は、
あのご馳走になったお蕎麦屋さんの美味しさだったり、
ふくカフェのパンケーキのふぁふぁだったり、
現実ってむつかしいなあ~
失われた吉原は、やっぱり失われてるんやな。

生まれた素晴らしい時間は何度もあったけど、
それが、なにか現実の変化を産んだのかは、まだ僕にはわからないです。

東京に居続けるリスク。なんて事が、3年経ってもやっぱりピンときてないんよね。
それでも、
あの神社に居合わせたみんなと、そして、それを実現してくれた皆さまとの、関わりやら、
触れ合いやら、
ふるまいやら、
えっと繰り返しになるけど、
温度やら、
硬さや、柔らかさやら、
かおりやら、
気配やら、
動きの交わりやらは、
確かに生きてることそのものだったから。
あらためて自分のこやしとなりました。

素晴らしい2日間でした。
ありがとうございます。

木室陽一
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新芽出てます

2014-04-15 03:10:31 | みかんの畑


南柑20号。
(=゜ω゜)ノ
お~、なんてストイックな品種名。

今年も無農薬で栽培出来るのでしょうかっ。
まわりの農家さんとの関わりと、
その無農薬の結果の、
(いわゆる)害虫やら疫病やらとのお付き合いと。

すでに虫食いのある葉っぱに囲まれて、
新芽。
出てます。


今年は「ウラ年」。
豊作だった先のみかんシーズンに対して、8ヶ月後のこの「南柑20号」の収穫量は、ぐっ、っと落ち込むのが自然の摂理なのだそうです。

そのために、
人は、あらゆる手立てと工夫で、収量低下を防ごうとしているのですが。
さぁて、
樹にまかせるか、
手懐けるのか、
どうする?
(*^^*)
ふふふ、楽しみです。
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舞踊家としての農業

2014-04-12 01:08:53 | 舞踊の営み
余分な枯れ枝は、木の負担になるし、実が傷つく原因にもなるので、
はじめは、ハサミで切り落としていました。

けれど、
ふと、気付いて、
手で払えば、ポキリと折れる。
それで充分。

わざわざ、ハサミで、チョキンとやらなくても、
ポキリと折れた所までが不必要な場所で、木に刃物を入れる事はないのかも。

もちろん、虫にヤラレた大きな枝は、ノコギリでギコギコ落としますが、
それも、あるイミ野蛮な行いであって、
全ては素手でやるべきなのでは?



素手でやる作業。

直に樹に触って、
ツタも素手で引っ張って、
古枝も手でポキリと折れるところまでで、
触れて、触って、時にはトゲが刺さりながらも、じかに接して作業する。

それが、
この一年で、畑に受け入れてもらえるようになった一番の理由のような気がします。

なんで、そんなコト思いつくの?
て言われると、
それは、
「僕が舞踊家である」がゆえのこと。

舞踊によって、空気を知り、
舞踊によって、風には勝てないことを知り、
舞踊によって、人との暖かみを知り、
舞踊によって、その暖かみが人のいない所にもあることを知り、
舞踊によって、戸惑いが動きを産むことを知り、
舞踊によって、動きがうまれるには、戸惑いを許すほど素直でなければならないことを知り、
舞踊によって、じっとして居ることを知り、
舞踊によって、導かれることを知り。

手間がかかっても。
トゲで傷ついても。
やっぱり素手で畑の作業をすると、
畑から得られる知恵がとても大きいと感じられます。

さて、
これが、感じられるけれど、
なかなか教えてあげられない感覚なので、
ちゃんとした農法には、ならないかもですが、
「ようさんの舞踊家農法」は、確実に存在する。


と、今日は確信しました。
よい一日でありんした。

ワイルドレモンの畑にて。

コメント (2)
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岐阜の無農薬畑に行ってきました~

2014-04-10 23:34:00 | 舞踊の営み
「しぜんさいばい」
と、置かれた石の文字が読めるかしら。

岐阜県大垣市近くにある、
すなっちさん(元ダムタイプのダンサーさんっ!)が手がけている、自然栽培の畑です!




先の東京~博多との移動の合間、
とても重要な土地に立ち寄りました。

東京での演劇仲間、
南早希さんと、彼女の旦那さま南景太くん。
彼らは福島での原子力発電所の事故の直後、関東の放射性物質汚染をいち早く察知して、
この、岐阜の土地へと家族ぐるみで移動しました。

まぁ、岐阜ですって。
(*^^*)
僕には地図上の位置さえままならなかったさっ!

けれど、
その彼らが、無農薬の野菜を作っている、と聞いて「これは見てみなきゃ」と
初めて訪ねてみました。

そして、まず案内されたのが、先のすなっちさんの畑。
岐阜はとにかく、水がよい。のだそうです。
(^◇^;) うらやましい
恵まれた水の環境の中で作る野菜。



そして、さらにもう一ヶ所。
大垣市からさらに北上した谷汲という里山にある畑。
こちらは、多田さんという方の自然栽培・有機農法を取り混ぜての野菜達。

白菜の花を食べさせていただけたり(珍しいっ!)、紅菜苔(こうさいたい)やら、スナップエンドウをつまんだりっ。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ごくごく当然な無農薬の畑の様子を、美味しさと共に、堪能してきました~




てらいなく、土とちゃんと暮らしてる。

岐阜ならば、
関東に野菜を送る場合に(中島よりも)断然近いから、コストも安いし鮮度も保てるし。

その意味でも、重要な土地なんだと、改めて思いました。
それに、
古来の日本の歴史においても、なんだかパワースポットな気配があるし、
なによりも、
いまの僕らにとっての食の安全を大事にする、
そんな仲間がいる土地だし。

励まされますっ。
ありがとぅね~(^O^)/
これからも、どうぞ、よろしくね~!
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