一歩前へ

秋草誠のブログ
困ることは考えない!
いいことばっかり考えよう!!
だから一歩前へ

過去FMICS裏巻頭1

2013-12-11 16:38:10 | FMICS

平成19年8月8日にFMICS裏巻頭のために書いたものです。赤字は加筆しました。

今、読んでもなんとなく状況が変わっていないので

載せることにしました。

先日、中学校訪問をしたときに、進路指導主任から、とても興味のある話が聞けた。

それは、最近の中学生は失敗を恐れて体育祭や文化祭等、その他「何に」対しても興味を示さない、動こうとしないという。どうやら最近の子ども達は、小学校のときから同級生や先生から失敗を指摘されて「心も身体」も動かなくなってしまったらしい。

何かを始めようとすると、失敗を恐れて流れを止める。

クラスの中で失敗を大きな問題のように扱い子ども達と教員がもてあそぶ。(本当ですよ)

こんな環境で育った子ども達が中学に入学してきて、何かを始められるわけがないという話だった。

この話を聞いたとき、ある新聞に載っていた学校に対する保護者の苦情を思い出した。

それは、親が学校に「子どもに掃除をさせるな」「(けんかをした)相手の子どもを転校させろ」といった理不尽な要求が増えてきたという。

なんだか、親も子どもも教員も同じ水槽の中でパクパクと酸素不足になった金魚のように、人のことなどお構いナシ。

自分が生き残るために酸素を確保するのがやっとだというような光景が目に浮かんできた。(苦しいぃうぐぅ・・)

いつのまにか社会全体が変化して、諺にある「教育の道は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実がなる」ということなど通用しない世の中になってしまった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿