
タイ旅行で、タイの珍しい食べ物を腹いっぱい食べてみたいと思っていたが、実際に街角で屋台を目にすると、ちょっと尻込みしてしまう衛生状態だった。フルーツなどは氷の入ったガラスケースに入れられており、一見すると新鮮そのものなのだが、この氷が曲者なのだ。
ベトナムを旅行した時もそうだったが、ガイドブックには「決して生水を口にしてはいけない」と書いてあったが、氷は気を許してしまいがちである。コーラやジュースを注文すると、氷の入ったコップと冷えてない缶入り飲料が出される。
氷の入ったコップに注いで飲むわけだが、この氷は生水を凍らせたものが多いので、生水を飲んでいるのと変わらない。ビールでさえ、缶は冷やされていないので、氷の入ったコップに入れて飲むのだ。
仕方なく、「No ice!」と注文して生ぬるい飲み物を何度も飲んだ。生水を安心して飲める日本は、大したものだと思う。ミネラル水は有料だが、それほど高くはなく、しかもたいていのホテルでは1日2本ぐらい冷蔵庫に入れてあるので、外出の際には必ずそれを持ち歩くようにした。
そんなタイでも、ほぼ屋台と同じ味が衛生的に味わえる場所が、デパートにあるフードコートだという。日本ではフードコートというと、ちょっと価格は高めで、味は本来の味よりちょっと落ちるという印象があるが、ガイドブックによるとタイではそうでもないらしい。
私たちが行ったのは、BTS(スカイトレイン)アソーク駅と直結しているターミナル21というショッピング・モールだ。空港ターミナルをコンセプトにしており、フロアごとに内装が各都市をイメージしたものになっている。
Bフロアは花屋、LGフロアは駐車場、Gフロアは「ローマ」、Mフロアは地下鉄スクンビット駅に通じており「パリ」、1st階は「東京」、2nd階は「ロンドン」、3rd階は「イスタンブール」、4th階は「サンフランシスコ」、5th階がピア21というフードコート、6th階が「ハリウッド」で映画館というわけだ。
タイの階の数え方も日本とは異なり、Gフロアというのが日本で言う1階にあたる。したがって、1stフロアというのが2階だったりするのだ。
で、東京の階に行くといきなり吉野家があったりする。
日本食レストラン「富士」には、他店には見られないメニューサンプルが陳列されている。他店は写真のみが多い。
「嬉嬉としてしあわせ」??何となく雰囲気は伝わるが。
これはカタカナではなくアルファベットなのだ。読めますか?「ナロKソロ」というのは「tokyo」、「ヲカロヤヤ土カウ」は「shopping」、「ヲナRモモナ」というのは「street」つまり「東京ショッピングストリート」なのだ。
これは、日本人だけが読めないらしく、欧米人はちゃんと読めるらしい。ちなみにパンフレットは下のようになっている。
吹き出しの中は「UPDATE TREND HERE」と書かれている。「レムワエモち」って何のことかと思ったら、「LADIES」なのである。日本語(カタカナ)に違いない、と思うから脳がパニくるらしい(笑)。
さて、5th階のピア21というフードコートでは、まず受付で自分の使いたい額をカードにチャージしてもらい、そのカードを各売り場に出して食べ物を受け取る仕組みになっている。
受付
各店では写真を見て、番号を言うと1食ずつ調理してくれる。まさに屋台と同じ。タイの人は、「××を抜いて」、とか「△△を入れて」とか、細かく注文しているようで、写真と同じものは出てこない。
調味料も自分で選んで味をつけているようだ。私はどれをかけたら良いのか、聞いてもわからなかった。
1食30~40B(100~150円)のものが多く、料金も屋台と同じ感じ。
ご飯を混ぜて食べるものらしい。娘に何という料理?と聞くと「ガパオ・ライス」と答えた。
私は魚の天ぷらが入ったタイ風焼きそばを注文した。50Bだったが、フライドチキンが美味しそうだったのでいくらか聞いてみると、1本30Bだった。しめて80B(約240円)。
私達が泊まったホテルについても書いておこう。ペニンシュラ・ホテルはバンコクでも歴史の古いホテルとかで、1泊(1室)が8000B(約24000円)と高額だった。でも3人なので一人あたりにすると約8000円と東京ならビジネスホテル並みの値段だ。
最寄駅はBTSのサファン・タクシン駅であるが、駅横にあるサトーン船着場の係員にペニンシュラと告げると、無線で連絡してくれ、すぐ対岸から専用船が迎えに来てくれ、とてもリッチな気分が味わえる。
部屋に入って驚いたのは、その広さと装備の豪華さだ。
ホテル外観
全室リバービュー
ウェルカムフルーツは、梨とみかんとラムヤイ(ロンガン。ライチに似た味)。
ミニ・バーも付いている。
荷物室は別
シャワー室と2面の洗面台があるバスルーム。テレビも見られる浴槽。
枕元にあるコントロールパネルは、電動カーテンからエアコン、TVのチャンネルやボリュームと盛りだくさん。
朝食は1階のリバーサイド・レストランで食べるのだが、これまた豪華で、ゼッタイこのホテル代は元が取れる(コスパ最高!)と思った。
リバーサイドテラス
空調の効いたレストラン
パンコーナー
蜂蜜はディスプレイも凝っている。
サラダコーナー
チーズコーナー
麺コーナーでは、麺の種類やトッピングを選んで注文できる
タイ麺
ハムや肉コーナー
果物コーナーではマンゴーが食べ放題だったので、一生分食べてきた(笑)。
マンゴーコーナー
ホテルにはジムやスイミングプールもあり、宿泊客は無料で利用できた。
プール
奥様、むすめさんと楽しいタイ旅行だった
ようですね。
私は辛い食べ物は大丈夫なこと、インドネ
シアに行ったときわかりましたので、東南
アジアは大丈夫です。
しかし、ビールやその他、細かいところは
やっぱり日本製ですよね。
海外ではショッピングモールに行くことが
多くなり、日本のように簡単に路地に入る
ことはできないでしょうけど、気分転換に
は最高だと思います。
今年は、1人で海外旅行を企てたのですが
2人で行くのと変わらない値段になり挫折
しました。かみさんはテコでも動かない
(笑)
東南アジアの旅は、楽しいですが、まだまだ言葉の壁があり、娘なくしては行けません。
一人旅にも憧れますが、ツアーになると料金が馬鹿みたいに高いですよね。我が家でも女房は旅に全く関心を示してくれません。
大学時代からの友人を誘ってみるのですが、こちらも旅は嫌いとのことで、女子旅のようなワイワイ楽しい旅は出来そうもありません。
娘もそのうち、親父と行くより、彼氏と行くに違いありません。今度バイクではなくどこかご一緒しましょうか(笑)。
ベニンシェラホテルと聞いて素晴らしいところにお泊まりだと思ったのですが思った以上に安く泊まれるのですね。
有名なのは香港ベニンシェラホテルですが上級顧客はロールス・ロイスでお出迎え、また、アフタヌーンティーは純銀製のスプーンで紅茶を飲ませてくれることで有名です。
一昨年出かけたカナダのホテルはフェアモントで高級ホテルで有名ですが、部屋は確かに立派でしたが、まあ寝るだけですから次回はランクを落としてもよいと思っています。
我が家は夫婦そろって旅好きなので、東京・東北・北海道と一緒に旅しています。
夫唱婦随、あるいは婦唱夫随でしょうか(笑)、羨ましいですね。宿泊料は、まあいろんなランクがあるのでしょうけど、割安だと思いました。
娘に1泊目のセントラル・ホテルで十分だといったのですが、ぜひ泊まらせたいと言って予約してくれました。確かに寝るだけだと、あまり高い宿泊料はもったいない気がしますが、付加価値が高いのでペニンシュラはお薦めです。
毎年のご夫婦でのご旅行、行き先はどうやって決めるのですか?バンコクも候補地の一つとしてぜひ!
お勧めのバンコクは旅先リストに載せることにします。
とりあえず二人が元気なうちに遠いところから行こうと夫婦で決めているので、1.英国 湖水地方、2.ニュージーランド 北島、3.スイスの氷河特急の乗車、4.NY スミソニアン博物館と決めています。
毎年は無理なので隔年と考えています。
行先は私の趣味が最優先されますので妻は黙ってついてきてくれます。ありがたいことです。
昨日映画「ハドソン川の奇跡」を観てきました。監督がクリント・イーストウッドなので社会派のよい映画でした。ヒーローものではなく機長の葛藤を描き、機械より人間の判断が正しいこともあるというものでした。お勧めです。
「ハドソン川の奇跡」は飛行機オタクには外せない映画ですね。私も公開日に観に行ってきました。
バードストライクは本当に怖いですね。ニューヨークにあんなに空港がたくさんあるとは知りませんでしたが、あれが海だったら救助に時間がかかり、助かりませんでしたね。やはり奇跡と言うしかありません。事実を淡々と描いていて、面白さというか、娯楽性には欠けますがね。