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FZXな日々

YAMAHA FZX750を 旅の友として 気ままなツーリングの記録

番外編 ~ウィークエンド・マーケット

2016年09月05日 | 海外の旅

旅の楽しみの一つにショッピングがあるという。しかし私自身は、日本にいる時も、わざわざショッピングに行くこともないし、必要なものはネットで注文するし、免税品店に並んでいるようなものは買ったことがないし、旅行に行ったからといってショッピングはあまりしたことがない。

ガイドブックを見るとどの国にも大きいマーケットが紹介されている。バンコクにも2つの大きな市場が載っていた。その1つはチャトウ・チャック市場。土曜日と日曜日にだけ営業するので、ウィークエンド・マーケットというらしい。娘が是非行ってみたいというので付き合って出かけた。

BTS(スカイトレイン)でモーチット駅へ行き、人の流れに沿ってついて行くとアメ横を100個ぐらい集めたような市場があった。店の数は1万店というから、スゴイ!市場の入口の通りにはバス停があり、大勢の人を乗せたバスが次々とやってくる。バス停には札を持った人が立っていて、大声で何か叫んでいる。

かと思うと、踊りを踊ってお金を集めている少女や楽器を弾いている少年もいる。募金箱が置いてあり、その横には「スカラシップ」と書いてあるから学校に行く寄付を集めているのか。

その横には、どう見ても乞食としか見えない汚れた服を着た婦人が乳飲み子を抱いてじっと座っている。その前にも空き缶が置かれている。その前を何百人という人々が無関心に通り過ぎていく。タイは豊かな国だと思うが、貧富の差も日本とは比べ物にならない。

 

モーチット駅とバス停

仏像屋(お土産ではなさそう、骨董品屋かも)

衣服を扱う店も多い

果物をうる屋台には大勢の客が。1口大に切って売っている。

ココナツジュース売り。

食堂はどこも満員だった。

アイスキャンデー屋。その場でシロップ液を凍らせているようだ。1本5B(15円)

子供服屋。絵柄は象をあしらったものが多い。

マグネット屋。デザインを見ると、特に観光土産というわけでもなさそう。

お菓子屋。日本のプリッツが意外に人気らしい。カルビーのかっぱえびせんもある。

やはり子供服屋。こちらはトロピカル。

孫にお土産のTシャツを買う。2枚で330B。約1000円。

客は観光客というより地元の人の方が多そう。

腕に模様を描いてもらっている。タトゥーの1種なのか。娘に聞くと2週間ぐらいで消えるのもあるそうだ。

市場は30のブロックにわけられ、それぞれのブロックは同業者が集まっている。地図を入口でくれるのでだいたいお目当てのモノを探せるが、一度通り過ぎると同じ店には2度と行けないそうだ。

娘はお土産用のスナック菓子をまとめ買いした。私も記念に何か買おうかと思ったが、モノの善し悪しと相場がわからないのでやめた。

市場独特の喧騒と暑さで、1時間歩くと汗だくでクタクタになった。

もうひとつの有名な市場が「アジアティック・リバーフロント(ナイトマーケット)」だ。ここは夜5時頃から開いているというので、ウィークエンドマーケットを見たあと、食事をしてから行ってみた。

一度トゥクトゥクというタイ名物の三輪車に乗ってみたいというと、娘が若いドライバーと交渉してくれた。行き先を告げ、いくらで行くかと聞くと、200Bと言ってきた。

タクシーの初乗りが35Bだからふっかけている。娘が「100Bなら乗る。」というと、「3人だから150Bにしてくれ。」というので、150Bで手を打ったようだ。

客が乗る後席は、ドアも窓もなく、あるのはシートと手すりだけ。狭いシートに3人で乗り、振り落とされないようしっかりと手すりを掴むと、出発した。さいわい道路が空いていたので、風を切って走る。スピード感は満点。

一昔前の360ccの軽自動車の感覚。トゥクトゥクというのは、エンジンの音のことらしいが、日本でもバタバタという乗り物があった。この「バタバタ」もエンジンの音のことだった。

15分くらい走って、ナイトマーケットについた。

チャオプラヤー川に面したウォーターフロントだ。ウィークエンドマーケットより、観光客の姿が目に付く。

娘がスマホケースを買いたいというので、付き合う。間に液体が入っていて波のように動くケースが気に入ったようだ。200Bくらい。

 

メリーゴーラウンドや観覧車もあって、カップルや子供連れも多い。

女房は服が買いたいというので、いろいろ見て歩く。はじめはついて回ったが、そのうち飽きたので、ジューススタンドに行き、ココナツジュースを飲んで、待つ事にする。フレッシュジュースが65B。屋台よりは衛生的に良さそう。

女房は買い物を終え、疲れたので、ホテルに戻りたいというので、夕食をどこかで食べようというと、お腹がすいていないので、お二人でどうぞという。ホテルに女房を連れて行き、娘と二人でホテルのコンシェルジュに、プー・パッポン・カリーの店を教えてもらい、タクシーを呼ぶ。

プー・パッポン・カリーというのは、カレーパウダーで炒めたカニ肉をふわふわの卵で包んだバンコク名物の料理だ。その発祥の店「ソンブーン・シーフード」に行くよう案内されたのだ。

やはりメニューには日本語でも書かれており、指差しするだけで注文できる。S,M,Lとサイズがあるので、Mを注文した。

入口にはカニがずらりと並んでいる。

出てきた料理は、カニを粉々に砕いてあるので、そのまま食べられる。カリー炒めというが、ちっとも辛くなく、ふわふわの卵とよくあっていて美味しい。これならLでも食べられたね、と娘と話す。

そのほかに2品ほど頼んだが、2人で1400B(約4200円)だった。

まだ時間があるので、マッサージをしていこうということになり、店を選ぶ。娘が口コミサイトで見て、有馬温泉というのがいいという。スマホのグーグルマップに「バンコク 有馬温泉」と打ち込むと、歩いて1kmくらいだとわかったので、グーグルに道案内してもらい、通りを歩く。

歩道の両側には露店が店を連ね、昼間のように明るい。夜はこの一帯は繁華街になるようだ。グーグルの地図は正確で、すぐ目的の有馬温泉が見つかった。

グーグルマップやYahooカーナビは、空港で借りたWifiのおかげで日本と同じように機能する。

有馬温泉

この名前からすると、日本人専門かと思ったが、日本的な名前をつけることがステータスになっているようで、入ってみると外国人もたくさんいた。私は足だけ1時間コース350B(約1000円)を選び、娘は全身コースを選んで、それぞれの場所に案内された。

足コースは、服を着替えてからソファに座らされ、太ももから指先までオイルを塗って念入りにマッサージしてくれた。カタコトの日本語は通じるようで、「横を向け」とか、「足を伸ばせ」とか日本語で指示された。

1時間後、受付に戻ると娘もちょうど終わったところで、「ああ、楽になった」、と満足そうだった。私は、もう少し強いのを期待していたが、それほどでもなかった。

ホテルにはまたタクシーで帰ったが、夜12時だというのに、気温は30度を超えており、夜が更けたという感じはしなかったが、湿度はそれほどでもなく、日本の熱帯夜のような蒸し暑さはなかった。



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